
英検準2級に合格したいけれど、「何から始めればよいか」「どのくらい勉強すればよいか分からない」と悩んでいませんか。
この記事では、中学生・高校生に向けて、英検準2級のレベルや試験内容、合格基準、一次試験と二次試験(面接)の勉強法を詳しく解説します。裏ワザに頼らず、過去問で実力を確認し、単語・熟語を優先しながら技能別に対策することが合格への近道です。
学校の勉強や受験勉強と両立する学習計画、独学の進め方、よくある疑問も紹介していきたいと思います。
小学生が英検準2級を目指す場合はこちら: 現役英語講師が語る「小学生が英検準2級に合格する方法」
英検準2級に受かるコツ2つ
英検準2級に合格するには、やみくもに勉強するのではなく、現在の実力を把握してから、優先順位を決めて学習することが大切です。
特に意識したいコツは、「過去問で実力を確認すること」と「単語を優先しながら技能別に対策すること」の2つです。
過去問を解いて現在の実力を確認する
まずは、英検準2級の過去問を一度解いて、今の実力を確認しましょう。最初から高得点を取る必要はありません。
大切なのは、どの問題で間違えたのか、時間内に解き終わったのかを確認することです。
たとえば、単語の意味がわからずに失点している場合は、語彙力の強化を優先する必要があります。あるいは長文を読む時間が足りなかった、という場合には、まずは英文を読む速さや設問の解き方を見直していきましょう。リスニングで聞き取れない問題が多かった、というときは音声を繰り返し聞き、英文を見ながら音読する練習が効果的です。
過去問は、合格できるかを判断するだけでなく、今後の勉強計画を立てるためにも役立ちますので、まずは一度過去問を解いてみることからスタートしましょう。
単語を優先しながら技能別に対策する
英検準2級対策では、まず英単語と熟語を覚えることをおすすめします。語彙が増えると、長文読解の内容を理解しやすくなり、リスニングでも聞き取れる表現が増えていきます。
単語帳を使うときは、最初から完璧に覚えようとせず、毎日繰り返し確認しましょう。
そのうえで、リーディング、ライティング、リスニングをバランスよく学習します。苦手な技能だけに時間を使うのではなく、得意分野も定期的に練習すると、安定して力を伸ばせます。
また、間違えた問題はそのままにせず、原因を確認してから解き直すことが大切です。過去問で苦手分野を見つけ、単語を土台にして一つずつ対策すれば、合格への道筋が見えやすくなりますよ。
まずは自分の現在位置を知ること。これから始めていきましょう!結果が悪くても、それは(現段階では)当然なので落ち込まないでくださいね!
英検準2級に誰でも受かる裏ワザはある?
魔法のような裏ワザは・・・・ないです!!
英検準2級に、勉強をせずに誰でも合格できる魔法のような裏ワザは、残念ながらありません。1週間でらく~に5キロ痩せる、という方法が無いのと同じです。「ある」という記事は全て詐欺だと思って間違いありません!!
不正行為や試験のルールに反する方法は、合格につながらないだけでなく、受験そのものに関わる可能性がありますので、気を付けてくださいね。
準2級に受かる一番のコツはとにかくボキャブラリー力を高めることです。出題される英単語や熟語、英文法を知らないままでは、長文読解やリスニングの問題にも対応しにくくなります。
色々なテクニックや効率の良い学習方法について、このあとアドバイスはしていきますが、まずは何と言ってもコツコツと単語・熟語量を積み重ねることが大切、ということが大原則になります。
効率よく合格に近づくためのコツはある
一方で、限られた時間で効率よく合格を目指すためのコツはあります。
まずは過去問を解き、単語、文法、長文、ライティング、リスニングのうち、どの分野が苦手なのかを確認しましょう。苦手分野がわかれば、すべてを同じ時間勉強する必要はありません。
また、前述した英単語と熟語については、毎日少しずつ覚えるのがおすすめです。覚えた単語は、意味だけでなく、例文の中でどのように使われるかも確認すると、長文読解やライティングで活用しやすくなります。
さらに、過去問を解いた後は、正解した問題も含めて解説を読み、なぜその答えになるのかを確認してください。間違えた問題を解きっぱなしにせず、数日後にもう一度解くと、知識が定着しやすくなります。
「裏ワザ」を探すよりも、出題傾向に合わせて学習内容を絞り、毎日続けることが合格への近道です。
特別な方法がなくても大丈夫です。今の実力と苦手分野を知り、できることから一つずつ取り組んでいきましょう。
裏技や楽して合格、みたいな魔法のようなことはありませんが、学習を楽しくしたり、継続するためのコツはあります!ガッカリしないでください!
英検準2級のレベルと試験内容
ここで、英検準2級の概要について復習します。
英検準2級は、公益財団法人 日本英語検定協会が「高校中級程度」と位置づけている級です。日常生活に関する英語を理解し、自分の考えを簡単な英語で伝える力が求められます。
試験は、リーディング・ライティング・リスニングを測る一次試験と、面接形式のスピーキングを測る二次試験に分かれています。
英検準2級の一次試験の内容
一次試験は、リーディング・ライティングが80分、リスニングが約25分です。リーディングでは、短文の語句空所補充が15問、会話文の空所補充が5問、長文の語句空所補充が2問、長文の内容一致問題が7問出題されます。
ライティングでは、英文メールへの返信と、質問に対して自分の意見を書く英作文に取り組みます。リスニングは、会話の応答文、会話の内容一致、短い英文の内容一致から構成されています。
問題の場面は、学校や家庭、買い物、旅行、スポーツ、自然や環境など、身近なテーマが中心です。
詳しい出題形式は、英検公式サイトの準2級試験内容で確認できますので、ぜひ最新の情報もご確認ください。
英検準2級の二次試験の内容
二次試験は、面接委員1人との約6分間の英語面接です。
まず、50語程度の英文を音読し、その内容について質問に答えます。続いて、イラストを見て人物の行動や状況を説明し、最後に日常生活に関する自分の意見を述べます。
面接では、応答内容だけでなく、発音、語い、文法、情報量、積極的に話そうとする姿勢なども評価されます。
英検準2級の合格基準とCSEスコア
英検準2級は、技能ごとの正答数だけではなく、英検CSEスコアで合否が判定されます。
合格基準スコアは、一次試験が1,322点、二次試験が406点です。一次試験では3技能、二次試験ではスピーキングが評価されます。
なお、技能ごとに問題数は異なりますが、CSEスコアは各技能に均等に配分されます。合格基準の詳細は、英検CSEスコアの公式情報で最新の内容を確認しておきましょう。
試験時間や問題形式を先に知っておくと、必要な勉強が見えやすくなりますよ。
英検3級に受かったばかり、という方がこの記事を読んでいることもあるかもしれません。厳しいことを言うようですが、英検3級に受かった=次の級をすぐ目指せる、というわけではありません。無理に先の級に進むよりも英検3級の学習内容をきちんと把握できているかどうか、をまずは検証してください。無理に先に進むよりも基礎固めをした方が結果的に良いケースもあります!
英検準2級に受かるための勉強法
英検準2級に合格するには、単語や文法の基礎を固めたうえで、長文読解・ライティング・リスニングをバランスよく対策することが大切です。
苦手な技能だけに時間をかけるのではなく、毎日の学習に少しずつ取り入れていってください。苦手分野だけをやっていると、机に向かうのが苦痛になってしまう可能性もあります。
バランスよく学習をしていく工夫をしてくださいね!
単語・熟語の勉強法
英検準2級の対策では、まず単語・熟語の学習を優先しましょう。知らない単語が多いと、語彙問題だけでなく、長文読解・リスニング・ライティングのすべてで不利になってしまいます。
単語帳を使うときは、最初から1語ずつ完璧に覚えようとするより、何度も繰り返して目にすることがポイントです。例えば「environment=環境」と日本語訳だけを覚えるのではなく、
We should protect the environment.(私たちは環境を守るべきです)
のように、簡単な例文とセットで覚えてみてください。使われる場面までイメージできると、長文でも意味を思い出しやすくなります。
また、過去問で知らなかった単語や熟語はチェックして、自分専用の「間違えた単語リスト」を作るのもおすすめです。翌日、3日後、1週間後など間隔をあけて復習すると、記憶に残りやすくなります。
英検公式サイトでは過去1年分(3回分)の準2級過去問が公開されています。実際の問題に出てくる語彙を確認しながら学習すると、単語帳だけで勉強するよりも本番を意識した語彙力を身につけられます。
英文法の勉強法
英検準2級では「英文法だけ」をまとめて問う大問があるわけではありませんが、文法力は短文の空所補充、長文読解、ライティングのすべての土台になります。英検公式の現在の出題形式でも、短文の語句空所補充15問、会話文の空所補充5問などがあり、文の構造を理解する力が必要です。
中学生の場合には、まだ学校で習っていない高校英文法が出てくることもあります。まずは中学文法をしっかり復習したうえで、現在完了、受動態、不定詞・動名詞、比較、関係代名詞、分詞など、準2級レベルの英文を読むために必要な文法を少しずつ身につけていきましょう。
例えば、The book written by my teacher is very popular. という文であれば、「written by my teacher」がどの単語を説明しているのかを考えてみます。このように英文の構造を意識する習慣をつけると、長文も読みやすくなります。
問題を間違えたときは答えだけを覚えず、「なぜこの形になるのか」を参考書で確認し、正しい英文を一度声に出して読むところまで行うのがおすすめです。
長文読解の勉強法
準2級になると、3級よりも長い英文を読む必要があり、語彙力だけでなく「必要な情報を探しながら読む力」が重要になります。現在の準2級では、長文の語句空所補充が2問、Eメールや説明文を読んで答える内容一致問題が7問出題されています。
長文を読むときに、すべての英文を最初からきれいな日本語に訳そうとする必要はありません。まず設問に目を通して、「何について聞かれているのか」を確認してから本文を読む方法を試してみてください。
例えば、設問が Why ~? なら、本文の中から because、so、however、for exampleなど、文章の流れを示す言葉に注目すると、答えの根拠を見つけやすくなります。
解答後は「正解した・間違えた」だけで終わらせず、答えの根拠となる英文に線を引く練習がおすすめです。英検公式サイトの過去問を利用して、最初は時間を気にせず正確に読み、慣れてきたら本番を意識して時間を計って解いてみましょう。
ライティングの勉強法
Eメール問題では、外国人の知り合いから届いたメールを読み、内容に答えながら、下線部について具体的な質問を2つ書きます。語数の目安は40~50語です。一方、意見英作文では、例えば Do you think students should take part in club activities at school? のようなQUESTIONに対して、自分の意見と理由を2つ、50~60語程度で書きます。
ライティングでは難しい表現を使うよりも、まずは「自分の意見→理由1→理由2」という型を決めて、簡単でも正確な英文を書く練習がおすすめです。
例えば、I think students should join club activities. I have two reasons. First, they can make new friends. Second, they can learn how to work with other people. のように、知っている単語で確実に伝えることから始めましょう。
書いた後には、スペル、主語と動詞、単数・複数、時制などを見直す習慣もつけてください。
リスニングの勉強法
英検準2級のリスニングは全30問で、第1部・第2部・第3部に分かれています。現在はすべての問題で音声が1回しか放送されません。第1部は会話の最後に続く適切な応答を選ぶ問題、第2部は会話の内容一致、第3部は短い英文の内容一致です。
対策としておすすめなのは、「問題を解く→もう一度聞く→スクリプトを確認する→音読する」という流れです。単に正解を確認するだけではなく、「なぜ聞き取れなかったのか」まで確認しましょう。
英検公式サイトでは準2級の過去問だけでなく、実際のリスニング音源も無料公開されています。毎日10~15分でも構いませんので、本番と同じ英語音声を使って耳を慣らすのがおすすめです。
ここでは、分野別の学習のポイントを簡単に記載しました。ライティングやリスニングのコツについては、また別記事で詳しく解説していきますね。
英検準2級の二次試験(面接)の勉強法
英検準2級の二次試験は、面接委員と英語でやり取りする約6分間のスピーキングテストです。音読、パッセージについての質問、イラスト描写、受験者自身の意見を答える問題が出題されます。
詳しい出題内容は、日本英語検定協会の準2級試験内容で確認しておきましょう。
準2級の面接の流れと出題内容
入室後、面接委員に面接カードを渡し、氏名や受験級の確認を受けます。
その後、問題カードに書かれた50語程度の英文を音読します。続いて、音読した英文の内容について1問、イラスト中の人物の行動や状況について2問答えます。
最後に、問題カードの内容に関連する質問と、日常生活に関する質問に自分の意見を述べます。質問が聞き取れなかったときは、自然な流れで聞き返しても問題ありません。
面接の一連の流れは、英検バーチャル二次試験で確認できますので、必ずチェックしておきましょう。
音読・イラスト問題・意見問題の対策
音読では、意味のまとまりを意識しながら、声の大きさと速さを整えて読む練習をしましょう。知らない単語があっても止まりすぎず、前後の文脈から内容を推測して読み進めることが大切です。
イラスト問題では、人物の動作を現在進行形で説明したり、状況を簡単な英文で表したりします。「誰が・何をしているか」を意識し、I thinkやbecauseなどを使って、できるだけ具体的に答えましょう。
意見問題は、まず結論を述べ、その理由を一つ加える形にすると答えやすくなります。
本番を想定して声に出して練習する
面接対策では、頭の中で答えるだけでなく、必ず声に出して練習してください。
過去問やサンプル問題を使い、入室から退室までを本番と同じように通してみましょう。スマートフォンで録音すると、発音や声の大きさ、答えるまでの間も確認できますので、おすすめです!
毎日短時間でも練習を続けると、緊張しても落ち着いて英語を話しやすくなります。面接は完璧な英語よりも、相手の質問を聞いて、自分の考えを伝えようとする姿勢が大切ですよ。
面接の練習は、一人では中々できません。親御さんの協力を仰いだり、友達同士で練習をしてみてください。オンライン英会話スクールも大いに活用できます!色々工夫して、対面で話す機会を作ってくださいね。
中学生・高校生が英検準2級を勉強するときのコツ
学校英語と英検対策を結びつける
英検準2級の勉強は、学校で習う英語と別のものとして考える必要はありません。
教科書に出てくる単語や熟語、文法は、英検準2級の長文読解やライティングにも役立ちます。授業で新しい表現を習ったら、意味だけでなく、例文を音読して使い方まで覚えておきましょう。
定期テストの勉強をするときも、教科書本文を読んだり、重要な英文を書いたりすることで、英検対策につなげられます。
特に英文を読むときは、主語や動詞、接続詞に注目すると、文の構造を理解しやすくなります。学校の授業を丁寧に受けながら、英検の過去問で実践練習を重ねることが大切です。
定期テストや受験勉強と両立できる学習計画を立てる
英検準2級の対策だけに時間を使うのではなく、学校行事や定期テストの日程も考えて計画を立てましょう。
まずは試験日から逆算し、単語、文法、長文、ライティング、リスニングの学習期間を決めます。
部活動や習い事で忙しいお子さんは、平日に短時間の学習を続け、休日に過去問やライティングへ取り組む方法がおすすめです。たとえば、平日は単語とリスニングを中心にし、休日は長文読解と英作文を練習すると、無理なく学習を続けやすくなります。
定期テスト前は学校の勉強を優先し、テストが終わったら英検対策の時間を少し増やすなど、状況に合わせて調整してください。
毎日の勉強時間が短くても、学習内容を記録すると継続しやすくなります。できなかった問題をそのままにせず、間違えた理由を確認する習慣をつけると、次の演習で同じミスを減らせます。
学校の勉強と英検対策は、工夫次第で一緒に進められます。無理のない計画を立てて、できることから少しずつ続けていきましょう。
英検だからと言って、普段学校で学んでいる英語と全く違うということはありません。逆に、英検対策をすることで、普段の学校での英語の成績アップにも繋がります!
英検準2級の勉強法に関するQ&A
英検準2級の勉強は何から始めればいい?
まずは過去問を1回分解き、現在の得意・不得意を確認しましょう。
そのうえで、正答率が低くなりやすい単語・熟語から学習を始めるのがおすすめです。単語の意味がわかると、長文読解やリスニングの内容も理解しやすくなります。
英検準2級は何か月勉強すれば合格できる?
必要な勉強期間は、現在の英語力や受験までの学習時間によって異なります。
学校の授業で基本的な英文法を学んでいる場合は、2〜3か月を目安に計画を立てるとよいでしょう。英語に苦手意識がある場合は、より長い期間を確保し、基礎から少しずつ取り組みましょう。
英検準2級は1日どのくらい勉強すればいい?
毎日30分〜1時間程度を目安に、無理なく続けることが大切です。忙しい日は、単語の確認やリスニングだけでも構いません。
休日にまとめて勉強するよりも、短時間でも毎日英語に触れるほうが学習習慣をつくりやすくなります。
英検準2級の過去問は何回分解けばいい?
少なくとも3回分、できれば5回分程度に取り組むと、出題形式や時間配分を把握しやすくなります。
解き終わった後は、点数だけでなく、間違えた理由まで確認しましょう。同じ問題を解き直し、正解の根拠を説明できる状態にすることも大切です。
英検準2級は独学でも合格できる?
英検準2級は、教材や過去問を活用すれば独学でも合格を目指せます。ただし、ライティングや二次試験の面接は、自分だけでは改善点に気づきにくい場合があります。
先生やご家族に答案や受け答えを見てもらい、定期的にアドバイスを受けると安心です。
焦らずに学習を続ければ、少しずつ英語の力は身につきます。お子さんの得意分野を伸ばしながら、苦手分野も一つずつ克服していきましょう。
まとめ|英検準2級は単語と技能別対策が合格への近道
英検準2級に合格するには、まず過去問で現在の実力を確認し、単語・熟語を優先して学習することが大切です。そのうえで、リーディング、ライティング、リスニング、二次試験の面接をそれぞれ対策しましょう。
学校の勉強と両立しながら、毎日少しずつ声に出して練習を続けることが、合格への近道です。
英検準2級対策をマンツーマンで受けたい方へ
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