公式ブログ&FAQ - 英語教育 の記事(54件)

中学受験と英語についての現状(受験科目に英語はある?ない?)

 

 

「世界で通用する子どもに育てたい。」

「英語力は必須の時代。小さいうちから身に着けさせたい。」

 とお考えの教育熱心なご家庭なら、一度は中学受験を意識された方も多いのではないかと思います。

 

この記事では首都圏、関西圏での中高一貫校での英語入試の実状をご紹介しながら、中学受験で英語力を問うことについて、考察をしていきたいと思います。

 

目次;

1.2022年度春の中学受験と英語について現状

2.私立中学校が小学生に求める英語レベルは?

3.難関校では、まだ英語を導入していない学校も多い。

4.小学生に英語は要らないのか、どうなのか?

5.まとめ

 

1.2022年度春の中学受験と英語について現状

 

首都圏では、2021年春143校において何らかの形で入試に英語が導入されました。6年前の33校に比べると年々増加傾向にあります。

この背景の一つとして、まずは大学入試改革があります。

大学入試改革と言えば、先日突然外部試験の導入を先送りにすると発表するなど混迷としている状況ではありますが、とにもかくにも今後は、実用的な英語力が重視されるようにシフトされていくことは間違いないと思います。

そのため、私立中学校側としても、英語のポテンシャルが高い子ども達にきてもらいたいという思惑があります。

また、以前から英語教育に力を入れてきた中高一貫校が、中学入学前に一定レベル以上の英語力をもった子どもを、従来の科目で受験勉強に励んできた子どもたちと同等に評価し、英語に長けた子どもたちに入学のチャンスを与えたい、という考えもあるのではないかと思います。

 

実際の試験での、英語の導入方法は学校により様々です。

英語を入試科目の一つとして選択することができるようになっている学校のほか、英検の3級~2級以上の資格をもっていれば特待制度や加点がある学校もあります。

さらに最近の特徴としては、これまでの筆記試験だけでなく、面接などを通してリスニングやスピーキングの力を試験で測る学校も出てきました。

例えば共立女子中学校ではグループワークで英語力をみるインタラクティブ入試が行われています。

 

 実はこれまでは、英語選択入試を実施するのは中堅下位校が中心でした。

しかし、2019年からは神奈川で人気の慶應義塾湘南藤沢中等部が英語入試を導入したことで、さらに英語を取り入れた入試に注目が集まってくるとみられています。

 

 

2.私立中学校が小学生に求める英語レベルは?

 

学校側が要求するレベルには学校ごとにかなり開きがあります。

偏差値が高い学校では、小学生といえどもかなり高い英語力を求められます。

 

2018年度市川中学校ではライティング試験が行われ、英検準1級レベルの問題が出題されました。

また、慶應義塾湘南藤沢中学校でも、2019年に行われた英語試験は英検2級から準1級程度とされています。

 

英語を得意科目として中学受験に挑戦しようと思う場合には、早い段階から希望する学校の出題傾向やレベルを分析し、どのような英語力が必要なのかを知っておく必要があるでしょう。

 

関西でも中堅下位校で英語特色入試を取り入れている学校が多くみられます。

関西圏で入試科目に英語を選択できる学校は、2021年5月時点で京都の平安女学院、同志社国際、花園中学校など6校、大阪府の追手門学院、賢明学院、金蘭会、高槻など23校、兵庫は小林聖心女子学院、武庫川女子大学付属、滝川など11校、奈良では西大和を含む2校となっています。

これも5,6年前と比較すると10倍以上の増加で、関西でも入学前から英語力を評価する傾向が顕著であることを示しています。

 

 

3.難関校では、まだ英語を導入していない学校も多い

 

しかし、たとえば関西では灘や東大寺など最難関男子校といわれるような学校や難関校では入試科目は従来通りで、英語の入試を実施しない学校がほとんどです。

入学後、英語の授業を英語で行うという神戸女学院や、英語教育に力を入れ海外研修も盛んに行っている須磨学園などの難関校でも、英語入試は実施していません。

このことからこれらの偏差値が高い学校は、英語の勉強が中学入学後でも間に合う、という考えをとっているといえます。

 

英語はあくまで何かを伝えるためのツールです。

英語を聞き取り、理解し、英語で自分の考えを伝えることができれば、多くの人とのやりとりが可能になり世界が広がりますが、あくまで語学は手段なので、最終的には、何を理解し、何を考え、何を伝えるかという「中身」が大切です。

 

難関校で英語力を問わないことの理由として、小学生時代は英語よりも他の科目で、その伝えるべき「中身」を磨くことに重点を置いていると考えることもできるでしょう。

英語力を高めるためには母国語である日本語がしっかりと身についていることが重要だと言われています。

国語力を伸ばす取り組みをすることが後々の英語力向上のカギを握っているともいえるのです。

 

 

4.小学生に英語は要らないのか、どうなのか?

 

けれども、幼児期、学童期は吸収力が高く、早くから英語に触れると、英語の音を聞き分ける耳を楽に育てることができ、外国人に対しての抵抗がなくなり、多様な文化を自然に理解できる等、様々なメリットがあります。

また、幼いうちから英語に親しみ、英語を学んで色々な国の人と交流したいと思ったり、外国で活躍したいという夢を持つことは後々英語を学んでいくためのモチベーションになるでしょう。

 

英語を通して外国の文化や風習に関心をもつことで、グローバルな感覚も身についていくでしょう。

そして、そのように英語に関心が高く、英語学習に意欲的な子どもが、英語で中学入試を乗り越えられると、自分の英語力に自信を持ち、さらに英語を磨こうと意欲的になれるはずです。

 

 

5.まとめ

 

英語で中学受験をするかどうかお考えのご家庭では、お子さんがどんな将来を望んでいるのか、お子さんにどんな道を歩んでほしいと思っているのか、親子で話し合い、英語を学ぶ目的をはっきりとさせることが大切です。

「英語ができる。」とひとくちに言っても、色々なレベルや色々な目的があるからです。

真の国際人として活躍するにはしっかりとした日本語力があり、自国の文化や歴史を理解するだけでなく多様な文化を理解し、自由に自分の考えを言えるようになる必要があると言われます。

お子さんが「英語を使って何をしたいと思っているのか」ということを深く考えていくことで、どのように英語学習を進めていくのがいいのか、英語を武器として中学受験するのがいいのかどうなのか、ということが見えてくるでしょう。

 

 

 
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投稿日: Jan 10, 2022 | 閲覧数: 896 | カテゴリー:

 

英語指導者は「パフォーマー」であるべきだという根拠について

 

こんにちは。スタッフのKです。

 

今日は、過去に進学塾で講師をしていた経験や教育について大学で学んだ事柄等から、私が考える「英語指導者はパフォーマーであるべきだ」と思う理由についてお伝えしたいと思います。

 

目次;

1.「楽しい学習」ってどんなこと?

2.学習は、遊びの延長です

3.小学校英語の学習目標を知っていますか

4.言語学習の「壁」となるもの

5.学習を楽しくする工夫

6.先生はパフォーマー

7.まとめ

 

 
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投稿日: Feb 22, 2021 | 閲覧数: 167 | カテゴリー:

 

帰国生の英検®対策を考える_その2

 

(写真はイメージです)

 

こんにちは!スモールワールド・オンライン英会話のスタッフSです。

 

前回の「帰国生の英検®対策を考える」記事の続きです。

 

 

 
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投稿日: Jan 29, 2021 | 閲覧数: 162 | カテゴリー:

 

帰国生の英検®対策を考える

 帰国子女の英検受験を考える

 

こんにちは!スモールワールド・オンライン英会話のスタッフSです。

 

英語学習者ならその実力を試してみたい!と考えますね。

 

お子さんに人気なのが英検®です。

 

今日は小学生の英検®対策(帰国子女編)を帰国子女を娘に持つ、私の経験から書いてみました。

 

うちの子どもは幼少期に渡米し、現地の小学校に通いました。

 

そのため、英会話自体は、当時ネイティブ並みに話せたのですが、こと日本の英検受験、となると、話はそう簡単ではありません。

 

どんな試験も、傾向を知り、対策を立てずして合格なし!です。

 

当時、私(母)が良かれ、と思ってしたことを挙げると・・・・

 

 
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投稿日: Oct 08, 2020 | 閲覧数: 187 | カテゴリー:

 

帰国子女の英語力を保持するために!ある親子の挑戦とその結果

 

 

「せっかくアメリカに駐在したのに、日本に帰ったらどうやって子供の英語をキープさせたらいいのだろう?」よく駐在ママたちの間で話題になります。

「子供が英語を忘れても発音はきれいなまま残る」とも聞きますが、できたら帰国時の英語力を落とさず残したいのが本音です。

 

我が家は小学生2人を含む4人家族で、現在アメリカ在住通算9年目になります。「通算」としたのは、実は7年目と8年目の間に2年間日本に住んでいた時期があるからです。アメリカと日本を行ったり来たり、子供も日本の学校とアメリカの学校の両方に通った経験があります。

最初のアメリカ駐在を経て日本に帰国した時、遠くない未来に再渡米が見えている状態だったので子供の英語力の保持は最重要課題でした。

今回は、悪戦苦闘をしながら、そのときに挑戦したこととその結果を私なりにまとめてみました。

 

目次;

1.外国語保持教室とは?

2.ネイティブスピーカーと話せる場所を求めて

3.英語力保持に効果があったと思われること

4.まとめ

 

1.外国語保持教室とは?

 

本帰国を控えた駐在ママの間で必ず一度は話題にあがるのが、「外国語保持教室」の存在です。

海外子女教育振興財団が運営している、帰国子女を対象とした語学教室です。

週末に現地校に近いスタイル・カリキュラムで授業を行っており、授業はレベル別完全英語授業というまさに理想としている場所。

 

同じように海外を経験したお友達もできるだろうし、これは通わせてみたい!と思い早速ネットで情報を集めました。

しかし残念なことに、教室がある場所が我が家からは遠すぎて断念しました。

都心部や大都市の近くに住む場合は通える範囲かと思います。

 

 

2.ネイティブスピーカーと話せる場所を求めて

 

次に考えたのが「ネイティブの先生にアメリカのテキストを持参し、それを教えてもらえたら英語力は落ちないのではないか?」ということ。

アメリカの教育を受けた先生なら何年生で何を学ぶか知っているはず!

その先生に教えてもらえたら、英語力に加えて学力も落ちない!

アメリカに戻った時にブランクを少しでも埋めておき授業についていけるように、と意気込んでアメリカでテキストを買い込んで日本に帰ってきました。

そして、ネイティブの先生からマンツーマンで学べる環境を求めて情報を集め始めました。

 

しかし、ここで一つ問題が生じました。

田舎に住んでいたためネイティブスピーカーの先生から学べる場所がほとんど見つからないということです。

家庭教師を頼みたくても、条件が合う人が見つからず、英語からどんどん遠ざかる日々。

 

この時点で半年は経過していました。

 

塾もいくつか見学に行きましたが、家の近くでは対応不可、車で1時間ほどかかる教室を勧められることも。

何とか探し出したのが、イギリス出身の先生が一人で運営している個人塾でした。

 

この時私はフルタイムで働いていたため上の子と下の子を別々の日に塾に送迎することが時間的に難しく、週に1回、1時間を二人まとめてお願いすることにしました。

しかし、結果的にこの作戦は失敗でした。

上の子と下の子の年齢差や能力差を考慮せず同じ時間にレッスンをお願いしてしまったため、上の子は簡単でつまらない、下の子は難しくてできない、という状態になってしまいました。

先生も二人を同時進行で見るのは大変だったと思います。

 

テキストを使っての勉強よりゲームや日常会話などがレッスンのメインとなり、私の目論見からは外れたものになってしまいました。

 

ただ、上の子は難しい日本語の勉強から解放されて「楽しい」と毎回のレッスンを楽しみにしていたし、下の子はただ単純に英語でゲームなどをするのが楽しかったようで二人とも進んで通っていました。

英語に触れる、というレベルでの個人塾や家庭教師は効果的でした。

しかし、英語力保持となると週1回1時間では圧倒的に足りませんでした。

 

 

3.英語力保持に効果があったと思われること

 

我が家の場合、1で紹介した「外国語保持教室」には遠くて通えず。2番目の「ネイティブ講師に学ぶ」という方法もイマイチ効果が薄く結果を出せませんでした。

このように思い通りにならないことが多かった一方で、効果が見られたと思うものも、ありました。

 

それは英語の本・DVDです。

 

たくさんの英語の本を持ち帰ったので、上の子は特にそれを繰り返し読んでいました。

そのため、リーディング力はあまり落ちることなく、実際アメリカに戻ったときの最初のテストでは、Aをとることができました。

 

先生からもクラスの子供たちの前で「2年も日本にいたなんて思えない!素晴らしい!」と褒められたそうです。

元々本好きだったのも功を奏し、我が家ではこれが一番のヒットでした。

下の子はまだすらすら本が読める年齢ではありませんでしたが、音声で本を読み上げてくれるおもちゃと本のセットが役に立ちました。

 

また、タブレットのアプリも飽きずに継続することができました。

実際にアメリカの小学校ではアプリを使って学習を進めることがあります。

 

特に「Raz kids」というアプリは、子供も私も気に入っていてよく使いました。

Raz Kids(ラズキッズ)とは、英語圏の小学生などでリーディング副教材として使われているオンラインで多読学習を実現できる図書システムのことです。

レベル別にオンラインの本が用意されていて、範読、黙読、その後内容が理解できているかのテストに対応しています。

また、リーディングだけでなく、算数や計算、単語などさまざまなアプリがあり、各15分~20分程度でワンレッスンが完了するため負担も少なく続けられます。(Splash Math, Imagine Learningなど)

当時はリーディングのみ利用していましたが、その他の教科も使っていたら英語面だけでなく学力保持の効果があったのかもしれません。

 

 

4.まとめ

 

以上の経験より、日本での帰国子女の英語力保持はそれほど簡単なことではなかったな、というのが実感です。

 

しかし、英語を忘れるスピードを遅らせることは可能です。そういう意味では、身近にある英語の本やアプリを活用できたのは良かったと思います。

また、頭の中に英語が少しでも残っていたら、そこをきっかけにまたすらすらと英語が出て来る、ということも目の当たりにしました。

 

話したり書いたりするアウトプットの機会は減りますが、少しでも英語を身の回りに置いておくこと、インプットをし続けることが英語力の保持に一役買ってくれたことだと思います。

 

 
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投稿日: Aug 25, 2020 | 閲覧数: 203 | カテゴリー: