Official Blog&FAQ - 英語教育関連記事 の記事(67件)

日本人学校からインターナショナルスクール転入までの長い道のり

 

 

今回は、海外でインターナショナルスクールに入学するために必要な情報のシェアです。

海外生活が長く、お子様を実際にインターナショナルスクールに転入させたことのある方に、その実体験を教えていただきましたのでご紹介します。

 

目次;

1.帰国後9年経ってからのインター挑戦。

2.海外にあるインターナショナルスクールの種類を知ろう。

3.中学生以上はインターナショナルスクールに入るのが大変!

4.インターナショナルスクール転入試験について

5.きょうだいでイギリス系とアメリカ系インターに分かれて転入。

6.まとめ

 

1.帰国後9年経ってからのインター挑戦。

 

現在、海外生活2回目をタイで過ごしています。

一度目はアメリカに3年間、上の子が5歳、下の子が2歳の時でした。

上の子は現地の幼稚園と小学校、下の子はデイケア(保育園)に通いました。

アメリカに3年滞在後、8歳と5歳で日本に帰国してからは、普通に日本の学校に入りました。

すると、英語で兄弟けんかをしていたような子供たちも、帰国後、あっという間に英語を忘れてしまいました。子供は本当に覚えるのも忘れるのも早いなあ、と実感しました。

 

日本に帰国して約9年後、今度はタイへの転勤となりました。

タイには日本人学校もありますが、インターナショナルスクールも100校以上あると言われています。

子供たちは一応帰国子女だし、せっかくならインターに転入させようと考え、ここからインターナショナルスクール転入への挑戦が始まったのです。

 

 

2.海外にあるインターナショナルスクールの種類を知ろう。

 

一口にインターナショナルスクールといっても、インターネットでリサーチすると、学校の規模、授業料、評判、英語が母国語でない生徒の為のサポート制度のESL(English as a Second Language)の有無など、ピンからキリまでありました。

インターナショナルスクールは、主にアメリカ系とイギリス系に分かれ、さらにIBプログラム(2年間)があるかどうかというのも学校を選ぶ上での大きなポイントになります。

 

IBとは、国際バカロレア(International Baccalaureate)資格、つまり国際的に認められる大学入学資格のことです。

IB取得者は大学入学にとても有利ですが、取得するのはとても大変と言われています。

アメリカ系は、義務教育は12年間、日本で言う高3はGrade12(12年生)になります。

卒業資格を取得するか、IB資格を取得するか、またはその両方を取得するかになります。

 

一方、イギリス系は複雑です。

日本でいう幼稚園の年長から義務教育が始まり、16歳で義務教育を終えた後は、2年間のシックスフォーム(6th form)に進み、大学への進学準備をします。

日本で言う高3はYear13(13年生)と表します。同じ高3生でも、アメリカ系インターでは12年生、イギリス系インターでは13年生ということになるのです。

 

イギリス系の学校では、義務教育を修了する資格として、Year 11で、GCSE(General Certificate of Secondary)を一般試験として受験しなければなりません。

そのため、Year 10とYear 11の2年間はGCSEの為のカリキュラムが組まれます。

 

 

3.中学生以上はインターナショナルスクールに入るのが大変!

 

アメリカ系にしろ、イギリス系にしろ、お子さんが小学生以下の場合は英語ができなくても入学できる可能性はかなり高いです。

ただし、高校卒業までを想定して入学する場合は、大学への進学も見据えて、そのインターのカリキュラムも考慮して選ぶことをおすすめします。

お子さんが中学生以上の場合は、その学年によって転入の難易度が違います。

アメリカにしろ、イギリスにしろ、IBは2年間かけて取得するものなので、日本で言う高2以上では編入が認められない場合がほとんどです。

 

IBカリキュラムはあるけれど、生徒全員が必須ではないインターの場合は受け入れが可能です。

ただし、インターによりますが、少なくても英検準一級くらいの英語力は必要とされると思います。

 

イギリス系も高2以上の転入は難しいことに加え、GCSEの2年間カリキュラムの途中編入も受け入れ不可となります。

さらに、その手前のYear 8、9でもGCSEの準備期間なので、GCSEに太刀打ちできない能力とみなされると、転入は難しくなります。

 

