かつて講師として英検を指導し、個人的には英検1級を一発取得したJINです。
ひとつ結論をいうと、1級リーディングはしっかりと対策すればそこまで難しくありません
- 語彙問題だけは超絶難しいが対策は簡単
- 文法や構文に不安がある人はおさらい
- スキミングとスキャニングを習得する
筆記試験は才能や経験に依存する面が少ないので、リスニング試験よりも高得点を狙えます。これは長文読解でも同じで、コツを知っていれば誰でも伸ばすことが可能。
効果的な対策方法を知っているのと知らないのでは、テストの結果に大きな差が生まれます
実際私も英語講師になる前はそこまで特化した対策というのは意識していなかったのですが、経験を積むごとにその重要性が身に染みてわかります。
- 実際に英検1級を一発で合格した私が考える対策法や勉強法を知れる
- 具体的なアクションプラン付きだから自分で簡単に実践可能
- なぜ英検1級が難しすぎると言われているのかというトリックを理解できる
まずオススメの参考書や問題集を教えてください
わかりました、とりあえず表にまとめて貼っておきますね
書籍名 | でる順パス単 英検1級 | 英検1級 過去6回全問題集 | 英検1級集中ゼミ | 英検1級 長文読解問題120 | 英検1級語彙・イディオム問題500 | CEFRに基づく英文法 |
オススメ度 | (5.0) | (5.0) | (4.0) | (4.0) | (3.0) | (4.5) |
値段・コスパ | (5.0) | (5.0) | (4.0) | (4.0) | (4.0) | (3.5) |
特徴 | ・定番で間違いない単語帳 ・対策に必須 ・データを基に頻出単語を網羅 | ・実際の過去問6回分収録 ・対策に必須 | ・定番の英検準1級問題集 | ・1級の長文問題に特化した問題集 | ・大問1の語彙問題を徹底的にトレーニングできる問題集 | ・1級を目指す人に最適な文法問題集 ・中身は洋書 |
本記事における主な情報源
作成元・著者 | 題名 |
文部科学省 | 各資格・検定試験とCEFRとの対照表 |
文部科学省 | 大学入試改革における英語資格・検定試験の活用について(関係資料集) |
文部科学省 | 連絡協議会用 試験概要説明 |
公益財団法人 日本英語検定協会 | 1級の試験内容・過去問 |
公益財団法人 日本英語検定協会 | 各級の目安 |
旺文社 | 資格・語学 | 英検 | 1級 |
※上記の文献、調査結果および情報源は筆者である私が英検1級記事を執筆するうえで基礎知識として参考にした文献の一部であり、必ずしも上記文献の内容に沿って執筆した訳ではございません
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英検1級筆記試験がとても難しいと思われている理由
まずはなぜ英検1級がそれほどまでに難しいと思われているかのトリックを解説します。
結論語彙問題の出題単語が難しいから
英検1級がなぜこれほどまでに難しいと考えられるのかという問いの結論が「語彙問題」です。
このセクションで出てくる単語は普段生活していて見ないような単語が多いです。
実際に過去問をネイティブである私の妻に見せた時も「うーんこんな感じの意味かな?正確にはわからない」という単語もちょくちょくありました
語彙問題単体で見た時はそれくらいのレベルです、超難しいです。
ただ、超難しい単語が出てくる語彙問題であっても、頻出単語は毎回わりと共通しています。
つまり単語単体がどんだけ難しかろうが、事前に対策してしまえば大したことない
現に私も英検1級の勉強をはじめる前に過去問を見た時、語彙問題はヤバいな…と思いました、ほぼ当てずっぽうでしかムリと思ったほどです。
しかし、英検1級用の単語帳で対策をしっかり進めた結果本番では語彙問題ほぼ満点でした。
「語彙問題で出てくる語彙は本当に難易度が高い、でもシンプルに攻略できる」というのが本音です
語彙問題以外はそこまで難しくない
- リーディング
- リスニング
- ライティング
- 二次試験:スピーキング
語彙問題以外だと4項目ありますが、リーディング、リスニングのレベルはとくに難しいとは感じません。
語彙問題で出てくる単語にはビックリするかもしれませんが、語彙問題で出てくるような単語がリーディングやリスニングで出てくるかと言ったらまったくそうではなくて、出てくる単語の多くは英検準1級レベルの単語ばかりなのです。
しかし、語彙問題の対策をし切れない人は確実に落ちます
英検1級筆記試験の構成内容
英検1級の筆記試験は4つのパートに分けて構成されています。
下の級である英検準1級とまったく同じ構成ですが、所要時間が10分増えています。
ただし、一般的に言えば、以下のような時間配分が理想的です。
ただし、1級単語を完璧に覚えている方であれば、語彙問題は問答無用ですぐ解けるので、後ろの長文問題やライティング問題に時間を使うなどの調節ができます。
基本的に、語彙問題は知っているか知っていないかの問題なので、ここに時間を使いすぎるのだけはオススメしません
英検1級の問題集や試験内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
英検1級リーディング大問1「語彙問題」の概要・解き方・コツ
まずは最難関ともいえる大問1である「語彙問題」の解き方や問題内容を解説します。
語彙問題が難しいと思われている理由と対策は超簡単でシンプルな理由
先ほども少し触れましたが、まずはなぜ語彙問題がそこまで難しいと思われているのか、そして対策はシンプルでひとつの方法しかないという点を解説します。
極論知っているか知っていないかの問題
英検各級の語彙問題記事を書く際に常にこう言っています
「語彙問題はほとんど知っているか知っていないかの問題」
選択肢4つすべての意味を知っていれば難なく答えられますし、4つ中2つ、3つ知っていれば消去法で解くことができ、その逆にすべて知らない場合はあてずっぽう以外ほぼ不可能
英検1級はこれまでの級と比べても「知っているか知っていないか」という側面が非常に強いです。
出題単語を知っていれば難なく解けますし、知らなければ皆目見当もつかないという状況になります
どれだけ単語レベルが難しくても頻出単語は共通している
最初に「初見で見たら相当難しいレベル」と言いましたが、逆を言えば初見で無ければ非常に簡単に解けます。
いくら英検1級の語彙問題で出題される語彙が難しいと言っても頻出単語は共通しています。
つまり頻出単語をカバーしてしまえばオッケー!
英検1級は一発で合格しましたが、勉強をはじめる前に語彙問題を解いてみた時はまったくわからず愕然としました。
見たことがない単語、予測すらできない単語はたくさんありましたが、本番では25問中24問正解、ほぼ満点が取れました。
理由は簡単で、数カ月かけて英検1級用単語帳の頻出単語を覚えたからです、これ以外の対策法はありません。
英検1級の語彙問題に関しては作業量、覚えた数、努力の積み重ねが点数と必ず比例します
英検1級リーディング語彙問題の出題例
英検1級の語彙問題ではこのようなレベルの問題が出題されます
As the crime rate has increased drastically for the past few years, the authority is trying to ( ) the condition around the area right now.
1: Repudiate 2: Perturb 3: Ameliorate 4: Waylay
ちなみに選択肢は
- 関与を否定する、拒絶する
- 動揺させる、混乱させる
- 改善する
- 待ち伏せする
英検1級をまだ勉強していない人がこのような選択肢を初見で見たら「とてつもないレベルだ」と思うのもおかしくありません。
しかし選択肢の意味さえ知っていれば簡単に解けますよね。
英検1級リーディング語彙問題の対策方法
もはやいうまでもありませんが、語彙問題の対策方法について解説します。
効果があると思う方法で英検1級頻出単語を覚える
英検1級を受けようと考えている多くの人は、過去の経験から自分に合った英単語の覚え方を持っているはずです、そのような方は何も方法を変える必要はありません。
これまで自分に効果があった方法で、英検1級用の単語帳を使って頻出単語をとにかく覚えましょう
英検1級用の単語帳で唯一オススメしたいのはこちらのパス単です。
安心の旺文社英検書です、この1冊で十分で何冊も買う必要は一切ありません。
私はこの単語帳の7割強覚えて本番に挑み、25問中24問の正解率でした
まだ独自の英単語の覚え方を持っていない人向けのオススメ
すでに自分の中で確固たる英単語の覚え方を持っている人はそれを変えずにそのまま自分の得意で好きなやり方で覚えていきましょう。
しかし、まだしっくりくる覚え方を持っていない人にオススメの英単語の覚え方を紹介します。
私がずっと実践してきて累計約15,000単語を覚えた英単語の覚え方は以下の記事で紹介しています、ぜひ参考程度でもいいので見ていってください!
また、さらに科学的に深掘った12のテクニックや考え方や、英単語を忘れてしまう原因を知りたい方は、以下の2記事がオススメです!
英検1級リーディング大問2「長文語句問題」の概要・解き方・コツ
次に英検1級リーディング大問2である「長文語句問題」の解き方や問題内容を解説します。
英検1級リーディングパート2「長文語句問題」の特徴
英検1級では2種類の長文問題に分かれている為、この2つの違いを知ることは非常に大切です。
- 長文語句問題=長文内の空所に適切な文を選ぶ
- 長文読解問題=長文全体の内容に関する質問に対して適切な答えを選ぶ
つまり長文語句問題は文法的にもある程度重点を置いており、長文内容問題はみなさんが良く知る長文読解問題です。
- 長文語句問題=文法的要素がより大きい問題+ピンポイント(段落ごと)での問題
- 長文内容問題=読解的要素がより大きい問題+リーディング全体の内容に関する問題
このような区別もできます。
語句問題では空所の前後関係理解が非常に重要である一方で、内容問題では長文全体の大まかな理解が必要になります。
どちらの方が易しく、どちらの方が難しい、ということでは無く、同じ長文問題でも求められているところが異なるのです
英検1級の長文語句問題で扱われる文章は2種類
英検1級の長文語句問題ではショートストーリーなどの短い文章が2種類用意されており、各長文3問ずつを解きます。
- 単語力
- 熟語力
- 文法力
- 前後関係の理解
以上が主に挙げられます。
直近の英検1級級過去問は、こちらの日本英語検定協会公式HPでPDFにて確認できます。
英検1級リーディングパート2「長文語句問題」の解き方
それでは長文語句問題の解き方を見ていきましょう。
各段落の空所の前後関係をしっかりと読み取る
長文語句問題のもうひとつの特徴として「段落ごとに問題がひとつ振り分けられている」という特徴があります。
つまり空所に合う文を選ぶ問題なので、その段落、さらにいえばその段落にある空所の前後関係さえ分かっていれば解けます。
前後関係が分かっていたらあとは文法含め4つの選択肢の意味が分かっているのかどうかです
長文語句問題では問題の先読みはしなくてもいい
長文読解では常に「問題の先読みをするべき」と言ってきましたが、長文語句問題では先読みの必要性は高くありません。
読解問題とは異なり、長文語句問題では文章全体に対する設問ではなく、段落ごとの空所に適切な文を当てはめる問題だからです。
先に選択肢を見てもあまり効果は無いですし、どちらかというと時間のムダです
一気読みはオススメできない
先ほども言いましたが、英検1級の長文語句問題は各段落に割り振られています。
段落ごとに読んだ流れで解いていくようにしましょう。
たとえば、第1段落に割り振られた問題を解くために文章全体を最後まで読む必要は基本的に無いからです、答えはその段落に隠されていることがほとんど
物語を最初から最後まで一気に読んでから問題に移って、もう一回その段落を読み返していては時間のロスが発生し、効率的ではありません。
1段落目を読んだらすぐにその1段落目に出てくる問題を解いていくようにしましょう
一気読みをしない代わりに文章全体を読み終わったら見直し
一気読みをする必要はありませんが、1文章3問の問題を解いて、物語を最後まで読み、物語全体の知識がついたうえでもう一度設問と回答を見直しましょう。
「最初からしっかり読み返せ」という訳ではまったくありません、むしろ読み返しも厳禁です。
ストーリーをすべて読み終わったうえで、先に解答した問題で選んだ選択肢と物語全体の内容にズレがないか、矛盾がないかどうかササっと確認するということです。
考えすぎは時間のムダ
どのテストでも同じですが、考えすぎは結果的に時間のムダになる場合がほとんどです。
「もう少しで頭から出てきそうなんだけど…」という考え方は基本的にしない方がいい
最後に時間が余ったら戻ってこれます。
最悪なのは頭から出てくるか出てこないかもわからない問題に時間を使って、結局最後の方にある問題に時間を使えなくなる状況です。
英検1級リーディング大問3「長文内容問題」の概要・解き方・コツ
最後に大問3である「長文内容問題」の解き方や問題内容を解説します。
英検1級の長文内容問題で扱われる内容は3種類
英検1級の長文内容問題は長文語句問題と同様基本的に3つの文章(大問3A, B, C)から構成。
所要時間が英検準1級と比べて10分増えたこともあり、英検準1級と比べると英検1級の長文内容はかなり濃く、長くなっています。
直近の英検1級過去問はこちらの日本英語検定協会公式HPでPDFにて確認できます。
英検1級リーディングパート3「長文内容問題」の解き方
それでは長文内容問題の解き方を見ていきましょう。
本文を読みはじめる前に問題文に目を通すのは鉄則
長文読解を解く上でこのテクニックは必須です。
長文語句問題の記事ではこれとまったく逆のことを言いましたが、最初に解説した通り長文語句問題と長文内容問題は同じ「長文」が付いている問題でも求められていることが違います。
長文内容問題では物語の全体像を把握した上で設問に回答しなければなりません
必ず問題の先読みをする必要があります。
基本的に全体像を把握しなければならないタイプの長文問題はまず問題文に目を通しておくべきです。
「しっかりと読め」ということではありません、あくまで「目を通す」ということです
問題文の中のキーワードを見つけ出す
問題文を先読みする際に必ずするべきなのは問題文の中で出てくるキーワードを抜き出すという所です。
- 数字
- 人物名
- 名称
- 色
- 時間
- 値段
問題を解く上で重要なキーワードっぽいものを、本文を読む前に問題文から抜き出せば、初見で本文を読みはじめるよりもより進んだ状態で本文のリーディングに入れます。
問題文を先読みする際にキーワードを抜き出しておけば、本文でそのキーワードが出てきたときにすぐ対応できます。
問題文すべてに気を取られていては時間が余計にかかって意味が無いので、自分が重要だと思うキーワードは先読みの時点でいくつか押さえておきましょう
大問4のライティング問題に関してはコチラの個別記事で詳しく解説しています。
英検1級リーディング問題の対策法・勉強法
次は英検1級リーディングの対策法について合格者である筆者が解説します。
私の試験勉強に対する考え方【音声解説付き】
今でも信じられないのですが、私は18歳のころ、3ヶ月でIELTSを4.5から6.5(英検でいうと準2級レベルから準1級~1級レベル)に伸ばしました。
勉強量はもちろん多かったのですが、それ以上に今重要だったと思うのが勉強と目標に対する考え方の部分です。
実際に勉強をはじめる前に目標設定や、スケジュール組みなどをやっておくのがオススメです
昔からあるPDCAのフレームワークに沿って、効果的に勉強を改善しながら進められたのが最大の要因です。
- Plan:計画
- Do:実行
- Check:評価
- Act:改善
簡単にいえば、上記の頭文字を取って、サイクルを回して改善を続けるというものです。
この記事ですべて紹介すると長くなってしまうので割愛しますが、私が当時行ったすべての行動、考え、目標設定の方法などはコチラの記事で解説しました。
1級対策をはじめるまえに
- 目標達成日
- 目標を達成した後の目標
少なくとも、この2つを考えて、紙に書きだしましょう!(毎日見えるところに貼っておくとなおよし!)
まずは現在の実力と目標との差を実感する
まずやっておきたいのは、英検1級の過去問を1回解いてみることです。
1級以下の級では、初っ端から過去問をやる方法に触れていませんが、難しいテストであればあるほど、まず過去問を解いてみるべきです。
理由はシンプルで、現在地とゴールの距離を測るため
現在の立ち位置、現在の実力で解ける問題、解けない問題を理解しておくのは非常に重要です。
- 合格との差が大きい→中期的に中間地点の目標も立てる
- 意外と合格スコアとの乖離が少ない→苦手部分を克服 or 得意を伸ばすなど特化した戦略を立てる
- まったく理解できない→まず基礎から固める必要がある
英検1級には、過去問があるので、まずは過去問を手に入れて自分の立ち位置を理解しましょう。
- 最新の英検1級過去問集を手に入れる
- 本番と同じ時間で測って採点する
- 目標との差分を理解し、苦手ポイントや得意ポイントを理解する
この工程を踏まないと、目標に直進できるような対策はできません。
自分の苦手克服ポイントや、スコア稼ぎポイントは自分にしかわからないのです。
英検1級レベルの単語、熟語の習得
何度も何度も聞き飽きたかもしれませんが、これは言わずもがなです。
英検1級レベルの語彙力というベースがあってこそ、さらに高いレベルの対策を打てますし、問題を解く事ができます。
全要素で共通して必要な知識なので、まずこの部分の特訓からはじめましょう。
英検1級用の単語帳でオススメなのはこちらです。
安心の旺文社英検書です、この1冊で十分で何冊も買う必要は一切ありません。
私自身英検1級まで合格する過程でパス単以外の単語帳は使ったことがありません
- 英検1級 でる順パス単を手に入れる
- 自分の好きな覚え方で覚える
- まだお気に入りの覚え方がなければ、コチラの記事をチェック
文法に不安がある人は最低限のレベルを身に付けておく
過去問を解いてみて、リーディングがあまり読めなかったという場合、文法や構文知識が足りていない可能性が非常に高いです。
- 単語の意味はなんとなくわかるけど、文章として理解できない→文法・構文力不足
- 単語もわからないし、文章としても理解できない→語彙・文法・構文力不足
リーディングの文法には、さまざまな文法が使われています。
文法知識は読解力の助けになる
つまり、パッセージを読んでいる際にスラスラいかず、頭がこんがらがってしまったという場合は、英文法の勉強、再チェックが必須となります。
オススメの英文法テキストは「CEFRに基づく英文法」
CEFRのA1~B2レベルの文法を網羅し、問題を解いていくというテキストです。
CEFR指標を見てみると、英検1級はB2~C1レベルなので、最低限の英文法知識をカバーできます。
ちなみに日本語書籍っぽいカバーですが、中身は洋書です
英文速読法を鍛える
英文速読の力を身に着けることは、リーディングにおいて非常に重要です。
速読に関するご要望が多かったので、この度さまざまな側面から速読を理解できるよう、多くの記事を執筆しました。
各側面、順番に解説していきます!
速読力を高めるうえで知っておきたい13のコツ
1級リーディングに関わらず、文章を速く読むうえでのコツは以上の通りです。
特に重要なのが
- 返り読みしない
- 指や鉛筆で追う
- 極力日本語に訳さない
- 1ワードずつ読まない
- スラッシュリーディング
- 頭の中で声に出して読まない
- 高校卒業レベルの英文法知識
- 問題の先読み
この辺でしょうか?
もっとも大事なのは「返り読みしない!」で間違いありません
返り読みをしないためのアイデアは、後に紹介します。
上記13個のコツをもっと詳しく知りたい、どのように実行できるかどうかは以下の記事で解説しています!
速読アプリの使用
英語学習者向けに作られている訳では無いので、中上級者向けになりますが、スピードリーディングアプリの使用も検討する価値があります。
私のオススメは断然SPRITZ!
- URLをコピペするだけで速読トレーニングできる
- 自由にスピード設定を変えられる
- ユーザー登録なども不要
英検1級への応用としては、アカデミックトピックを扱うニュースサイト
以上のようなサイトに載っている記事を、SPRITZに落としてフラッシュリーディングすることもできます。
ただし、速読アプリの使用は向き含みがあるため、難しく感じる場合はやらなくてもオッケーです
- SPRITZをダウンロード
- National Geographicで興味がありそうな記事を見つける
- URLをSPRITZに入れてフラッシュリーディング
また、SPRITZの使い方や、それ以外のおすすめアプリは、以下の記事で解説しています。
演習問題と共に体系的に理解したい人は参考書もアリ
私がココでいくら説明したとしても、最終的には実際に問題を使ってトレーニングを積まなければなりません。
- もっと詳しく書籍を使って理解したい
- 演習問題と共に体系的に練習したい
- 筆者の言っていることが信じられない…
オススメの速読に関する参考書は次の通りです。
書籍名 | 英語の速読入門 | TOEIC TEST 速読WPMトレーニング | 大学入試 世界一わかりやすい 英文速読の特別講座 | 英語ネイティブスピードリーディング | 10 Days to Faster Reading | SPEED READING: The Complete Blueprint To Speed Reading | Speed Reading: Learn How to Read and Understand Faster in Just 2 hours |
オススメ度 | (4.5) | (4.0) | (4.0) | (4.0) | (4.5) | (4.0) | (4.5) |
値段・コスパ | (4.0) | (4.0) | (3.5) | (3.5) | (4.0) | (5.0) | (5.0) |
対象 | 初級者~中級者 | 中級者(TOEIC受験者) | 高校卒業レベル(大学受験者) | 初級者~中級者 | 上級者 | 上級者 | 上級者 |
個人的には、IELTS高スコアを目指すのであれば洋書を選んで欲しいところですが、難しすぎるものを選んでも逆効果なので、現段階のレベルに応じて参考書を選んでみましょう。
参考書の選び方や、各書籍の特徴は、以下の記事ですべて公開しています!
英語は必ず頭から読む練習をしよう
皆さんご存じの通り、英語と日本語では語順がまったく違います。
そのような側面から、日本語に訳しながら読もうとして、後ろから読んだり、前後行ったり来たりしている方もいるのではないでしょうか?
これを「返り読み」と言い、リーディングでは最大級の悪癖です
そんな悪癖を矯正するのが、スラッシュリーディングです。
英語を英語の語順で読むことを目的としており、母国語に訳してしまったり、返り読みをするのを防止します。
「英語を英語のまま読む訓練」というとわかりやすかもしれません。
たとえば、ハーバード大学にて、J・Kローリングが行ったスピーチの一部を使ってみます。
I was convinced / that the only thing / I wanted to do, ever, / was to write novels. / However, my parents, /both of whom came from impoverished backgrounds / and neither of whom had been to college, / took the view / that my overactive imagination / was an amusing personal quirk / that would never pay a mortgage, / or secure a pension. / I know that the irony strikes / with the force of a cartoon anvil, / now.
引用元:Text of J.K. Rowling’s speech – Harvard Gazette
1つの塊で何ワード入れるべき?といえば、脳のメモリーは5ワード~9ワードまで塊で処理できるとされており、これくらいの感覚で区切るのが理想です。
スラッシュを入れることが目的ではないので、慣れたらスラッシュの数は減らす、最終的にはスラッシュを入れなくても塊で読めるように
最初はルールを守るのも重要ですが、慣れていくうちにルールに縛られ過ぎないように!
より詳しいスラッシュリーディングのやり方や、スラッシュリーディングの効果、オススメの参考書やアプリについては以下の記事でガッツリ解説しています!
また、それ以外にも、通訳者が愛用する「サイトトランスレーション」という似たトレーニングもあります。
すべて一つひとつやる必要はない
ここまで、速読上達のアイデアをいくつか紹介しましたが、「すべてやれ!」という訳では決してありません。
まずは試してみて、合いそうなものを継続しましょう。
たくさんの方法に手を出し過ぎるのはよくない
とはいえ、私が一番オススメしておきたいトレーニングは、やはりスラッシュリーディング。
「英語を英語のまま読む」というのは、誰もが持っておきたい基礎的な技術だからです。
速読トレーニングに関しては、以下の記事ですべてまとめています!
多読を理解して英語を読む習慣をつけよう
「多読」とは、漢字のとおり英語で書かれたものを、大量に読むことを表し、英語では「Extensive reading」または「ER」と呼んでいます。
- 幅広く
- カンタンに
- 楽しめるものを
以上のような側面を特徴としています。
問題を解いたり、何かを暗記したりすることはなく、とにかくいろいろ読む!
辞書を頼らずに、テンポよく読んでいくことが重要
「多読」と言ってしまうと難しく聞こえますが、カンタンに言えば「読書趣味の習慣をつけよう」ということです。
だからこそ、簡単に楽しめるものを読むという側面も重要視されています。
まずセオリーとしては、アカデミックトピックを扱うニュースサイトを毎日チェックすること。
ただし、上記はネイティブ向けの専門サイトなので、難しすぎる可能性も考えられます。
多読は簡単に読めるものでなければならない
そこで私が提案したいのは、「BBC Learning English」と「SmartNews」
BBC Learning Englishは、英国BBCが作る英語学習者向けのコンテンツサイトで、SmartNewsは英語ニュースを手軽に読める無料ニュースアプリです。
多読素材を選ぶ際は「アカデミック要素×自分が楽に読めるレベル」のものを選んでみましょう!
- National Geographicを覗いてみて楽に読めるかどうかチェック
- 難しいのであれば、BBC Learning English、スマートニュースをチェック
- 自分が楽に読めるものを見つけて、毎日習慣化させる
\ 毎朝たった3分、ニュース記事で英語を浴びる /
※今すぐダウンロードして完全無料で使えます
精読と音読はリスニングスクリプトを使って行う
「精読」とは、特定の学習目的や課題を持って、 漢字のとおり詳細に文章を読むこと。
The readers carefully and closely read a short text with the intention of gaining an understanding of as much as detail as possible.
訳:できるだけ多くの詳細を理解することを意図して、短いテキストを注意深く読むこと
引用元:Learning Teaching, 1994
英語では「Intensive reading」と呼び、大量に文章を読む多読(Extensive reading)とよく比較されています。
- ゆっくりと
- 注意深く
- 短く難しいものを
このような要素が主に重要と言われていますが、「多読」に比べるとかなり曖昧で、日本でいう「精読」はさらに複雑。
決まったルールはなく、英語講師でも全員細かいやり方は異なります。
もっとも徹底的にやる場合、私が思う精読のやり方は以上の通りですが、私はリスニングスクリプトの精読と音読をオススメしています。
リスニングスクリプトを精読すれば、ムリなく行えるうえに、リスニングとの相乗効果も期待できる
やや奇抜なアイデアかもしれませんが、非常にオススメできます。
それではここから具体的なアクションプランの解説!
音読は学校でもやるものなので、どんなものかイメージしやすいかと思いますが、実は間違った効果的ではないやり方をしてしまっている方が多いです。
「意味がない」とも思われがちですが、しっかり行えば効果は期待できます!
最後のリピーティングおよびシャドーイングは、主にリスニングのためのものです。
ただし、シャドーイングは正しく行えるようになるまで時間がかかるので、まずはリピーティングからやってみるのがオススメ!
この手順を踏めば、リーディングとリスニングの両方で、大きな相乗効果を見込めます!
長文読解ではスキミングとスキャニングテクニックも使える
リーディングテクニックの「スキミングとスキャニング」を聞いたことがありますか?
これはネイティブが英語問題(彼らにとっては国語の問題)を解く際にも使うリーディングテクニックです。
私もイギリス在住時にこのテクニックを使った方がいいと教わり、たしかにかなり問題を解く効率が向上しました
聞いたことない!教えてください!
スキミングとスキャニングとは
まず動詞であるSkimとScanの意味を今一度確認してみましょう
- Skim:すくい取る
- Scan:精査する
この時点でイメージ少し湧いてきたのではないでしょうか?
スキミング:文章の要点だけをすくい取り、全体像を把握するテクニック
スキャニング:たくさんの文の中から探しているキーワード(内容、情報)をスキャンするテクニック
スキミングの具体的な使い方
このテクニックを英検1級に適用する方法としては、まず「見出しごと最初の段落だけを読む」という方法があります。
ほとんどの場合、英検1級リーディングでは最初の段落にその物語の概要、導入が載っていますので、そこである程度どんなことについて書かれているのか、という所をすくい取れるという訳です。
先にスキミングしてからスキャニング
英語だけでなく国語のテストなどを解く際に問題を先に読む派ですか?読まない派ですか?
英検の長文読解(長文内容問題)では必ず先に問題を読むべきだと私は思います。
ただし、問題を読むより先にスキミングをします、スキミングをすることによって物語、トピックの概要をつかむことが出来るからです。
その後に問題文を読んでスキャニングの作業に入ると、効率的に問題を解けるようになります。
英検ではどう活かせばいいですか?
まずは公式問題集を使ってこの方法が自分に合うかどうか試してみてください
スキャニング&スキミングテクニックを理解する為の1冊
残念ながら日本語の書籍で細かくこのテクニックについて踏み込んで解説している書籍はありません。さらに掘り下げてスキャニング、スキミングテクニックを知りたい方は洋書の参考書を読むことになります。
スキミング、スキャニングの理解をより深めたい方はこちらの書籍がオススメです!
とはいえ、結構値段が高いので、無料で概要を掴みたい方はコチラの動画がオススメ!(動画は英検ではなく、IELTSを例にしていますが、基本的な概要はわかります)
さらに「動画を見るのも面倒!」と言う方のために、スキミングとスキャニングに特化した解説記事を書きました!
ぜひご覧ください!
問題慣れするために問題集をこなす
語彙、文法、リーディングテクニックというのは野球でいう素振りのようなもので、本番前は実際に実践練習をこなしていく必要があります。
事前に実践慣れすることで、本番よりスムーズにムダなく解答を進められる
オススメの問題集はこの2冊
より多くの実戦経験を積みたい方は、集中ゼミの方がオススメです。
ある程度英検1級レベルの単語と熟語を覚えた上で、問題集に入るとより効率的に英検1級合格への道を進めます
- 1級レベルの単語をある程度覚える
- 7日間完成 英検1級 予想問題ドリルまたは英検1級集中ゼミを手に入れる
- 問題内容を確認しながら解き、自分の得意不得意をチェック
最後の追い込み対策は必ず英検1級の過去問で行う
ここでは、英検1級対策になぜ過去問が必須なのか、そして正しい使い方を紹介します。
過去問対策だけは絶対に外せない
受験するのは英検1級ですから、最後は必ず過去問を使って追い込みをかけましょう。
過去問での対策は避けられません。
問題集もいいのですが、実際レベルで問題を解くことは必須です。
過去問集は長文読解だけでなく他の筆記試験やリスニングでも使えるので、合格したいのであれば必要不可欠な教材です
過去問を解く際に必ず気を付けなければいけない注意点
過去問はただただ解いているだけでは何も意味がありません、ここでは過去問を解く際に最低限やっておきたい手順を解説します。
過去問を解くときは必ず時間を計る
問題集をやる時はやらなくてもいいですが、過去問を解くときは必ず時間を計って過去問を解きましょう。
きっちり時間を計ることで、本番でもスムーズに時間切れになる確率を大幅に軽減できます(英検1級筆記試験の所要時間は100分です)
過去問を解く過程で自分に最適な時間配分を見つけましょう
同じ問題は最低2回はやる
少し退屈だと思うかもしれませんが同じ問題を2回は解いてみてください。
一度解いた問題は時間を空けてもう一度解いてみましょう。
1回目に間違えたところを覚えなおして解けるようになっているのか自分を試すため
2回同じ間違いをしてしまうようならば覚えが足らなかった証拠です、3回目の間違えを犯さないように必ず2回で覚えましょう。
私が難易度の高い試験対策をする時は同じ問題を3-4回繰り返し解きます
答え合わせを必ずしっかりやろう
答え合わせを答え合わせだけで必ず終わらせないようにしましょう。
過去問や問題集には答えだけでなく解説も付いてきますし、リスニングの原稿だって付いてきます。
- どの単語を知らなかったのか(聞き取れなかったのか)
- どの部分で解答(聞き)間違いをしたのか
- どういう経緯で間違えてしまったのか
最低でもこの3つはクリアにしておきましょう。
知らない単語が出てきたならその単語を覚えましょう、リスニングであれば解説と答えを読んだ後もう一度聴いてみましょう。
この答え合わせが出来ないのであれば、過去問や問題集を買った意味がありません
対策は過去問にはじまり、過去問で終わります
- 最新の英検1級 過去問集を手に入れる
- 時間を測って解いてみる
- 意味のある正しい答え合わせをする
英検1級合格を目指すためのおすすめ学習スケジュール公開
英検1級に一発合格した筆者がムリのない、6ヶ月スパンの学習計画で勉強プランを独自に設計しました。
どのような勉強をどのタイミングですればいいのかわからないという方は参考にしていただければと思います。
英検1級リーディング・筆記試験におすすめの参考書・問題集
書籍名 | でる順パス単 英検1級 | 英検1級 過去6回全問題集 | 英検1級集中ゼミ | 英検1級 長文読解問題120 | 英検1級語彙・イディオム問題500 | CEFRに基づく英文法 |
オススメ度 | (5.0) | (5.0) | (4.0) | (4.0) | (3.0) | (4.5) |
値段・コスパ | (5.0) | (5.0) | (4.0) | (4.0) | (4.0) | (3.5) |
特徴 | ・定番で間違いない単語帳 ・対策に必須 ・データを基に頻出単語を網羅 | ・実際の過去問6回分収録 ・対策に必須 | ・定番の英検準1級問題集 | ・1級の長文問題に特化した問題集 | ・大問1の語彙問題を徹底的にトレーニングできる問題集 | ・1級を目指す人に最適な文法問題集 ・中身は洋書 |
ここでは、英検1級のリーディング対策に使える、オススメ参考書・問題集などを厳選して紹介します。
でる順パス単 英検1級
内容・評価 | |
概要 | 過去のデータを基に英検1級頻出単語を完全網羅 |
オススメ度/重要度 | (5.0) |
料金/コスパ | (5.0) |
対象 | 受験者全員 |
期待できる効果 | 効果的に英検1級の頻出単語を取得して合格を目指す |
英検1級の単語学習はこれです、自信を持って言えます。
いわゆる「ネイティブでも難しいと感じる英検1級単語」というのは筆記試験の中でも「語彙問題」でしか出題されません。
私が英検1級に合格した時はこのパス単の7割強を覚えて本番に挑みましたが、語彙問題は25問中24問に正解しました。
最重要レベルで必要な書籍です!
- 過去のデータを深く分析
- 実際に出現する正確な頻出単語を掲載
- 単語帳はこれ以外ありえない
英検1級 過去6回全問題集
内容・評価 | |
概要 | 過去6回分の過去問を収録する問題集 |
オススメ度/重要度 | (5.0) |
料金/コスパ | (5.0) |
対象 | 受験者全員 |
期待できる効果 | 実際に過去に出された問題で対策をして合格に近づける |
合格に必須の1冊です。
どんな試験でもそうですがやはり過去問を使って傾向や内容を掴んだり、スピード感に慣れるのは大切
大学受験をする人はセンター試験の過去問を必ず事前に解きますよね?高校受験をする人は必ず事前に過去問を解きますよね?英検もそれとまったく同じです。
問題集と過去問は別物と考えてください。
過去問を事前に解いておかないと本番で予期しないアクシデントが発生する確率も高まります
- 過去問が対策でもっとも重要なピース
- 安心の旺文社
- 過去問なしに対策はあり得ない
他の出版社からも過去問集が出版されていますが、私は旺文社のものを一番オススメしています。
英検1級集中ゼミ
内容・評価 | |
概要 | 30日完成と大容量の予想問題集 |
オススメ度/重要度 | (4.0) |
料金/コスパ | (4.0) |
対象 | 全受験者 |
期待できる効果 | 大容量の英検1級総合問題集 |
対策ゼミは、30日間と大きなボリュームが特徴的。
基本的には過去問に取り掛かる前の、ウォームアップとして使うのが非常にオススメです。
過去問・問題集の使い方や使うタイミングなどは以下の記事で紹介しています。
英検1級 長文読解問題120
内容・評価 | |
概要 | 1級長文問題特化の問題集 |
オススメ度/重要度 | (4.0) |
料金/コスパ | (4.0) |
対象 | 1級レベルの長文読解問題を徹底的にトレーニングしたい |
期待できる効果 | 1級リーディングの感覚やレベルを掴んでスコアアップを目指す |
長文読解の個別対策はこちらの書籍がオススメ。
語彙問題は単語学習でほとんどカバーできるので個別対策の必要性はあまりありませんが、長文はこのような問題集を使って個別対策するのもオススメです。
英検1級語彙・イディオム問題500
内容・評価 | |
概要 | 大問1の語彙問題に特化した問題集 |
オススメ度/重要度 | (3.0) |
料金/コスパ | (4.0) |
対象 | 語彙問題の特訓をしたい |
期待できる効果 | 語彙問題の問題をたくさん解いて正答率アップを狙う |
基本的に語彙問題は単語学習一本で乗り切れるので、この書籍の重要度はそこまで高くありません。
しかし、徹底的に語彙問題の完成度を上げて満点を狙いたいという方にはオススメできます。
CEFRに基づく英文法
内容・評価 | |
概要 | 全編英語の文法問題集 |
オススメ度 | (4.5) |
料金・コスパ | (3.5) |
対象 | 最低限の文法知識を完全カバーしたい人 |
期待できる効果 | 必要な文法を一括で網羅 |
日本語書籍のように見えますが、中身はルーシー・ベーカー著の「Grammar Matrix」です。
リーディング問題を解くうえで、スムーズに読めないという場合は、文法知識が足りない可能性が高いです。
CEFR B2レベルは、準1級レベルなので、ドンピシャの英文法範囲が完全にカバーされています。
英検1級全体でオススメできる参考書や問題集は、以下で一覧としてまとめています!
英検1級はオンライン英会話で対策できる
ご存じの通り、すでに相当な英語力がない限り、英検1級対策をすべて独学で行うのはかなりタフです。
「よし、オンラインで対策しよう!」
そう思っても英検1級対策レッスンを行っているサービスは、下位級に比べて極端に限られています。
- 受験者数が他の級より少なくニーズが小さいため
- レベルが高く非ネイティブ講師の場合レッスンを行えない可能性があるため
- 合格者が一握りなので教え方を知っている人が少ないため
一番の理由は英検1級の特殊性やレベル、経験のない非ネイティブのアルバイト講師では教えられないという点でしょう。
だからこそ、英検1級にオンライン英会話を活用するなら、下位級よりもサービス選びが圧倒的に重要なのです。
ということで、実際に合格し、講師としても英検指導経験のある私が1級対策におすすめのオンライン英会話ランキングを作りました
もったいぶってもしょうがないので、結論を表にまとめました。
とはいえ、これだけで終わるのも寂しいので、ELT英会話を少し解説します。
内容・評価 | |
概要 | ロンドンの語学学校が運営するオンライン英会話 |
オススメ度 | (5.0) |
月額 | 14,300円~ |
注目ポイント | 日本人を熟知した最高クオリティのネイティブ講師 |
期待できる効果 | 英検1級に直進しながらその先を見据えた勉強もできる |
結論から申し上げますと、すべての側面を加味してELT英会話が断トツの1位です。
断トツでオススメする理由は、英検1級の指導だけでなく、すでに中上級レベルある学習者をさらに一歩進めてくれる場所だからです。
「なぜそんなことが言えるのか?」
そう思った方もいるかもしれません。
ちなみに私がELT英会話で受講しはじめたのは、英検1級を取得した後、もっと言えばイギリスの大学を卒業してからです。
「もう他の人から学ぶことなんてないのでは?」
私も一時期そう思っていたのですが、ELT英会話で学びはじめてから考えが変わりました。
これまでいかに感覚に頼って英語を運用していたかを思い知らされた
もちろん感覚で英語を運用するまでには相当の時間と努力がかかります。
しかし、感覚で英語を使えるようになったその先は、深い意図をもって難解な文法や単語、表現をすべて把握しながら操るレベルだと気づかされたのです。
私が言うまでもありませんが、ELT英会話はロンドンで35年以上、大手企業や政府機関に勤める駐在員の方々を指導してきた語学学校です。
ロンドンの語学学校クオリティなだけでなく、日本人の特徴すら熟知している他にない絶対的メリットがあります。
また、界隈では珍しい担任制かつ1レッスン50分なので、講師の方との関係を深められる
私はローラ先生というベテラン講師の方が担任なのですが、オンラインでしか会ったことないのに、長年知り合いかのような感覚があります。
- 「もっとやりたいことはない?」
- 「どこを重点的に鍛えたい?」
- 「変えたいところがあったら言って」
このように、レッスンをリードするだけでなく、柔軟に自主性も尊重してくださるので本当に続けやすいです。
相対的に見ると値段は安くないですが、ロンドンの語学学校からのレッスン+1レッスンが他社の2倍の50分間という側面を考えれば破格です。
まずは体験レッスンで雰囲気を感じてみましょう!
そして、私が実際に愛用していることもあり、オーナー様にムリを聞いてもらって、当サイト限定割引キャンペーン実施が決定しました!
この限定キャンペーンはいつ終了になるかわかりません、ご興味のある方はぜひ今すぐ体験レッスンだけでも受けてみてください!
\ 35年エリート駐在員に選ばれ続ける語学学校 /
※限定割引を受けられるのは当サイトだけ!
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