偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、英検1級を一発で取得したJINです。
結論、英単語の覚え方は、コツを知っておくだけで失敗をある程度防げます
累計15,000単語以上覚え、イギリスの大学を卒業した筆者が、英単語の覚え方に関するコツやテクニックを12個まとめて紹介!
基礎的な考え方から、今すぐ使えるコツまで惜しみなく網羅して解説します。
英単語を覚えるのが苦手で悩んでいる方に、ぜひ読んでほしい内容です。
「英単語なんて適当に単語帳を使って覚えておけばいい」そう思っていませんか?
英単語は目視で認識できるだけでなく、リスニングでも使えなければならないですし、さらには発話やライティングで自発的に使えるようにならなければなりません。
歴史の年号を覚えるのとはまったく性質が異なります
本記事では、偏差値40の公立高校から、猛勉強してイギリスの大学を卒業し、累計15,000個以上の英単語を覚えた筆者が、英単語の覚え方に関するコツや考え方を共有します。
- 筆者は実際にこれまで15,000単語以上覚えました
- 「やり方」ではなくまず「考え方」を網羅しています
- この記事を読み終わったらすぐに実践できる
別に私は学校勉強で使うだけだから、自分で使えなくてもいい!
最悪スピーキングで使うことがない人でも、リスニングやライティングで使える覚え方をするのは、非常に大切です!
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それではさっそく、「英単語の覚え方」に関する、コツやテクニックを12個まとめて紹介していきます!
文脈の中で単語を覚え、使っていく
単語を文脈込みで覚え、使うというのは、その単語を本質的に使えるようにするうえで必須です。
歴史の年号のようにただ単に覚えるのではなく、文脈の中でインプットし、使ってみましょう。
たとえば、リーディングの文脈と共にインプットして、ライティングとして文脈の中に入れて使ってみる
文脈と共に覚えることで、単語が実際どのように使われているかをよりよく知れます。
単なる文字列として覚えるのはまったく意味がなく、他の側面と共に覚えるのは「使える英単語」という面だけでなく「覚えやすさ」という面でも効果があります。
文字列としてではなく、意味あるものとして覚えよう!
たとえば、各単語を単語だけとして覚えるのではなく、例文と共に学ぶことも「文脈で学ぶ」方法のひとつ
一度覚えた単語とどれだけ再会できるかがカギ
「せっかく英単語を覚えてもすぐ忘れてしまう」
そんな悩みをずっと抱えていませんか?
「覚えた英単語を忘れる」というのは当たり前ということをまず理解
そもそも人間覚えたことを、すべて長期間維持することなんて不可能です。
だって、私も学生時代に覚えた歴史の年号や理科の備品の名前なんて、何一つ覚えていないです。
- 使わなくなったから
- 聞かなくなったから
- 覚えるのをやめたから
つまり、英単語では、以下の状況になれば忘れるのは当たり前なんです。
- 自分で使わなくなった
- 日常で聞かなくなった
- 復習をやらなくなった
だからこそ、覚えた単語と「定期的に再会」するのは、定着という側面では非常に大切。
- 映画やドラマなどのインプット
- リーディング
- 覚えてしまった単語の復習など
もっというならば、さまざまな場所や文脈で出会うことで記憶にガンガン刻まれていきます。
上記すべてやらなくなったら普通に忘れます、私も例外ではなく、触れていない英単語は普通に抜けていってます
英単語を忘れてしまう原因は、以下の記事でまとめて紹介しています。
間隔反復を心掛ける