中学生以上の転入の場合で英語力があまりない場合は、IBやGCSEは困難なので、そのカリキュラムがないインターを選択するのも一つの手だと思います。

実際にIBを取得しようとなんとか転入したものの、やはりついていけないと、別のインターに転校するお子さんもいます。

 

一方、転入時は英語力が足りなくて希望のインターに入れなかったものの、一年間実力をつけて、希望のインターを再受験して合格し転校する、というお子さんもいます。

この場合、インターは授業料に加え、入学金も高額なので、余裕のあるご家庭に限られるのかもしれません。

 

 

4.インターナショナルスクール転入試験について

 

インターへの転入は筆記試験と面接がメインになるスクールがほとんどです。

ただし、筆記試験の前に書類の提出があり、そこでもふるいにかけられる場合があります。

ここでの必要書類として、日本の学校での成績証明書、健康診断、予防接種記録や親の学歴まで、とインターによって異なります。

 

親も英語力がないと子供の入学は難しいと言われていますが、インターによっては日本人の通訳や日本人PTAがあったりする場合もあるので、一概には言えないのかもしれません。

ただし、書類の提出、学校見学のアポイントや質問など、通訳を通すと時間がかかってしまうということも事実ですので、やはり親御さんにもある程度の英語力があったほうが良いでしょう。

 

我が家の場合、上の子は高2での転入だったので、それまでの成績や英語の実力の確認がインターから何度もあり、たくさんメールのやり取りをしました。

 

 

5.きょうだいでイギリス系とアメリカ系インターに分かれて転入。

 

結論を先に言うと、私の子どもたちはきょうだいで別々のインターに転入をしました。

上の子はすでに高2でしたので、前述にある理由で、イギリス系インターナショナルスクールへの転入は不可能でした。

そこで、アメリカ系でIBが必須ではなく、卒業資格だけ取れるインターを選びました。

元帰国子女ということもあり英語は得意だったので、3校受験し、3校とも合格。
今はすでに卒業し、TOEFLの勉強に力を入れています。

 

一方、下の子は、英検3級は取得していたものの英語が苦手なうえ、中3での転入です。

アメリカ系でレベルに合ったところも気に入ったところもなかったので、イギリス系でGCSE取得を目指すことを念頭に受験しましたが、ことごとく不合格。

この年齢でGCSEは無理との判断をされてしまいます。

しかし、やっと5校目にして、ESLでしっかりサポートを受けることを条件になんとか合格。(ただし、このESL代は別料金となりました。)

きょうだいで別々のインターに通うことが決まったのです。

 

 

6.まとめ

 

我が家では、高2と中3のきょうだいが、別々のインターに転入しました。

上の子と下の子のインターは、学校の規模も授業料も2倍以上違います。

上の子のインターは規模が大きく、クラブ活動なども豊富でいろいろな経験ができるという利点があります。

逆に小さいインターはアットホームな雰囲気で、英語が苦手な下の子にはちょうど良かったのかもしれません。

 

いずれにしても、海外でのインターナショナル生活では、大変なこともありますが、日本では経験できないことを経験し、成長してほしいと思っています。

 

 
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投稿日: Jul 29, 2020 | 閲覧数: 2191 | カテゴリー:

 

現役英語講師が語る「小学生が英検準2級に合格する方法」

 

 

近年、大学の英語外部試験利用入試の導入や、英検2級を持っていれば高校入試で優遇されるといった措置などもあり、小学生で3級や準2級を目指す生徒が増えてきています。

今回は、英語講師として、小学生が準2級に合格するために指導してきたことをお伝えします。

実際に生徒に行っているレッスンの一部をご紹介していきますので、どうぞご参考になさってください。

 

目次;

1.学習を習慣づけることが出来れば成功

2.どうすれば習慣づけができるか

3.英検の長文対策はどうするか

4.英検準2級のライティング対策

5.英検準2級のリスニング対策

6.まとめ

 

1.学習を習慣づけることが出来れば成功

 

英検に限らず、英語学習全般、さらにはほかの教科も含めて、学んでいくときに重要になってくるのが「反復練習」です。

英検を受けると決めたら、英検受験の日まで、毎日英検対策の学習を行うと理想的ですね。

 

でも大人も子供も、基本的に勉強するのって苦痛です。特に単語学習などの単調な学習ほどつまらないと思ってしまいがち。毎日やるなんて到底無理とおっしゃるかもしれません。

 

そこでいい方法があります。それは習慣づけるというやり方です。

 

「簡単に習慣にできたら苦労しないよ!」って思う方がいるでしょう。

そうです、苦労しません。

 

皆さん夜、歯磨きするのは苦労しませんよね。習慣になっているからです。

歯磨きしなかったら逆にそわそわする、という方もいらっしゃるかもしれません。

 

例えば昼食後に1キロ歩く、ということを苦痛に感じない人もいれば感じる人もいる。

習慣になっているか、なっていないかです。

 

良くも悪くも、習慣に落とし込めば、脳で「やるかやらないか」をあまり考えずに実行できるのです。

 

さて前置きが長くなりましたが、では英検対策学習の習慣を作るにはどうすればいいでしょうか。

 

それは脳がその事を「不快」ではなく「快」として捉えることが出来れば良いのです。

 

いきなり「よし今日から毎日50単語覚えるぞ!」と意気込んで取り掛かる人がいます。やめておいた方がいいです。大抵失敗します。

 

脳が「快」と感じさえすれば継続できます。逆に「不快」と感じれば「やだなぁ。あんな大変なこと今日もやるのか。」と思い、継続が難しくなるんですね。

 

 

2.どうすれば習慣づけができるか。

 

ではどうすれば良いか。

英語講師として指導をしてきて、生徒に取り組んでもらいやすかったのは、まずは「1日1ページ単語帳を見る」という方法です。

 

英単語や受験する英検の級にもよりますが、大抵10単語ほどです。

ここで大事なのが「見る」と言うことです。

「覚える」となると脳にとっては「不快」です。

でも「見る」だと「あ、見るだけでいいんだ」と気が楽になります。

 

習慣の1番のポイントは継続させることです。

その継続の1番のポイントは「お、今日も継続できた」という「小さな成功体験」を感じることです。

こうすれば脳は、英単語帳を「快」と感じ「明日も英単語帳を開くのは、別に苦じゃないな。」とか「なんだか続きが気になるし、もう1ページ見てみよう!」という気持ちにもなります。

 

ハードルを限りなく低くして脳に「不快」と感じさせない。

これが、英単語の学習だけでなく、英検の他セクションの対策学習などにも活かせるスキルなのです。

 

 

3.英検の長文対策はどうするか。

 

まず結論から言いますと、英検準2級の長文対策については「話の大体の流れを読む」という力があれば大丈夫です。

ここで大事なのが「大体」で良い、ということです。

全部正確に意味を取る必要はなく、単語を拾って話がどんな風に進んでいるのかがわかればそれでいいのです。

 

長文を正確に訳して意味を取ろう、と思ってしまうと、現在完了や過去完了といった難しい英文法まで学習をしなければなりません。

 

ですが、日本語に存在しない完了形という文法を、大人でさえしっかり意味を捉えていない人がない人が多いのに、小学生に理解させるのは大変です。

 

何よりも無理やり理解しようとすると、ここで脳が「不快」と感じるようになり、リーディング嫌いに繋がってしまいます。

 

英検3級を受かっているのだから単語は大丈夫。

難しい文法は置いといて、基本的な英文法と単語だけで話を読み取れたなら、選択肢の単語は難しくないので、答えにたどり着けると思います。

 

 

4.英検準2級のライティング対策

 

これは、準2級だけではなく、全ての級で言えることだと思いますがライティング問題で重要なのは、生徒自身で導入と結論について、テンプレートを持っておくことです。

 

ライティングは、①導入 ②理由1 ③理由2 ④結論という4つのセクションに区切って英文を作成していきます。

 

このうち①導入と④結論については、大体1つの型があればあとは出された問題にそれを当てはめていけば点数が取れます。

 

例えば、Do you think it is important for people to eat breakfast every day? (あなたは朝食を毎日食べることは大切だと思いますか)というトピックだったとして、

 

①導入は  I agree with this. There are two reasons to support my idea.

 

④結論は  For the two reasons above, I strongly believe that it is important for people to eat breakfast every day.

 

という風に、「下線部の部分だけトピックに合わせて変更」あとは型通り、というものを自分で持っておくと、だいぶ楽になります。

 

これだけで30単語は稼げますので、あとは理由をそれぞれ短い2文(15単語ほど)を書けばクリアです。

 

理由で大事なのはしっかりbecauseなどを使って「自分の考えの根拠」を書いていけばばっちりです。

 

 

5.英検準2級のリスニング対策

 

これも単語と同様に、習慣付けて毎日学習することが合格の近道になります。

1日5問など、短い時間でも全く構いません。その代わり、リスニング力は日々聞かなければすぐ低下するので、毎日、聞くことを心掛けてみてください。

 

合格のコツとしては、まず英検リスニング問題の第1部は問題すら用紙に書かれていません。

 

話の流れを捉えつつ、最後に何を聞かれているのかを、しっかりと捉えることが大切です。

質問が分からなければ、選択肢を全て聞き取れたとしても答えられませんからね。

「最後に集中」。これを意識して取り組んでみてください。

 

英検リスニング問題の第2部・第3部は、聞き取れなければ「3〜5回聞いて答えを出す」という練習をやってみても良いかもしれません。

聞き取れないというのは耳が追いついてないということですから、同じ文を慣れるまで何度も聞いてみてください。段々を話の内容が分かってくるようになります。

 

これも「小さな成功体験」になるので習慣化に繋げやすいですよ。

 

 

6.まとめ

 

小学生に英検を指導する上で、気を付けているポイントを整理してみました。

いかがだったでしょうか? 

 

小学生で英検準二級を受験するということは、確かにハードルは高いかもしれません。

 

でも、それに挑戦できるというお子さんの英語レベルは、すでにすごいことです。

 

これを読んでくださっている保護者の方も、今までお子さんと一緒に頑張ってきたのだと思います。

ぜひ、これからもお子様と二人三脚で、夢に向かって歩んでいってください。

 

今回わたしが紹介した英検合格のためのヒントが、少しでも役に立てたのなら嬉しいです。

 

 
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投稿日: Jul 16, 2020 | 閲覧数: 2255 | カテゴリー:

 

英語専門塾の元講師が考える小学生の英検受験について

 

 

今まで「保護者」の立場から、また英会話教室の元講師の立場から、小学生の英検受験について記事を寄稿頂きました。

今回は「英語専門塾の元講師」さんからみた、小学生の英検受験についての記事です。

過去記事とも、ぜひ比較してご覧になってみてくださいね。

 

目次;

1.英語教育が変わります

2.小学生には文法も含めて日本人講師に教わるのが正解!

3.小学生の英検学習のメリットは何か。

4.まとめ

 

1.英語教育が変わります

 

2020年からの新英語教育に向けてお子様の英語教育に不安や疑問がある保護者が多くいますね。

 

英会話教室やオンライン英会話など英語に関する習い事が増えてきました。

 

しかし、英語は語学なので他の科目と違って、実際に自分の子供がどの程度理解しているのか、レッスンが身についているのかが分かりにくいです。

 

そこで、英語能力を測ることができる実用英語技能検定が活用できるのでは、というのがわたしの意見です。

 

小学生にはまだ英検受験は早すぎる、とか、小学生に理解させるのは難しい、難しすぎて英語嫌いになるのでは?などの不安の声を頂くことがありますが、ここでは、そういった不安を解消できるような提案をいくつか行っていきたいと思います。

 

その前にまずは2020年、英語教育の変化を理解することが大切です。

 

変化に合わせて、子どもに合った英語教育を選ばないと、将来英語嫌いになってしまったり、英語塾に通わせても、効果を感じられないといった結果になってしまいます。

 

なお、以下が新学習要綱で発表されている小学生の英語学習の変更点です。

 

〈変化その1〉

小学校3年生から外国語活動が始まります。聞くことと話すことが中心の授業になります。

 

〈変化その2〉

小学校5年生から英語が教科として始まります。つまり成績がつくようになるということです。

小学校3・4年生で学んできた「聞く、話す」を活かして5、6年生ではより実践的に学ぶ授業になります。さらに、「読む、書く」も加わり4技能を使えるように授業が展開されます。

 

 

2.小学生には文法も含めて日本人講師に教わるのが正解!

 

子供は吸収が早いです。だからといって、急激に語学力が伸びるというのは大変難しいことです。

 

ですから、新英語教育に備えて、小さい頃から楽しみながら英語を学ぶ方法を探す必要があると思います。

 

この際、英会話能力だけでなく、4技能を伸ばすために、しっかりと英文法能力も鍛える必要性が高くなっているというと感じています。

 

小学校3年生・4年生からは、聞く、話す能力を伸ばすために英会話スクールに通わせる保護者が多いと思います。

 

しかし、ネイティブスピーカーが教えてくれる英会話スクールでは、

「毎回楽しんで帰ってくるけれど何を学んだのか確認すると答えられない」

という子供が多い、という不満の声をよく聞きます。

 

英会話スクールでは、遊びのような感覚で楽しく英語ゲームなどをしているケースが多く、先生が話した英語や自分が話した英語の「本当の意味」を、あまり理解しないで流してしまっていることがよくあるのです。

 

ネイティブスピーカーは、当然ですが英語を英語で伝えるので、しっかりとした日本語の対訳は学びにいくいのです。

 

また、英語を母語とする講師は、第二外国語の学習方法をうまく伝えることができないことが多いです。

 

そこでわたしのおすすめの英会話学習方法は、日本人講師から英語を学ぶことです。

 

日本人講師は母語が日本語でその状態から英語という語学を学び、どのように勉強したら理解できるか実力がつくかが分かっています。

 

ですから子供が分からなかった時の説明がとても分かりやすく、結果として英語の実力も上がりやすいのです。

 

 

3.小学生の英検学習のメリットは何か。

 

前章にもあったように小学校の5・6年生になると「読む、書く」という分野についてもしっかりと学習が始まります。

 

そこで、読み書きも含めた4技能を学ぶにあたっては、今学んでいる英語の実力を測る必要も出てきます。

 

子供に英検受験は早い、という声もありますが、子どもにとってはテストのように実力を測る機会がないと学んだことをアウトプットすることができませんし、テストというモチベーションを良い方向に持っていくことも出来ると思います。

 

また、わたしは小学生であってもしっかりと英文法を学ばないと英会話の文も作りにくいため、英語力を伸ばすには英文法もきちんと指導をすべきだと思っています。

 

その点、英検ではきちんと英文法の知識も測ることが出来る上に、英語の学び始めからも受けることが出来るような比較的簡単な文法知識を問う級もあるため、保護者も、子どもの実力を理解しやすくなっています。

 

実際、2018年度において受験者全体の約11%が小学生受験者となっていて、これは年々増えている数字です。

 

英検は、受験をするにあたって、英単語、英文法、長文読解、リスニング、そしてライティングを学習します。

 

これらの項目を学習することで、英検だけではなく小学校や中学校での英語の理解力もとても上がることが期待出来ます。

 

また、これらの学習にあたっては、書店に行くと多くの参考書があり、その点でも学習がしやすいです。

 

ただし、参考書を与えるだけでは小学生には難しいのも事実です。

 

ここでも、分かりやすく説明をしてくれる日本人講師に学ぶことをおすすめしたいと思います。

 

 

4.まとめ

 

小学校から始まる英語に向けては、早い段階から準備をすることがとても大切です。

 

そして長期的に使える英語にするようには、遊びが中心の英会話スクールではなく、実力が目に見えて測れる英語検定の受験をオススメしたいと思います。

 

早い段階での英検学習への取り組みは、お子様の未来を変える手助けになるでしょう。

 

 
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投稿日: Mar 05, 2020 | 閲覧数: 433 | カテゴリー:

 

元学習塾室長が警鐘!中学受験の英語導入について

 

 

前々回に引き続き、中学受験に英語という科目が導入されることについての記事です。

今回の執筆者は元学習塾室長さんです。

現在の小学生の親身にみてきた室長さんだからこその反対意見を、ぜひお読みになってみてください。

 

目次;

1.中学受験に英語教育を導入する背景

2.英語の試験導入で変化すること

3.中学受験の英語は、理念は共感するがハードルは下げるべき

 

1.中学受験に英語教育を導入する背景

 

中学受験に英語を導入する私立中学校が増えてきました。2019年の中学入試では、125校が英語の試験を実施しています。

この背景には英語教育を導入する理由は、2020年の教育改革が背景にあります。

日本人はもともと、中学や高校などで相当の年数を英語学習に充てています。

それにも関わらず大人になると英語に自信がない、話せないという声が多いので、2020年の教育改革では、英語科目について、大きな改定があるのです。

 

具体的には、英語の試験は読む・書く・聞く・話す、の4技能と言われるものの能力を測ることのできるテストを導入することになり、日本人が特に弱いとされている話す・聞くといった項目を強化させたいと思っています。

こうした動きに合わせてなのでしょうか。小学生のうちに、今までの中学2年生の学習内容を終えよう、というカリキュラムが始動しています。

私立中学校でも、英語教育の前倒しを前提に、受験科目に英語が導入されつつあるのです。

 

 

2.英語の試験導入で変化すること

 

英語の試験を受験科目にいれることで、どのような弊害が起きるかということについて、お話ししていきます。

まず、家庭への負担がかかることです。

受験科目に英語が導入されることによって、英会話や英語専門の塾に通うことが必要となってきます。

 

中学受験を考えている場合には、ほとんどのお子さんが中学受験用の学習塾に通っていると思います。

しかし、英語の指導に関しては業界としても整いきっていない塾がほとんどです。

なかには、国語の指導をおこなっている講師に、同じ文系だからという理由で指導を任せてしまっているケースも少なくないのです。

 

最初にお話しした通り、中学受験の英語は大学受験の英語教育改革を見据えているので英文法問題だけではなく、聞く・話すという技能も見られています。

ここに対して自らは文法中心の教育を受け、また聞く・話すの英語指導経験のない講師が対応しても不十分であることは予想に難くありません。

すると、英会話や英語専門の塾にも併用して通わせることになるので、家庭の出費としては大きなものになります。

 

また、子供たちにとっても相当な負担がかかります。

習い事が一つ増え、受験対策ということで宿題も増えます。

ただでさえ中学受験用の勉強で忙しいのに対応しきれなくなる可能性があるのです。

 

 

3.中学受験の英語は、理念は共感するがハードルは下げるべき

 

英語で堂々と意見を言える子供を育てたい。

そういった教育としての理想には共感しています。

 

英語が使えるようになることにより、表現や他者・他国の考えかたを学ぶ良い機会にもなるからです。

さらに、英語を話す能力や聴く能力は小学生までに鍛えておかないと身につくことはないという専門家も居るので、早い段階から英語学習に取り組む子供が増えることは喜ばしいことです。

 

一方で、中学受験に対するハードルは大きく上がることになったと実感しております。

学習塾に加えて英会話教室に通うための経済的な余裕が親になければ、独学での中学受験は難しいでしょう。

百歩譲って英語以外ならば参考書などで対応できるところもあったものの、英語の話す、聴くに関しては正しいのか間違っているのかをジャッジできる人間が必要となるため、どうしても指導者は必須になるでしょう。

 

もう一つの懸念点としては、子供への学習負担です。 

以前指導していた子供たちの中には毎日習い事をしている子供も居ました。

しかし、その疲弊感は集中力の欠如につながることが多く、結果全てが中途半端になってしまっているケースも見てきました。

 

大人だって仕事は週休2日。1日の労働時間は8時間が原則です。

小学生は、学校に7時間、その後の塾に3時間。休日も塾がある、という生活を送れば疲弊しないはずはありません。

 

これらの理由により、全体として英語試験の導入に対する環境を整え、ハードルを下げるべきではないかと考えています。

 

具体的には、英語試験の導入レベルを中1の前半レベルにすること。

また、会話に関しては経験値が重要になってくるため、話そう、聴こうとする意欲を試験の要点に置くなどです。

しかし、レベルを限定して仕舞えば子供たちの可能性を摘んでしまう可能性もあり、意欲だけを見るのであれば一度の試験では取り繕うことができたり、入学してからレベルの格差が生まれます。

