こんにちは!スモールワールドオンライン英会話運営代表のいおりです。
本日は、通常は社内の内部資料になっているであろう「生徒の退会理由」のアンケート結果を公開してみようと思います。
色々な理由で、スモールワールドをお辞めになってしまった生徒さんたちのご意見は非常に貴重なものです。公開をして世間の目にさらすことで、退会になってしまった反省と、今後のより良い運営のために活かしていければと考えています。
もくじ
スクール退会の理由は十人十色ではありますが・・・
まずは、こちらのアンケ―トについて少し説明をします。スモールワールドでは退会をご希望の方については退会申請フォームをお送り頂いており、そのなかで「退会理由」についても任意で記載頂いています。
以下の円グラフは、2023年9月以降の退会者様のうち、退会の理由(実に、様々です・・・)を書いて下さった方の、その退会理由を何とか分類分けしてグラフ化したものになります。

お辞めになる方が書いて下さる退会理由は本当に十人十色で、個人的なご事情によるところも多く、なんとか分類してもやっぱり約20%の方は「その他」分類になってしまったという形になりました。
では、次の章からは、退会理由の多い順に少しコメントを入れていきます。
良質な講師の確保こそがスクールの至上命題でした
スモールワールドオンライン英会話を退会される方のうち、最も多い退会理由は
レッスン・講師に不満(30%)
という結果になりました。
具体的には、以下のような選択肢を選んだ方の合計が全体の3割でした。
- 私(または子供)に合う先生が見つからなかった
- 私(または子供)が受けたい時間に良い先生がいなかった
- 先生の数が少なすぎると思った
- 登録はしたが、体験レッスンを受けたいと思えるレッスンがなかった
上記より分かるのが、スモールワールドに登録したは良いけれど「受けたい」と思えるようなレッスンや講師が見つからず(あるいは時間が合わずに)辞めていった生徒さんが多くいらっしゃったという事実です。
大手のオンライン英会話スクールでは、何百人という講師が在籍しているところも少なくないため、それに比べるとスモールワールドの常時70名~80名弱という在籍数は物足りないのかもしれません。
参考 レアジョブ:2025年6月時点の登録講師数は824名となっていました
一方で、小中学生が通う個別指導塾などでは、一教室あたりに抱えている先生の数はせいぜい20~30名なのかな?と思うと70~80名という数字は「少なすぎる」ということもないような気もしたのですが、退会理由の一位という事実は重く受け止めたいと思います。
とはいえ、実はスモールワールドでは日々ものすごーく多くの講師希望者からのご応募連絡は頂戴しているんですよね・・・。
講師採用率は、先日計算したらなんと2%未満でした💦
生徒に満足頂けるような良い講師を採用したい!良質なレッスンをご提供頂けそうな先生を選定したい!ということで採用を絞っているのですが・・・これ、もしかして絞りすぎちゃったのでしょうか・・・。
でも、この講師採用基準はどうしても下げたくありません。今後は、何とか良質な講師をもっと集められるように、案を練っていきたいと思います。
目標はまずは100名!です。あと数十名なんですが。なかなか採用担当の目が肥えてしまって?基準は高くなるばかりのような気もしています。。。
他校や塾に移る方にお伝えしたい「併用利用」
さて、退会理由の2位になったのが「やっぱり」というか「残念無念」というか・・・
他校や塾に移る(22%)
という方が、やはり一定数いらっしゃいました。
具体的には、以下のような選択肢を選んだ方々です。
- 他のオンライン英会話スクールでもっと良いサービスが合った
- 学習塾に通うことになった
- 対面レッスンに切り替えた(切り替える予定)
上記のうち「他のオンライン英会話スクール」を選んだという方については、正直、あまり私たちとしてはなす術がありません。
価格的な問題か、より良い講師が他スクールにいたのか、システムが良かったのか・・・。
オンライン英会話スクールでは、それぞれにレッスン受講の気軽さを売りにしているところや、毎日受講しても定額料金というシステムのスクールさんもあり、様々です。
スモールワールドが全ての英語学習者さんにとって最適なスクールであるとは微塵も思っていませんし、その学習目標や受講目的などによってベストなスクールは異なってくると思っていますので、その生徒さんが自分に合った他スクールを探し出せたのであれば、残念ではありますがその方にとってはより良い選択をされたのですから、他校での学習成功を応援するしかありません。
一方で、学習塾に切り替えや対面レッスンに切り替えということでおやめになってしまった方については、「完全に辞めてしまわないで、月に数回でも良いから継続をしてほしかった」という気持ちになってしまいます。
スモールワールドは「好きな時に好きなだけ」をコンセプトにしたポイント制を基本としているからです。(詳細は 料金表 をご覧ください)
普段は通学タイプのスクールで集団で学びたいというお子さんであっても、月に数回、実践会話練習としてオンライン英会話を活用するのはスピーキング・リスニングの練習に非常に効果的だからです。
まあ、個別指導の通学制のスクールに切り替えてうまくいっている、と言われてしまうともう何も言えませんが・・・。
意外!使用教材はあまり重視されていない?
さて、同率で3位となった退会理由としては、
スクール体制に不満(18%) 及び その他(18%)
の2つという結果になりました。
ここでは色々な理由を挙げていらっしゃいましたので、退会理由の全てはご紹介できませんが、いくつか複数回答があったものをご紹介します。
- 価格が高すぎると思った
- 体験レッスンを受けたが、お金を出してレッスンをするほどではないと思った
- 英検等資格試験目的の受講で、目的を達成した
- 使いたい教材がなかった・カリキュラムが不満だった
正直、価格については良質な先生を確保しようと思うと、これ以上は安くできない(むしろ人件費高騰の現在、上がる方向にはシフトしていくかも?!)というところです。
次の「お金を出してレッスンするほどではない」という選択肢は、曖昧過ぎて本当の理由が見にくいですね。(だったら、そんな選択肢を作るな!という感じですよね💦選択肢、再考します。)
この中で、私がものすごーーーく意外だったのが「使いたい教材がなかった・カリキュラムが不満だった」という選択肢にチェックを入れた方が、想定よりずっと少なかった、という事実です。
具体的な数字を暴露してしまうと「2名」の方がこの選択肢にチェックされていました。そう、現行方式で調査を始めてから2年弱の間に、たったの2名しか教材・カリキュラムの不満を退会の理由にしていなかったのです。
オンライン英会話スクール各社は、より良いカリキュラム・特色ある他社とは異なる指導メソッドなどを高らかに宣伝することが多いです。
ですが、英語学習者としては教材やカリキュラムにはそれほどのこだわりはなく、ただただ、自分の英語力が上がって、しかも楽しく学習できれば良い、と考えているのかもしれません。
サブスク方式でないことのメリットとデメリット
最後に、退会理由の分類5位になったのがいわゆる「学習に挫折した(12%)」という人たちです。
具体的には以下の選択肢にチェックをしたという方々です。
- 定期課金では無いので、予約しなければというモチベーションが湧かなくなった
- どうしてもさぼってしまい、英語学習を続けられなかった
この通り「学習の挫折」が5位という結果ですが、これは多いのか、少ないのか・・・?
スモールワールドの場合、高校生以下のお子さんが受講生の8割を占めているということもあり、この「学習挫折で退会」という生徒さんの割合は、他スクールに比べてかなり低い!と想像しています。
やはり親御さんがきびしーい目で監視・・・・温かい目で熱心にサポートをしていますので「もうさぼっちゃおう」ということが少ないのかな?と思われます。
一方で残念だったのが「定期課金ではないので、モチベーションが湧かなくなった」というもの。
スモールワールドでは、毎月課金というプレッシャーがなく「学びたいときに学びたい分だけレッスンポイントを購入する」というシステムになっています。
例えば長期でお休みをしたいとき、逆に短気で集中受講したいときなど、ご自分の都合に合わせて課金ができるので「あー、今月は2回しかレッスン出来なかった!勿体ない!」ということがなくって良いかな・・・・と思っていたのですが。
一方で、「毎月課金されてしまう」という焦りこそが、何とか学習を継続する支えになっているという方も、確かにいらっしゃるのかもしれないな、と感じました。
・・・・そんなわけで、スモールワールドではそんな生徒さんの為に毎月課金のコースの導入を現在検討中です。もちろん、基本は「学びたいときに学びたい分だけ」ですので、大きい料金体系の変更にはならないつもりです。
どうぞご期待ください!
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