情報を長期的に記憶するには繰り返しが必須、間隔を空けて反復するのは、情報を忘れる直前に反復ことで、頭の中に新鮮さを保つためです。
学術的に有名なのは、1970年代にドイツ人学者に提唱された「ライトナーシステム」
復習間隔が次第に延びる間隔反復原理を活用したもの
このシステムは、単語カードをベースにしたもので、習熟プロセスに応じて異なるレベルに分ける方法。
- レベル1:毎日反復
- レベル2:2日に1回反復
- レベル3:4日に1回反復
- レベル4:8日に1回
たとえばですが、このような具合。
現在では、さまざまなウェブサイトや言語学習アプリが、間隔を空けた反復練習を利用して作られています。
私の単語カードを使った覚え方も、基本的にはこのライトナーシステムにもとづいています
私がずっと実践してきた英単語の覚え方は、別の記事で詳しく解説しています。
単語を覚える時は必ず単体で覚えない
単語をひとつ覚える時は、その単語だけでなく類語や反対語も覚えてしまうと効率的。
どうせ1つ覚えるのなら、関連する2つ、3つ一緒に覚えてしまった方がいい
わざわざ一つひとつ覚える必要は一切ありません。
1本の木のように、幹となる1つの単語から枝分かれさせて覚えていくイメージ
自分に合った方法を見つける
必ず覚えておいてほしいのは、人それぞれ合う覚え方と合わない覚え方があること。
私は、一貫して単語カードの使用を推奨していますが、単語カードが合わない人がいてもおかしくありません。
いろいろ試す前にひとつのやり方に固執するのはリスキー
- 単語カード
- アプリ
- ポストイットなど
複数組み合わせるのもアリです!しかし、初っ端からひとつのやり方だけを徹底するのは、まったくオススメしません。
どんなにすごいインフルエンサーがオススメしていても、自分でいろいろ試す前から鵜吞みにするのはよくない
必ず音と一緒に発音もしながら覚える
単語を覚える際に、目視だけで覚えているのであれば、効果は半減以下であると断言できます。
必ず、新しい単語を覚える際は「正しい発音を聞いて」、覚える最中は「発音する」という2つは必須でレベルで重要。
文字列だけで覚えた単語はリスニングやスピーキングで使えない
音読の効果や正しいやり方については、別の記事でまとめています。
たとえば、「Leicester」という単語、文字列だけで見たら「レイセスター」と読んでもおかしくないですよね。
でも実際の発音は「レスター」です。
つまり、「レイセスター」と覚えていたら、リスニングでは聞き取れないし、スピーキングでも正しく言えない
せっかく覚えるなら目視で使えるだけでなく、聞き取りや、発話で使える方がよくないですか?
効果が半減以下というのはそういうところからです。
目視でしか理解できない単語は、覚えたうちに入りません!
単語はビジュアルと紐づける|デュアルコーディング
人間が受け取って、吸収できる情報の約80~90%は視覚的なものらしいです。
- 単語を見たり聞いたりした際にイメージも脳内で流れる
- 名詞であればそのものが頭に浮かぶ
- 単語の文字列の形など
たとえば、私の場合「Apple」という単語を見たり聞けば、頭の中で「りんご」の絵が浮かびますし、「Run」という動詞なら「走るイメージ」が脳内に一瞬流れます。
これは、覚える作業をする際に、単語を文字列としてではなく、ビジュアルやイメージに紐づけて覚えたからです。
画像や絵、図解と共に覚えたりしてみよう!
日本語であれば、漢字の「木」を使った表現なら「木のイメージ」、「水」が使われるものなら「水のイメージ」がなんとなく浮かびますよね、それと似たような感じです。
どうしても覚えられない単語は、自分で絵を書いてみてもいいかもしれないですね!
これは、1971年にウェスタンオンタリオ大学のアラン・パイビオ博士が開発した方法で、「デュアルコーディング」と呼ばれ
「心の中にイメージを形成することが学習を促進する」という考えにもとづいています。
たとえば、「犬」という概念を、言葉とイメージの両方として頭の中に保存し、それらを一緒に取り出すことも、別々に取り出すこともできるというもの
- 画像や絵付きの単語カード
- 情報の一部を視覚的に記録
- 絵が得意な人は覚える際に絵を書いてみる
あらゆるところから未知の単語を抽出しよう
「英単語を覚える」というと、単語帳をイメージする方がほとんどです。
基本は、単語リストから覚えるのが効率がよいのですが、未知の単語を抽出できる場所は他にもたくさんあります。
- リーディング問題
- リスニングスクリプト
- 映画やドラマ
- 書籍
- ネット記事など
「わからない単語をすべて抽出」とまではいきませんが、気になったものは好奇心を止めず、抜き出して覚えると、どんどん単語力が積みあがっていきます。
また、単語帳ではなく、このような方法で覚えた単語は、最初から文脈込みでインプットしたものなので、使いやすく覚えやすいのも特徴。
気になった未知の単語は、単語帳外からもとりあえず覚える!鉄則です
役に立つ単語のみにフォーカスする
「私たちはネイティブではないし、ネイティブにはなれない」
英語学習をするうえで、このマインドセットは非常に大切です。
「なんでも覚えたい!」という気持ちも根底の部分では大事ですが、まずは自分の関係する、役立つボキャブラリーにフォーカスして覚えるのがセオリー。
- 日常英会話が目標→日常会話でよく出てくるボキャブラリー
- IELTSの対策をしている→IELTS単語にフォーカス
- 法務系の仕事で英語を使う→法律単語を中心に
決して「他の単語は覚えない」という訳ではなく、まずポイントを絞って、そこを中心に派生させていく方が「覚えた単語と再会する」側面でも有効です。
スタートポイントを決めて、そこから徐々に広げていくイメージ!
覚えた単語はムリやりでも使う
私がイギリスにいたころ徹底していたのが、「覚えたての単語をゴリ押しで使う」
覚えたての単語だから、基本的に用法を間違えて失敗する
使って理解されれば「よし、今後も使える!」という気持ちになりますが、私が求めていたのは、成功ではなくどちらかと言えば失敗。
覚えたばかりの単語をムリやり使ってみて
- 相手の「?」という顔
- 理解してもらえない
- 最高の場合「これはこういう時に使うんだよ」と教えてもらえる
このような、感情的なエピソードとマッチさせればその単語は忘れづらくなりますし、「じゃあ正しい用法はなんだろう」とさらに調べる意欲にもなります。
だからこそ、覚えた単語を実践で使う経験というのが不可欠なのです。
いや、でも私海外に住んでいる訳じゃないし、使える場面なんか無いんだけど!
今の時代は、オンライン英会話なども発達しているから、覚えたての単語を使う環境はどこにいても整っているよ!
単語を覚える作業が素振りなら、オンライン英会話は練習試合、実生活という公式試合で使えるようになるためにも、練習試合を挟むのは重要!
関連記事:【2021年】元プロがオンライン英会話28社徹底比較|目的別ランキング形式で紹介
学んだことを他の人と共有する
「誰かに教えることが最高の学びになる」という考えは、プロトジェ効果とも呼ばれています。
単語を誰かに教えるという状況はなかなか考えづらいので、たとえば学んだ単語をSNSでシェアしてみるなど、現代的なアプローチをとれます。
SNSを使うというより、学んだ単語を自分の言葉でまとめて、共有するという行為が重要
情報を思い出すというのは、記憶するための重要なプロセスと考えれば、合点が行きますよね。
別に他人からSNSで反応が貰えなくてもいいのです、自分がそこで思い出して、文章としてまとめることが重要
英語は学問ではなくライフワークであることを理解
学校で科目になっていることから、英語=学問と考えてしまいがちですが、極論コミュニケーションツールでしかないのです。
英単語を忘れてしまう大きな理由は「使わなくなったから」「再会しなくなったから」
英語学習は、期間限定の学習ではなく、生涯にわたるプロセス
学習を中断すれば忘れるし、自分が使わなくなったら忘れます。
これは私も同じで、イギリスから日本に帰ってきてから5年経ちますが、使わなくなった、聞かなくなったありとあらゆる英単語が頭から抜けています。
極論、まったく日本語を使わない環境に長くいると、特定の単語やフレーズをド忘れしてしまうこともあります、母国語の日本語でも 「使わない」「再会しない」状況になれば忘れてしまう可能性もあるのです。
第二言語の英語なら、その頻度や量は桁違いに高いことは想像できますよね。
一旦覚えてしまって終わり!ではないと肝に銘じておくのは重要!
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