せっかく中学受験の段階で英語の能力も含めて学力の高い子供たちを集めても意味がなくなる可能性など、懸念点も多く存在してしまいます。

 

どういった案にするかは今後さらに練らなければいけません。

 

現状では、中学受験の英語導入に対しては、安価で良質な英語教育の方法を探していくことが重要だと感じています。

このままでは、英語の学習にお金をかけられる家庭の子供が中学受験を突破するなど、益々親の経済格差が子供の学力格差につながりかねないのではないかと心配しています。

 

参考資料

https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/entry/entry001542.php

 

 
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投稿日: Feb 06, 2020 | 閲覧数: 716 | カテゴリー:

 

【保存版】子どもといっしょにオンライン英会話、始め方ガイド

こちらは、当ブログの運営元である「オンライン英会話」サービスのレッスン受講について、分かりやすく受講方法をまとめた記事になります!

 

 

目次;

1.はじめに

2.まずは無料会員登録をしよう

3.どんなレッスンを開講しているか、見てみよう。

4.予約をいれて、先生からのコンタクトを待とう

5.先生からビデオ通話コールが!とにかく楽しもう!

6.おわりに

 

1.はじめに

年々、ポピュラーになってきたのが、オンラインでの習い事。

特に、英語をはじめとした語学関係はオンラインで学ぶメリットが大きくておすすめ!

でも、なんとなく初期設定が難しそう・・・とか、PCを立ち上げるのが億劫で、という人も多いのではないかと思います。

そこで、こちらの記事では、今さら聞けない、家族みんなで学べる!お得に学べる!オンライン英会話の始め方を徹底ガイドしたいと思います。

 

 

2.まずは無料会員登録をしよう

ほとんどのオンライン英会話スクールでは、初めにオンライン会員登録を求められます。

入力項目は、住所や電話番号まで必須というところもあれば、メールアドレスとニックネーム、その他数項目で終了、という簡単なスクールもあり様々です。

※ちなみに、スモールワールドでは

「名前」

「ニックネーム(先生には名前は非開示)」

「メールアドレス(先生にはメアドも非開示)」

「パスワード(ご自身で設定)」

の4点のみを入れれば、会員登録ができます。

会員登録だけならば、料金が課金されるスクールはほぼありませんので、気軽に登録はしてしまっても良いと思います。

その後、ダイレクトメールが届くスクールもありますが、いやになったら解除すれば良いだけなので、会員登録の時点でためらう必要は全くありません。

 

 

3.どんなレッスンを開講しているか、見てみよう。

スモールワールドの場合には、次の3つの方法からレッスンを検索して予約を入れることができます。

1.レッスンタイトルから https://www.sma-world.com/wte/content/

レッスンを提供する先生が、それぞれ工夫を凝らしたレッスンプログラムをこのページでPRしています。

「元ビジネスウーマンが教える簡単でリッチな英語表現」

「これで安心!海外現地校に適応するための準備講座」

「英語を歌で学ぼう!」

など、対象年齢も、レッスン回数もさまざまです。

 

2.講師から https://www.sma-world.com/wte/prflstfrm/

講師検索ができる機能は、スモールワールドでなくても、オンラインスクールでは採用しているところが多いです。

スモールワールドでは、「担任制」という形はとっていませんが、実際には、生徒によりお気に入りの先生がいて、毎回同じ先生、あるいは目的別に2人の違う先生から学ぶ、というケースがほとんどです。

 

3.日時から https://www.sma-world.com/WTE/mypage.cgi?m=schlstfrm (←ログイン前は非表示)

多くの、一般英会話レッスンでは、まず自分の学べる日時を優先して、その枠の中で「空いている先生」を探す、というパターンが多いと思います。

でも、本当に学習効果を上げたいのであれば、同じ講師からその講師の得意なレッスンを学ぶと良いです。出来れば、1番と2番を選択いただくと良いのかな、と思っています。

 

 

4.予約をいれて、先生からのコンタクトを待とう

気になるレッスンや先生が見つかったら予約を入れます。

ここでも、ほとんどのスクールでは、オンライン上で予約が完結します。

スクールによっては、第一希望から第三希望ぐらいまで入れて申請すると、営業スタッフがその後の入会案内をして、その後に体験レッスンを受講する、という流れになっているところもあります。

ちなみに、スモールワールドでは予約前にはスカイプのIDを入れたり、自己紹介欄にレッスンリクエストを簡単にご記入いただくなどのお願いをしています。

スカイプを使ったことがない!という方は、予約前までにスカイプをダウンロード(無料)して、会員登録をする必要があります!

スカイプのダウンロードや使いかたが不安な方は、以下のサイトがおすすめです!

スカイプらぼ http://www.skype-lab.com/

スクールで専門のビデオ通話ソフトを所持していてそれを使う、というスクールもありますが、多くは、一般に有名なスカイプを活用して、レッスン予約管理だけをスクールサイトで行う、という形を取っているんですよ!

だから、本当のことを言うと、スカイプでなくても、レッスンはFacetimeでもLineのビデオ通話でも、はたまた、個人的におすすめな、Zoomでビデオ通話してレッスンを受講してもOKなんです。

また、スマホやタブレットで受講できますか?というお問い合わせもよく頂戴します。

もちろん、受講は可能ですし、なんなら音声だけでも大丈夫です。

ですが、これまた学習効果を考えると、PCか、せめてタブレットを使うのがおすすめです。先生と画面共有をしたり、オンライン教材を活用するときにも、スマホだとどうしても制限がかかりますので。

コスパが良く、手軽に学べるのがオンライン英会話レッスンの魅力ではありますが、PCを立ち上げる手間ぐらいは、通学の手間に比べたら・・・と思うのですが、いかがでしょうか。

そうそう!
スモールワールドのもう一つの自慢は、予約後、レッスン前までに先生にメッセージを送ってレッスンリクエストをすることができる、という点です。

大人をメインにしているスクールですと、

「30分後にもうレッスン開始できます」

などというのを売りにしているところもありますが、わたしたちに言わせると、

「それじゃあ、先生が何にもレッスン準備できないよ。密度の濃いレッスンは無理だなあ」

というところです。

代わりに、

「すぐ予約。すぐレッスン」

という手軽さはないので、これは、受講する人の好き好きかな、と思います。

 

 

5.先生からビデオ通話コールが!とにかく楽しもう!

レッスン時間には、先生からコールが入ります。

ドキドキしながらも、ビデオ通話をオンにしてください!

恥ずかしい!という方もいるかもしれませんが、音声だけでは、講師にとって、生徒がどこでつかえているのか、理解をどの程度出来ているのかを、推し量るのが難しいです。

オンライン英会話は、マンツーマンでの受講が基本なので(グループレッスンを実施しているスクールもありますが、おすすめしません!)、変に恥ずかしがる必要はありません。

先生よりも自分(子供)の発話量が上回るように、貪欲にレッスン時間を使ってくださいね。

 

☆いくつか、とっさのときの英文フレーズをご紹介します!

もう一回言ってもらえますか。

Could you say it again?

その単語(フレーズ)のスペルを教えてもらえますか。

Could you spell out the word/phrase?

ネット回線がおかしいみたいです。

Something is wrong with my internet connection.

~~は、英語でなんて言うんですか。

How do you say ~~ in English?

~~は、どういう意味ですか。

What does ~~ mean?

 

 

6.おわりに

ネットでは数多くのオンライン英会話スクールがありますが、それぞれのスクールには特長や得意・不得意としている分野があります。

大人向け、ビジネス英語向け、子供向け、英検対策に強い、とにかく安い、予約が入れやすい・入れにくい、固定の先生がつく・つかない etc…

いずれにしても、入会金も教材費も全くないか非常に安価というところがほとんどですので、非常にコストパフォーマンスに優れた学習方法であることは間違いありません!

ぜひ、いくつかご自身でも吟味して、自分に合ったスクールを探してみてくださいね!

 

 
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投稿日: Dec 27, 2019 | 閲覧数: 400 | カテゴリー: