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プロ家庭教師が思う、日本の最新英語教育について

 

 

学歴は関係ないといいながらも、実際のところはまだまだ学歴社会が残っている日本。

だからこそ、幼児・小学生の親御さんなら知っておいたほうがいいことがあります。

その一つが、日本の英語教育の変わりようです。

 

ここでは、プロ家庭教師をしているわたしが、2020年の大学入試から現行のセンター試験に替わって実施される「共通テスト」にもふれながら、今注目すべき日本の英語教育について、まとめてみました。

 

目次;

1.使える英語の習得へと方向転換はしているが・・・。

2.大学受験の変化は、他のところにも影響している

3.中学生・高校生の学ぶ「英語」とは

4.受験英語は今後不要になるのか?

5.まとめ

 

1.使える英語の習得へ方向転換はしているが・・・。

 

2020年から施行される大学入試の共通テスト(現行のセンター試験という名称から、共通テストという名称に変更されます)では、リスニング100点、筆記100点の計200点満点になるということが発表されています。(2019年10月の執筆当時。その後、外部試験導入が先送りになったため、共通テストの様式も変更が予定されています)

 

センター試験ではリスニング50点、筆記200点の計250点満点なので、これは大きな変化です。

 

教育の場にいると感じるのは、教育熱心な家庭ほど、未就学のときから子どもに英語を習わせていることが多いということです。

英語の早期教育は無駄だとかいう批判的な意見も多くありますが、幼少期から英語を習っている子どもほどリスニングで苦戦しないのは事実です。

教育について意識の高い家庭ほど、早期英語教育を実践しているということは言えると思います。

 

英語は、小学生以下のお子さんの習い事として非常に人気があります。

以前であれば、中学入学で一斉スタートであった英語学習ですが、、現在では、中1の段階で「英語デビューの子ども」もいれば、英検2級をすでに取得している子どもも居ます。

 

その結果、中学では英語の授業を担当する先生は本当に苦労しているようです。

 

 

2.大学受験の変化は、他のところにも影響している

 

受験英語の大きな変化は大学受験だけではありません。早いところでは高校受験の英語の出題傾向も様変わりしています。

例えば、かつては文法問題が大問として出題されていたものは、多くの入試問題でなりを潜めているのです。

 

このように、大学受験での英語の出題形式が変わることによって、中学生・高校生にも大なり小なり影響が出てくるのは必至です。

ただし、入試問題を作る際には、どうしても過去の受験英語が土台に成り立っているため、実用英語に完全移行とまでは到底言える状況には至っていません。

 

入試改革が起きていても、中学高校での英語の授業ではまだまだ受験英語向けの対策がとられています。

 

 

3.中学生・高校生の学ぶ「英語」とは

 

変革、変革と言いつつも、そのような理由で、まだまだ日本の中学生・高校生は文法を中心とした英語教育を受けているのが現状です。

 

文法を中心とした授業が中高の6年間続く異常さ、毎週100単語単位の英単語テストを課す過酷さ。

スポーツでも、仕事でも、理屈よりも実践が有効であることは少し考えればわかることなのに、子ども達は受験英語漬けにされて疲弊しています。

 

今まで、文法中心の指導をしていた先生方が総入れ替えをしない限り、大胆な教育改革というのは結局のところ、難しいのかもしれません。

 

たとえば、新しい教育指導案では、中学校・高校の英語の授業は、基本的に「英語だけ」で進行するように、となっています。

ところが、肝心の英語の先生たちが流ちょうな英語が話せない人が非常に多く、現実問題として英語だけでの英語授業が成り立たないということが往々にしてあるのです。

 

指導を担当する先生の無能を責めるのは簡単ですが、指導側の先生も、過去に「受験英語」「文法英語」で英語を習得・教育されてきたので、実践的な英語が身についていない人が多くいるのはやむを得ないのかもしれません。

 

 

4.受験英語は今後不要になるのか?

 

ここ20年、日本の教育は大きく様変わりしましたし、今も変わり続けています。

特に、英語教育に至っては、15年前頃からいわれていた「いずれリスニング重視になるという」実用英語への移行傾向が今まさに起きています。

 

では受験英語は不要か?といわれれば、日本の大学入試制度を利用するのであれば、受験英語もやらざるを得ないというのが実状です。

 

例えば、英語の予習というと『教科書の英文を全部ノートに写して、全文和訳する』というものがありました。

これ、実はいまだに多くの中学高校で行なわれています。

 

さらに模試でも英語の問として必ず課されるため、英語の偏差値を上げたいのなら、和訳問題の対策として、子ども達は「めんどうでも、やるしかない」。という現状です。

 

少しずつ変わり続けている英語教育ではありますが、現場にいて「大きく変わった!」と実感するには、まだまだ時間がかかりそうだというのが本当のところです。

 

 

5.まとめ

 

とはいえ、入試でも、実社会でも、英語の重要度については急激な勢いで加速しているということは紛れもない事実です。

たとえば現在の就職活動では、英語面接があったり、TOEICなど比較的実用的な英語力を要求されたりします。

受験英語で慣れている子ども達は、大学に入ると今度は実用英語にシフトして勉強を「し直す」必要があります。

 

今後、どのように日本の英語入試問題の出題が変わっていくのか。

実用英語により近い問題が出題されるようになるのか、あるいは相変わらず文法力が重視されるのか・・・。

 

いずれにしても振り回されるのは子どもたちです。

まずは、どちらに転んでも対処できるように、受験英語と実用英語はいずれも万遍なく学習しておいたほうが無難でしょう。

 
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投稿日: Dec 26, 2019 | 閲覧数: 524 | カテゴリー:

 

プレインター卒の子供の実例をご紹介!小学校時代の英語教育

 

 

前回「インターナショナルプレスクールで英語を習得した娘の記録」というタイトルで、子供が1歳半のときからプレインターナショナルスクールに通い、11歳になった現在は日本語も英語も同じように扱えるようになっている、という方が通ったインターの特長などをお伝えしました。

今回は、その続き記事で、子供が小学校に上がってからのお話になります。

 

目次;

1.インターナショナルプレスクール卒園後の主な進路3つ

2.同志社国際学院初等部(DIA)の教育方針

3.家庭内でも英語脳を維持させる意識を持って

4.小学生になってからのバイリンガル教育について

 

1.インターナショナルプレスクール卒園後の主な進路3つ

 

インターナショナルプリスクール(英語保育園)卒園後、子供の進路に悩まれるご家庭は、少なくないと思います。

せっかく身に着けた英語力をどう維持していくか、という問題です。

我が家も、随分と悩みました。

 

インターナショナルプリスクール卒園後の進路選択としては、主に3つです。

 1.私立小学校
 2.インターナショナルスクール
 3.公立小学校を経て、中学受験

大半のご家庭がこの3つのいずれかを選択されています。

ところで、幼児期からの英語教育を重要視されているご家庭の中でも、その目的はさまざまです。

大学受験を見越して、早い時期に英検やTOEICなどで結果を残すなどし、受験英語に有利になるように、小さなうちから英語教育を、と考えておられるご家庭もありますし、日本の高等教育に魅力を感じず、子供を海外の高校・大学に進学させたいので、というご家庭もありました。

このように長い視野で、お子さんの教育を考えることが進路選択の際には必要になってきます。

英語力維持の為に有効な進路・・・という考え方ではなく、どのような目的で英語教育をしていきたいかを明確にすることが、卒園後の進路選択には大切だと思います。

 

 

2.同志社国際学院初等部(DIA)の教育方針

 

我が家は関西圏に住んでおり、通学許容範囲内に同志社国際学院初等部(以下、DIA/Doshisha International Academy Elementary School)がありましたので、こちらを受験しました。

 

DIAでは、授業時間の約55%を英語、約45%を日本語で行います。

それだけでなく、この学校は、一条校でありながら、IB(国際バカロレア:International Baccalaureate)の初等教育課程プログラム(PYP)の認定校であり、探求型学習が主軸になっています。

 

ちなみに、一条校というのは、日本の学校教育法第一条で指定されているいわゆる「学歴」に残る正規の学校という意味で、インターナショナルスクールや学習塾など「無認可」の学校との対比として使われる言葉です。

 

国際バカロレアの認定を受けている学校は、世界で約5,000校あるそうですが、日本国内にはまだまだ少なく、IB認定校の小学校は36校、うち一条校である小学校は5校しかないそうです。(※)

英語力を重視するのであれば、インターナショナルスクールという選択肢もあったのですが、やはり、日本人としてのベースをしっかりと持った上で、国際的な感覚を身に着けるには、母国語での教育はやはり重要だと感じていましたので、我が家はDIAを選びました。

※:文部科学省IB教育推進コンソーシアムHP/ https://ibconsortium.mext.go.jp/

 

DIAでは、様々な教科を英語での授業で学ぶことで、英語を実用的なものとして身に付けることを目的としています。

IBに基づいた学習方法の為、通常の小学校とは少し変わったカテゴリで学習をするのですが、UOI(探求型学習)、MIE(Math in English/算数)、Art(図画工作)、 Music(音楽)、 P.E.(体育)、HFL(家庭科)、English(外国語活動)の教科は全て英語で行われます。

1日の半分以上は英語で授業を受けており、探求型学習の特性上、グループで話し合ったり研究したりと、受け身の学習ではなく自発的な学習がとても多い学校です。

もちろん、英語での授業中は、子供同士のディスカッションも全て英語です。

授業時間以外での使用言語の規制は特にありませんが、子供達の間で自然と英語と日本語が飛び交う、とても面白い環境です。

日本国籍の生徒が多いのですが、外国籍の子や帰国子女など、様々なバックグラウンドを持つ生徒も沢山おり、DIAの子供達にとって英語はごくごく身近なものとなっているのを感じます。

 

 

3.家庭内でも英語脳を維持させる意識を持って

 

DIAでの教育に加えて、我が家では、家庭内でも、自然に英語と日本語を使い分ける工夫をしています。

娘は、海外チャンネルや洋画が好きですので、英語圏の番組を見る際は英語のみで観るようにして、その時間は家族間の会話も英語で行っています。

また、主人が海外と取引の多い仕事をしております関係上、海外からお客様が来られた際には、食事の席に娘も同席させ、大人が英語で会話をしているシーンを見せる事で、英語がより身近なもので、必要不可欠なのだと感じられる機会を作ったりもしています。

 

重視している点は、英語を話すべき時は英語で考える、ということです。

私自身、頭の中で日本語に置き換えて考える方法でしか英語を話せないので、残念ながら英語で考えるという思考回路がないのですが、子供時代を海外で過ごしたバイリンガルの主人は、英語を話す時は英語で考えるということを、自然に行っているようです。

現在11歳の娘も、おそらくそのように使い分けています。

幼児期からの英語教育のメリットは、まさにここかもしれません。

英語脳を育てられるという点です。

 

 

我が家では、「これは英語で何ていうの?」や「英語で話して!」という事を、一切言わないようにしてきました。

代わりに、英語での答えを引き出したいときは、必ず、英語で問いかけをするようにしています。

 

 

4.小学生になってからのバイリンガル教育について

 

子供のバイリンガル教育については、幼稚園時代はどの子も同じような形での教育が可能です。

幼い子供たちは、与えられた環境に順応する子が多く、プリスクールに通園しているだけで自然と英語力が身につく子が多いでしょう。

 

しかし、小学生になり、成長と共にその状況は変わっていきます。

日本語が発達していけば、日本語で意思表示する機会の方が増え、当然、子供は表現しやすい方の言語を使うようになります。

 

たとえば、DIAに通っていても、3~4年生位になると個々の英語に対する意識に差が出来始め、会話力にも如実に差を感じるようになります。

本人が英語に対する苦手意識を感じてしまうと、どんなに環境が整っていても、スキルアップは難しくなります。

毎日英語を耳にする環境ですので英語力がゼロになることはありませんが、自発的にアウトプットをしていかなければ、英語での表現力・会話力は落ちていくようです。

 

娘は現在6年生になり、幼稚園時代の様に、普段の会話の中で自然と英語が優先されるような事はなくなりましたが、シュチュエーションに応じて英語と日本語を使い分けるようになっています。

むしろ、日本語の語彙力がつくことで、相乗効果で英語力も伸びてきたように思います。

漢字や算数に関しても、入学当時は心配もありましたが、問題なく学習しています。

 

幼稚園時代の100%英語の環境からを思うと、日本語の勉強時間が増えることで、一時期には英語力が低下したように感じる時期はありました。

そんなときにも、あせらず、長い目でみて、本人が本当に英語の重要性を感じ始めた時のベースを作る期間だと考え、自発的に英語に寄り添った生活ができるように心がけました。

 

幼稚園時代と小学校時代の英語教育での違いは、いかに本人が英語に対する意識を高められるかではないでしょうか。

学問としての英語の他に、コミュニケーションツールとしての英語の必要性を感じられる環境作りが大切だと実感しています。

 

 
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投稿日: Oct 17, 2019 | 閲覧数: 1391 | カテゴリー:

 

「英語力=4技能」の時代に!小学生だからこそ始めたい英検受験

 

 

これまでの日本の英語教育は、ご存知の通り、英文を読んだり聞いたりといった内容が中心となっていました。

でも、現在は、このような「リーディング」と「リスニング」さえ学習しておけば良い、という時代ではありません。

 

そんな新しい英語教育の時代、小学生の英語学習に、英検を取り入れてみませんか。

 

目次;

1.英語学習=「リーディング+リスニング」はもう古い!?

2.英語教室に通わせても伸び悩む理由とは?

3.小学生に英検受験をおすすめする理由

4.まとめ

 

1.英語学習=「リーディング+リスニング」はもう古い!?

 

英語教育に力を入れる一部の小学校では、既に英語4技能、つまり「リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング」の能力を総合的に鍛えるカリキュラムが導入されています。

小学生から始まる新たな英語教育では、グローバル化社会で将来活躍できる人材を育てる、という目標のもとにカリキュラムが組まれています。

 

こうした現状を考えると、小学生の頃から少しでも多く英語に触れて、英語4技能の向上を目指す。

その中でも、日本人が最も苦手とする「スピーキング」を小学生のうちに鍛えておく、ということは、大変意味があると言えるでしょう。

 

 

2.英語教室に通わせても伸び悩む理由とは?

 

では、小学生が英語のスピーキング力を鍛えるには、どうしたら良いのでしょう。

 

まず、だれもが思い浮かぶのが「英語教室に通うこと」だと思います。

 

近所にある英語教室にひとまず通わせているというパターンもよく耳にします。

 

もちろん、それで効果が出ている場合には何も問題ないのですが、

 「意外と伸び悩んでいて効果があるのか正直分からない」

 という悩みを抱えている保護者も、多いのではないでしょうか?

 

その理由として1つ考えられるのが、教室側が生徒さんに「英語=楽しい」と感じてもらう事を最優先にしていて、実際に子ども達はグループ活動など楽しい時間を過ごしていて英語が好きなってはいるけれども、英会話を伸ばすのに必要なことは、あまり学べていないというケースです。

 

確かに最初のステップとして、

 「英語が好きになった」「英語に対する抵抗が無くなった」

という状態を目指していくのは、大変素晴らしい事です。

 

しかし、そうした表面的に楽しい活動だけをずっと続けていても、「単語」や「英文法」を学習しない限り、残念ながらお子さんの会話力はさほど伸びないというのが現実です。

 

結局のところ、自分が使える単語や英文法の数というのがそのまま自分が英語でどれだけの内容を伝えられるのかに直結するので、英会話を鍛える上では、そのような単語学習や英文法を学ぶことは、絶対に避けては通れません。

 

 そこでおすすめなのが、「英会話教室に通いつつ、英検を受験すること」です。

 どうして英検なのか。その理由について、続けてお話をしていきます。

 

 

3.小学生に英検受験をおすすめする理由

 

なぜ英検がおすすめなのかといえば、知名度が高く5級から試験内容にスピーキングが含まれている(※)のに加えて、英文法や読解の問題が出題されるため、合格を目指す上で、自然と英会話に必要な単語や英文法の知識も学習できるからです。

 

また、英会話がどの程度できるかというのは、どうしても主観的な判断になりがちですが、英検を受けることによって、自分の会話力を面接官に客観的に判断してもらえる、という点も大きなメリットです。

 

最初は思うように合格できなくても、小学生の頃からコツコツと挑戦していけば、ゆくゆくは準1級や1級といった、英検上位級の合格も、学習のスタートが早い分だけ可能性が高まります。

 

ちなみに、勉強=子どもが嫌がるもの、というイメージがどうしても強くありますが、試験勉強をして合格するという一連の流れは、ある意味で子ども達が大好きなゲームの攻略に似ている部分があります。

 

そのため、始めは英検受験を嫌がっていた子どもも、いざ受けてみると不合格が悔しくて、それまで以上に熱中するということも珍しくありません。

たとえ結果が思わしくなかったとしても、親御さんとしては「次もがんばれ!自分も応援しているよ!」という姿勢を見せてあげてください。

 

小学生の英検受験では、親子で一緒に挑戦する、という気持ちで合格を目指す方法がおすすめです。

※英検5級のスピーキングテストは、現在のところ、合否には直接関係ありません。

 

 

4.まとめ

 

今回は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、という英語の4技能がますます必要となる今後と、小学生からの英検受験のススメについてご紹介をしました。

 

勉強に限らず、何事においても言えることですが、「スタートが早い」というのはそれだけで本当に大きな武器になります。

お子さんの自主性や意見を尊重しつつ、英語学習を楽しんでみてください。

なお、この記事の中で、英語教室のレッスンについて、

「にぎやかに楽しむだけの場所」と、敢えてマイナスの書き方をしました。

 

しかし、私は英語教室の在り方を否定しているわけではありません。

 

そうした「英語って楽しいよ」ということを教えてくれる場所から英語学習を始めた後に、目標とする試験に合格できたり、あるいは簡単な会話であったとしても海外の人と英語で意志疎通ができたりといった瞬間にこそ、英語学習の「本当の楽しさ」が味わえると信じているからです。

 

お子さんがそうした語学の本当の楽しさを味わう最初のきっかけとして、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 
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投稿日: Sep 26, 2019 | 閲覧数: 455 | カテゴリー:

 

小学生が英検を合格するためにおすすめの方法・厳選4つ!

 

 

2020年に小学校で英語が必修科目になり、英語に対する意識が高まっています。

また英語を勉強している子達にとって英検合格はレベルを知るための目安となります。

今では小学生で英検4級まで受験する子も増えています。

 

それでは小学生にとってどのように勉強するのが良いのでしょうか。おすすめの方法をご紹介します。

 

目次;

1.小学生向けの英検対策本を使おう

2.オンライン英会話を活用しよう

3.まずは早めに英検を受けてみよう

4.親子でいっしょに受験してみるのも良い手です!

5.まとめ

 

1.小学生向けの英検対策本を使おう

 

小学生にとってまず苦労するのは英検のドリルを理解することでしょう。

説明している日本語が難しければ、 英語どころではないのです。

でも大丈夫!最近では小学生向けの英検対策ドリルがたくさん市販されています。

オールカラーでわかりやすく噛み砕いて説明しています。

難しい言葉を使わずに、全ての漢字にふりがながふってあるため勉強する時にストレスを感じる必要がありません。

ただ覚えるだけではなかなか頭に入らないのですが、小学生でも理解できるような説明が多く、繰り返し練習をしていくことで、だんだんと頭に入るのです。

英検5級だけではなく、近年では小学生向けに英検3級や英検準2級対策のドリルも発売されています。

 

おすすめのドリルを以下にご紹介しましょう。

■小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル

■小学生の英検5級合格トレーニングブック

いずれも小学生向けにわかりやすく説明されており、3級まで展開しているので、おすすめです!

 

 

2.オンライン英会話を活用しよう

 

英会話教室に行かなくても、 オンライン英会話を使って自宅で英会話の勉強をしたり、英検の対策レッスンをすることはできます。

またネイティブスピーカーと Skype などを使って一対一で話す機会も多いのです。

ネイティブスピーカーと話すことによりスピーキング力が上がるだけではなく、正しい発音を耳にすることから、英検対策では重要なリスニング能力も上がることが期待できます。

 

日本人はリスニングが苦手とされています。

これは幼少時から正しい発音で英語を勉強していないからなのです。

しかし正しい発音を覚えることによって、初めて見る言葉でも、ある程度の綴りを書くことができるなど、発音を正しく知ることは読み書きにおいてもメリットが大きいのです。

おすすめのオンライン英会話は以下の通り。

 

 

オンライン英会話最大手であり、キッズ向けの教材が270あります。ネイティブ講師と日本語が話せる講師がいます。

 

 

英検対策では定評のあるスクール。日本人バイリンガル講師がメインに指導をしています。

 

 

3.まずは早めに英検を受けてみよう

 

多くの親御さんは「子どもには、不合格の体験をさせたくないので、ある程度合格をする可能性がある英語力をつけてから、受験をさせたい」と思っているかもしれません。

でも、英検5級に関しては合否よりも英語学習法を身につけることや、知らない場所や知らない子たちと一緒に試験を受けることに慣れることも必要です。

 

マークシートを初めて見るお子さんもいらっしゃるでしょう。

せっかく勉強していても試験環境に慣れず結果を出さない子供達もいます。

 

そのため、「場慣れ」をするためにも、英語が好きで勉強しているのであれば、早めに 英検5級を受験してみることをおすすめします。

なかには、合格賞状が届いて、さらにモチベーションが上がり、すぐに次の級を受けたい!と言い出す子供もいると聞きます。

また仮に不合格であっても、リスニング・ライティングなど分野ごとの現在の英語力を把握することができるため、今後の対策に有効なのです。

英語を勉強して半年以上を目安として、お子様の状況を見極めながら受験するとよいでしょう。

 

 

4.親子でいっしょに受験してみるのも良い手です!

 

子供は一人ではなかなかできなくても、親と一緒であればできることもあります。

そのためお子さんと一緒に英検合格に向けて勉強するのも一つの方法です。

中には親に負けたくないと一生懸命になると思いますし、夕食の時などに復習をすることもできるのです。

また一緒に勉強することで、お子様が萎縮してしまうことがなくなり 楽しく英語を勉強することができます。

お子様にとって、楽しく勉強できる環境こそが成長へとつながるのです。

 

 

5.まとめ

 

英語は「とにかく記憶力」「覚えてなんぼ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

しかし単語力がそれほどには多く培われていない小学生であっても、英検4級や英検3級を合格することは出来ます。

そういった子供たちは、もちろん単語量を増やす努力も必要ですが、それ以上に、英語の発音の仕方や、文法の構造などを理解しているかどうか、といったことが合格のポイントになっている場合があります。

小学生であっても、英語の文の構造をきちんと教えてあげると良い、ということですね。

 

英検は文部科学省後援の検定試験であり、小学生の受験生も年々増えています。

英検合格者は現在のお子様の英語の実力を証明するだけでなく、高校や大学の入試優遇制度などのメリットもあります。

2020年からは小学校にて英語が教科になり通知表にも成績がつきます。

この機会に、ぜひお子様の英検受験について前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

 

 
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投稿日: Sep 19, 2019 | 閲覧数: 411 | カテゴリー:

 

ネイティブのように英語を学ぶって可能なの?~アメリカ教育の現場から~

 

 

グローバル化が進む中、英語力は旅行やビジネス、そして仕事を得るのにとても大切なスキルです。

最近の日本では英語教育が加熱し、英語をどのように学んでいくかで、今後のよりよい生活や子どもたちの将来が大きく関わってきます。

「日本にいて、ネイティブのように英語を話すなんて、無理。」と思ってはいませんか?

語学留学をしなくても、インターナショナル・スクールへ行かなくても、勉強の仕方と努力次第で英語はマスターできます。

重要なのは、「英語が話せるようになる!」という強い意思と、そうなるために時間を掛けて学ぶ努力。

ただ、その基本には上手に英語を学べる方法を知っておくことが必要です。

ここでは、そんな意気込みのあるあなたへ、アメリカの教育現場で指導に関わる筆者の立場から、アメリカでの発音教育などの話を通して、日本にいる子供たちが、どのようにしたらネイティブのように英語を話せるのか、についてお話をしていきます。

 

目次;

1.小さい頃から英語を始めるべきか?それとも、大きくなってからでも、間に合うのか?

2.アメリカでの英語教育と発音指導

3.日本での英語教育と発音指導

4.英語と日本語の発音の違い

5.どのようにすれば、英語の発音は上達するのか?

6.まとめ

 

1.小さい頃から英語を始めるべきか?それとも、大きくなってからでも、間に合うのか?

言葉は、3歳からでも80歳からでも学ぶことはできますが、ネイティブ並の発音と考えると、ある時期までに始めた方が良いようです。

赤ちゃんのときから、いろいろな言葉に触れることはとても良いことですが、あまり小さい時期からですと、言葉が理解できないという難点があります。

その上、母国語の基礎がきっちり理解できていないと、将来の言葉の発達に問題が起きてくるという研究結果も出ています。

では、いつから英語を始めるべきでしょうか?

発音に関しては、6−7歳くらいが一つの壁と考えられています。

この時期ですと、日本語の基本が安定してきて、英語などの外国語の発音にもすんなり対応でき、英語の音との区別もできます。

ですから、発音についてだけのことを言えば、6−7歳というのが一つの区切りになります。

2つ目の区切りは、13歳前後と考えられています。

中学生くらいになると、日本語能力がかなり確立してきますので、英語の発音もはっきりと日本語との差異を理解できます。

ただ個人差にもよりますが、リスニングを豊富に実践し、具体的にどう発音するのかという意識を持ってレッスンに取り組めば、この時期から英語の発音を訓練しても、まだまだ間に合います。

さらに最近の研究では、外国語の発音を学ぶのに17−18歳からでも遅くないという結果も出ているようです。

この時期からですと、かなり効果的な勉強法が必要ですし、個人差も出てくると思います。

また、大人になってからでも、英語の発音を学ぶことはできますが、コミュニケーションができるレベルには達するものの、日本人ならではのアクセントが多少出てしまうかもしれません。

長年、日本語の発音に慣れてしまうと、なかなかその発音から抜けられず、その発音が英語の発音に移ってしまうからです。

ただし、こちらも個人差がありますので、諦めずに英語の発音に専念していれば、上達することでしょう。

 

2.アメリカでの英語教育と発音指導

英語を初め、スペイン語、ドイツ語、フランス語などのヨーロッパの言語は、音から学んでいく言葉なのに対し、日本語、中国語、そして韓国語などは、視覚から学んでいく言葉と言えます。

アメリカの英語教育では、英語を学ぶのに、音から入っていく教育法が取り上げられています。

日本で「あいうえお」を学ぶように、アメリカでも英語の時間ではまずアルファベットを学びます。

このとき、例えばAは「エー」という音とアルファベットの関連性を覚えさせ、次第に音で学んでいくことを強化していきます。

日本語はひらがなと読み方が一定しているため、ひらがなを見て、発音に困ることはないのですが、英語は古英語、フランス語、ラテン語等、いろいろな言語から成り立っている言葉なので、読み方にしっかりとした規則がないのです。

これは、ESL生徒(英語が第二言語の生徒)の悩みです。英語は大まかなルールはあっても、「発音の規則」というものがありません。

では、そんな不規則な英語の発音をアメリカの子どもたちはどうやってマスターしていくかというと、昔は母親や学校の先生、そして家庭教師が、Nursery Rhyme (子供の童謡)を教え聞かせていたようですが、最近では、phonics(フォニックス)という発音と英語のつづりとの規則性を学べる指導方法が幼稚園や小学校低学年で大きく取り上げられています。

ただ、フォニックスの規則を使っても、全英単語の発音は正しく読めるようにはなりません。

フォニックスの規則から外れた綴り・発音もたくさんあるからです。

フォニックスは、ただ「発音ガイド」と考え、その他の不規則発音は学校や毎日の生活の中で聞き慣れていくことになります。

 

3.今までの日本の発音教育法

一般的に考えて、日本の英語発音指導方法には、まだまだ改善の余地がたくさんあります。

今は多少改善されたかもしれませんが、公立学校の英語のほとんどの先生方は、多少の留学経験はあっても、きちんとした発音が出来ていませんでした。

英語検定試験などでよく、先頭の方で出題される「英語発音表記」をそのまま教えるだけでは、実際にネイティブのような発音には近づけません。

また、昭和時代の英語教育では、発音についての指導はほぼ無いと言っても過言ではないような状態でした。

英語の勉強と言えば、文法の理解と単語を増やすこと。その他に、発音を上達する場はなかったように思います。

最近では、英語のネイティブ教師が公立学校や英会話教室でかなり増えてきたため、「生」の英語の発音を直接聞けるようになりましたので、少しは改善してきていると思うのですが・・・。

でも、直接「生の英語」に触れていれば英語の発音が上達するかというと、そうとは限りません。

いくら英語の先生が一緒に歌を歌ってくれたり、会話をしてくれたりしても、学んでいる当人が正しい発音の「意識」がなければマスター出来ずに、耳から耳への素通りで終わってしまいます。

インターナショナル・スクールへ通っていたり、親が英語を話せるというのであれば、毎日の会話でそういった「素通り」された英語も会話をして行くうちに、少しずつ直されていきますが、週に数回の英会話では、英語の正しい発音は身に付きません。

 

4.英語と日本語の発音の違い

英語の発音に苦労されている方は、日本語と英語の発音の違いが理解できるとは思うのですが、「どこが、どう違うのか?」と聞かれると、まだまだ闇の部分がたくさんと思います。

例えば、一般的に知られている子音のth (the) やR(rock)とL(lock) などの違いは、英語を学んでいる人にはよく紹介される発音です。

恐らく、何度も繰り返し練習していけば、次第にマスターできるでしょう。

では、次にaの発音を考えてみてください。

日本語では「あ」という発音一つしかないこのアルファベット。

アメリカ英語の母音 a には、7つの違った発音の仕方があるのを知っていましたか?

1. Jack  2. Yacht  3. About  4. Football  5. Cable  6. Share  7. Private などの単語中のa の発音はすべて違います。

これは、英語のネイティブが発音して聞かせてみたとしても、簡単に学べる発音ではありません。

まず、発音の差を感じ取ることが出来るようになるまでかなりの時間がかかります。うまく発声・発音するためには、さらに時間をかけて練習する必要があります。

このような発音の発話については、英語の先生が何度も発音をしてくれたとしても、聞く側に全くの意識がないと、英語の発音をマスターすることはできません。

 

5.どのようにすれば、英語の発音が上達するのか?

英語生活の環境にない6−7歳くらいまでのお子さんでしたら、英語で歌を歌ったり、英語のテレビ番組を見せるなどして、普段から英語の「音」に慣れ親しませておくと良いでしょう。

このとき、英語を受け身で覚えさせるのではなく、英会話などで実際に使える場を与え、フォニックスを良く理解している先生から、歌、ダンスや演劇などのアクティビティを通して、楽しく英語を使いながら英語の発音を直してもらうと良いでしょう。

英語のイベントに親子で参加したり、英語圏の国へ実際に行ってみて、英語を体験するのも良いでしょう。

中学生くらいのお子さんとなると、もう少し意識した発音練習が求められます。

日本語の発音が少しずつ英語の中に入ってきてしまうので、意識的に英語独特の発音を聞き取って、その場で発声する練習を繰り返すと良いでしょう。

英会話の先生がフォニックスや英語の早口言葉(Tongue twisters)を良く理解しているのであれば、細かい発音を教えてもらったり、都度、自分のチェックをしてもらうと良いです。

こちらも、受け身で発音を聞いて理解するだけではなく、自分から発話をして、それに対して先生からフィードバックをもらうことが重要です。そういった少しずつの積み重ねが、細かい発音の上達へと繋がります。

また、英語の先生方が見落としがちな点は、発音に集中してしまい、イントネーションがおろそかになってしまうことです。

完全な発音の練習は、Google Translate (Google 翻訳アプリ)でも出来ます。

ただ、その発音はロボット的になりがちで、普通に人と会話をするのには、ぎこちなさがあります。

イントネーションは、その状況に応じた感情や表現で抑揚をつけながら言い表すことです。

日本語自体がわりと音声的に抑揚のない言語なので、アクセントの強弱がある英語に比べると「自分をそこまでさらけ出して表現できない!」と思う日本人も多いかと思います。

そういった日本人の物静かさを乗り超え、極端なイントネーションをつけながら英語の言い回しを表現していくと、ネイティブと話したとき、予想外に良い反応が得られるものです。

少し、自分を変えるつもりで英会話に取り組んでみましょう!

発音やイントネーションを独自にマスターしてみようと思うのでしたら、英語の歌をカラオケで歌ってみたり、自分の気に入っている映画やテレビ番組の一コマを何度も繰り返し練習すると、その効果があがります。

勉強とは言え、楽しく英語に触れていると、会話も楽しくなってきます。

是非、試して見てください。

 

6.まとめ

英語の発音を学ぶことは、日本人だけの課題ではありません。

アメリカでは年々人口比率が増してきているヒスパニック系のアメリカ人にとっても難しい課題になっています。

英語を「話す」ことは出来ても、ネイティブのように流暢に話すには、日々の積み重ねによる努力が欠かせません。

でも、努力さえすれば、英語をネイティブのように話すことは決して不可能ではありません。

DJの先駆者、小林克也さんは外国で教育を受けたこともなく、インターナショナル・スクールへも行かずに、日本でかなり英語の勉強をして、アメリカ人のようにアメリカ英語を使いこなせています。

日本にいてもネイティブのように英語をマスターすることは出来ます。

やる気と勉強法によって、外国人と間違われるほどにもなれます。

数年後に、アメリカ人と英語で冗談を言っている自分の姿を想像してみてください。

世界観が変わり、とても楽しいですよ。

 

 
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投稿日: Sep 06, 2019 | 閲覧数: 638 | カテゴリー: