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小学生の英語嫌いは克服できる?NG対応と克服サポート法を解説

英語の先生と生徒

「うちの子、英語が嫌いみたい…どうすればいいの?」と悩む保護者の方が増えてきた印象です。この記事では、小学生が英語嫌いになってしまう心理的な理由を深掘りし、親御さんがうっかりやってしまいがちなNG行動をチェックリスト形式でご紹介します。

さらに、お子さんが英語嫌いを克服して楽しく英語に触れられるようになるための具体的な3ステップのサポート法を解説できたら、と思っています。学年別の効果的なアプローチをお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください!

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小学生の英語嫌いは克服できる!焦らないことが第一歩

「うちの子、英語の授業が嫌いみたい…」
「英語になると急にやる気がなくなるけれど、このままで大丈夫?」

そんなふうに感じて、不安になっている保護者の方は少なくありません。学校で英語に触れる機会が増えたことで、以前よりもお子さんの英語学習について悩むご家庭は増えているように思います。

でも、まずお伝えしたいのは、小学生の英語嫌いは十分に克服できるということです。
そして、そのために最初に大切なのは、保護者の方が必要以上に焦らないことです。

英語を嫌がる様子を見ると、「このまま中学校で困るのでは」「今のうちに何とかしなければ」と心配になるのは自然なことです。

けれども、小学生の英語嫌いは、必ずしも“英語の才能がない”とか“もう手遅れ”という意味ではありません。実際には、小さなつまずきや苦手意識がきっかけになって、「なんとなく嫌だな」「できれば避けたいな」という気持ちが積み重なっているケースが多いのです。

だからこそ、まずは「なぜ嫌がっているのか」を丁寧に見ていくことが大切です。

無理に勉強量を増やしたり、結果を急いだりする前に、お子さんがどこで気持ちが止まってしまっているのかを知ることが、克服への第一歩になります。

英語は本来、点数のためだけのものではなく、世界を広げるための言葉です。小学生のうちは特に、「できる・できない」だけで判断するのではなく、少しずつでも前向きに英語に触れられる状態を作っていくことが大切です。

焦らず、お子さんの気持ちに寄り添いながら進めていけば、英語への印象は少しずつ変わっていきます。

小学生の英語嫌いは珍しくない

まず知っておいていただきたいのは、小学生が英語を苦手に感じたり、嫌がったりすることは決して珍しいことではないということです。

近年は小学校でも英語に触れる機会が増え、以前より早い段階から英語学習が始まるようになりました。その一方で、「英語が楽しい」と感じる子もいれば、「よく分からない」「恥ずかしい」「何を言っているのか分からない」と戸惑う子もいます。つまり、小学生の英語に対する反応はとても自然に分かれるものなのです。

保護者の方の中には、「周りの子は楽しそうにやっているのに」「うちの子だけ苦手なのでは」と心配される方もいらっしゃいます。けれども、英語への向き合い方は、性格や興味、これまでの経験によって本当にさまざまです。最初から英語が好きな子もいれば、少し時間がかかってから慣れていく子もいます。

大切なのは、今の時点で「英語嫌いかもしれない」と感じたとしても、それを深刻に捉えすぎないことです。
小学生の英語嫌いは、ちょっとしたきっかけや関わり方の変化で、意外なほどやわらぐことがあります。最初の印象がすべてではありませんし、「今嫌がっている=将来もずっと苦手」というわけでもありません。

まずは、「小学生の英語嫌いはよくあること」と受け止めること。
それだけでも、保護者の方の気持ちは少し軽くなりますし、お子さんを見る目も変わってくるはずです。

小学生の英語=簡単でゲーム感覚、楽しい、のような図式をお持ちの保護者の方がいらっしゃったら、少しアップデートが必要かもしれません。お子さんが英語をあまり好きではない、と言ったとしてもまずは焦らずに受け止めることが必要ですよ!

なぜ小学生は英語嫌いになってしまうのか

では、なぜ小学生は英語を嫌がるようになってしまうのでしょうか。
一言で「英語嫌い」と言っても、その背景は一つではありません。単に勉強が苦手というよりも、気持ちの面でつまずいていることが多いのが小学生の特徴です。

ここでは、よくある理由を3つに分けて見ていきます。
お子さんに当てはまりそうなものがないか、ぜひ考えながら読んでみてください。

完璧じゃないと恥ずかしい

小学生のお子さんの中には、とてもまじめで、間違えることに強い抵抗を感じるタイプの子がいます。そうしたお子さんにとって、英語は「間違えやすいもの」「自信を持って答えにくいもの」と感じられやすい教科です。

英語では、日本語にはない発音を真似したり、聞き慣れない単語を口にしたりする場面が多くあります。まだ慣れていない段階では、うまく言えなかったり、聞き取れなかったりするのは当然なのですが、本人にとってはそれがとても恥ずかしく感じられることがあります。

特に、周りの友達の前で発表する場面や、先生に当てられて答える場面でうまくできなかった経験があると、「もう間違えたくない」「英語の時間は目立ちたくない」という気持ちが強くなってしまうことがあります。

英語そのものより“失敗すること”が怖くなってしまう。これが、小学生の英語嫌いの大きな原因の一つです。

勉強としてやらされている感覚が強い

本来、言葉の学習は「伝わって嬉しい」「分かって楽しい」という気持ちと結びついていると伸びやすいものです。けれども、小学校での英語学習が「授業だからやるもの」「宿題だからやるもの」になってしまうと、お子さんの中で英語がただの“やらされる勉強”になってしまうことがあります。

特に、もともと英語に強い興味があったわけではないお子さんにとっては、「なぜこれをやらないといけないの?」という気持ちが生まれやすいです。その状態で単語練習やワーク、テスト対策ばかりが続くと、英語はどんどん楽しくないものになってしまいます。

保護者の方が良かれと思って、「毎日これだけやろう」「この単語は覚えておこう」と学習を進めることもあると思います。それ自体は悪いことではありませんが、お子さんの気持ちがついてきていないと、どうしても“やらされている感”が強くなってしまいます。

日本語との違いに戸惑っている

大人から見ると「まだ簡単な内容」に思えても、お子さんにとっては「何を言っているのか分からない」「ルールが違いすぎて混乱する」と感じることがあります。その戸惑いが続くと、「自分は英語が苦手なんだ」と思い込みやすくなってしまいます。

意味がよく分からないまま授業が進んでしまったり、周りはできているように見えたりすると、お子さんの中で英語への不安が強くなることがあります。そしてその不安が「嫌い」「やりたくない」という気持ちに変わっていくのです。

小学生の英語学習では、いきなり結果を求めないことが大切です。英語は日本語と違うからこそ難しく感じることもありますが、逆に言えば、そこをゆっくり乗り越えていければ、苦手意識は十分やわらいでいきます。

自分が突然、タイ語やアラビア語を学ぶことになった、ということを想像してみてください。文字の違い、語順、発音の差など、戸惑いますよね。「これぐらい常識」という感覚をお子さんに押し付けないようにしましょう!

親がやりがちなNG行動あるある

お子さんの英語嫌いを何とかしてあげたいと思うほど、保護者の方はつい色々と手をかけたくなるものです。

「少しでも英語に慣れてほしい」「このまま苦手意識が強くなったら困る」と思うのは、ごく自然なことだと思います。

ただ、ここで気をつけたいのは、良かれと思ってやっていることが、かえって逆効果になってしまうことがあるという点です。

特に小学生のうちは、学習内容そのもの以上に、周りの大人の反応や空気に大きく影響を受けます。ですから、保護者の方の言葉や態度が、お子さんの英語に対する印象を大きく左右することも少なくありません。

ここでは、英語嫌いを深めてしまいやすい“親のNG行動”を3つご紹介します。

と言っても、もし思い当たることがあっても、落ち込む必要はありません。大切なのは、「これからどう関わるか」を少しずつ変えていくことです。

テストの点数だけで評価してしまいがち

学校のテストや小テストの結果が返ってくると、どうしても点数に目がいってしまうものです。「今回は何点だったの?」「前より下がってるけど大丈夫?」と声をかけたくなることもあると思います。

もちろん、学習の理解度を知るうえでテストは一つの目安になります。

でも、小学生の英語学習では、点数だけでお子さんの英語力や努力を判断してしまうことには注意が必要です。

なぜなら、小学生の英語はまだ「学び始め」の段階であり、結果よりも「英語に慣れていく過程」がとても大切だからです。

たとえテストの点数が思うように取れなくても、前より英語を読むことに抵抗がなくなっていたり、授業中に少し声を出せるようになっていたりすることもあります。そうした変化は、点数には表れにくいですが、とても大事な成長です。

反対に、点数ばかりを気にされると、お子さんは「英語は点を取るためのもの」「できなかったら怒られるもの」と感じやすくなります。すると、英語そのものへの興味よりも、「失敗したくない」「見られたくない」という気持ちが強くなってしまいます。

特に、もともと自信をなくしかけているお子さんには、点数の話ばかりをすることが大きなプレッシャーになります。

小学生の英語学習では、テスト結果だけを見るのではなく、どこが少しできるようになったか、どんなふうに頑張っていたかにも目を向けてあげることが大切です。

英語の話題になると不安な顔をしてしまう

保護者の方ご自身が英語に苦手意識を持っていたり、「今の英語教育って難しそう」などと心配していたりすることもあると思います。

実際、英語教育に熱心なご家庭では「ご自身が英語で苦労したから」という理由は割と多いのです。ですから、その心配する気持ちはとても自然なものですし、決して悪いことではありません。

ただ、気をつけたいのは、その不安が表情や言葉に出てしまうことです。たとえば、お子さんが英語の話をしたときに「大丈夫かな…」「英語って難しいよね」「ママ(パパ)も苦手だったから心配」といった反応をしてしまうと、お子さんは敏感にその空気を感じ取ります。

小学生は、大人が思っている以上に、親の表情やちょっとした声のトーンに影響を受けます。保護者が英語に対して不安そうにしていると、お子さんの中にも「英語ってやっぱり大変なものなんだ」「自分には難しいかもしれない」というイメージが育ってしまいやすくなります。

もちろん、無理に「簡単よ」「全然大丈夫」などと軽く扱ってみせる必要はありません。ですが、少なくともお子さんの前では、英語の話題に対して必要以上に不安を見せないことは大切です。

完璧な英語を教えられなくても、「一緒にやってみようか」「英語って面白い表現もあるね」といった、少し前向きな姿勢を見せるだけでも、お子さんの受け止め方は変わってきます。

英語嫌いを防ぐためには、学習内容そのものだけでなく、英語に対する家庭の空気感もとても重要です。

保護者の方が少し肩の力を抜いて英語と向き合うことで、お子さんも安心しやすくなります。

いきなり高い目標を設定してしまう

お子さんの将来を考えるほど、「せっかくならしっかり力をつけてほしい」と思うものです。そのため、つい「小学生のうちに英検〇級を目指そう」「中学英語で困らないように今から頑張ろう」と、高めの目標を立てたくなることもあると思います。

ただ、英語に苦手意識を持ち始めているお子さんにとって、いきなり大きな目標を示されることは、励みになるよりもプレッシャーになることの方が多いです。

特に小学生のうちは、「将来のため」「中学のため」と言われても、まだ実感を持ちにくい年齢です。それよりも、「今の自分には難しそう」「できなかったらどうしよう」と感じてしまいやすいのです。

また、高い目標は、そこに至るまでの道のりが長く見えすぎてしまうことがあります。
すると、お子さんの中で「頑張っても無理そう」「最初からできない気がする」という気持ちが強くなり、学習意欲そのものが下がってしまうこともあります。

小学生の英語学習では、最初から大きな成果を求めるよりも、達成しやすい小さな目標を重ねていくことの方がずっと大切です。

たとえば、「今日は1つ英語の歌を聞いてみよう」「知っている単語を3つ言ってみよう」「英語の絵本を1ページ読んでみよう」といった、小さな目標の方が、お子さんには取り組みやすく、成功体験にもつながりやすいです。

英語嫌いを克服していくためには、「すごい成果」よりも「自分にもできた」という感覚を増やしていくことが必要です。

目標設定も、お子さんの今の気持ちと状態に合わせて、少しずつ階段を上るような形にしてあげると良いと思います。

例えば、英検にチャレンジするのもモチベーションを上げるためには良い方法ではありますが、4級に受かったから、すぐに「次は3級!」と意気込むのはNGです。受かったのと、その級のレベルを完全に理解しているのとは、また別問題です。

英語嫌いを克服するサポート法(3ステップ)

小学生の英語嫌いを克服するためには、「もっと勉強させる」ことよりも、英語に対する気持ちを少しずつやわらげていくことが大切です。苦手意識が強くなっているときに、いきなり単語練習やテスト対策を増やしても、かえって逆効果になることがあります。

だからこそ、まずはお子さんが「英語=嫌なもの」ではなく、「少しなら触れても大丈夫かも」と思える状態を作ることが必要です。そのために意識したいのが、次の3ステップです。

ステップ1:まずは親のマインドセットを変える

お子さんの英語嫌いをやわらげるためには、まず保護者の方の関わり方を少し見直してみることが大切です。

英語が苦手な様子を見ると、どうしても「何とかしなければ」「今のうちに克服させたい」と焦ってしまいがちですが、その焦りは意外とお子さんにも伝わります。

英語は「教科」ではなく「コミュニケーションツール」と捉えましょう

小学生のうちは、英語を「点数のための教科」として見るよりも、人とつながるための言葉として捉える方がうまくいきやすいです。

たとえば、「英語ができるようになったら海外のアニメももっと分かるかもね」「旅行先で話せたら楽しそうだね」といった形で、英語の先にある楽しさを見せてあげると、お子さんの受け止め方が変わることがあります。

子どものペースを尊重し見守る

英語学習は短距離走ではなく、長く続けていくものです。ですから、今日はやる気がない、今の教材は合わない、少し休みたい、そんな時期があっても大丈夫です。大切なのは、無理に引っ張ることよりも、またやってみようかなと思える状態を保つことです。

保護者の方が少し肩の力を抜いて、「今は英語に慣れる時期なんだな」と考えられるようになると、お子さんも安心しやすくなります。

ステップ2:英語が楽しいと思える環境を作る

英語嫌いを克服するには、まず「英語って嫌なものではないかも」と感じられる経験が必要です。
そのためには、勉強らしさを前面に出すよりも、生活の中で自然に英語に触れる工夫をした方が効果的です。

家庭で使える簡単な英語フレーズを取り入れる

いきなり会話練習をする必要はありません。
まずは家庭の中で、短くて使いやすい英語を少しずつ取り入れるだけでも十分です。

たとえば、おはよう・ありがとう・行こう・こっち来て!

のようなフレーズなら、日常の中で無理なく使いやすいと思います。
日本語に少し混ぜながらでも構いませんし、親子でふざけながら使うくらいでも大丈夫です。大切なのは、「英語を使うこと=テストや勉強」ではなく、「英語を口にすることって案外気軽なんだ」と感じてもらうことです。

英語に触れる機会を自然に増やす

英語嫌いのお子さんほど、「勉強するぞ」という形より、楽しいコンテンツの中で英語に出会う方が入りやすいです。

歌や短い動画から始めるなら Super Simple Songs はかなり使いやすくおすすめです。歌・チャンツ・子ども向け動画が豊富で、英語の音に親しむ入り口として紹介しやすいです。

絵本や読み聞かせに寄せるなら、Oxford Owl の無料eBookライブラリも入れやすいです。3〜11歳向けの無料eBookがあり、読み聞かせや「聞きながら読む」導入に向いています。

また、アプリなら Khan Academy Kids は2〜8歳向けの無料アプリとして使いやすく、ゲームや本、レッスンがまとまっています。低学年までなら導入しやすいと思います。読み書きの入口を少し意識するなら、Duolingo ABC も低年齢向けの導入として相性が良いです。

こうしたサービスを使うときも、「毎日必ず」ではなく、お子さんが嫌がらずに触れられる範囲で少しずつが基本です。

ステップ3:小さな成功体験を積み重ねる

英語嫌いを克服するうえで、とても大切なのが「できた!」という実感です。小学生のお子さんは、大きな目標よりも、小さくて分かりやすい達成感の方が自信につながりやすいです。

好きなキャラクターや身近な言葉から英語にする

お子さんが好きなキャラクターや、普段よく口にするものの名前を英語で言ってみるだけでも立派な成功体験になります。

たとえば、動物、食べ物、色、キャラクター名など、「知っているもの」を英語にしてみると、英語は急に身近になります。

ここでは、たくさん覚えさせることが目的ではありません。「英語で言えた」「通じた」「なんだか楽しかった」という感覚を持てることが大切です。

短くて達成しやすい遊びを入れる

英語しりとり、カードあて、絵本を1ページ読む、動画のフレーズを真似して言ってみる――こうした短い遊びは、小学生にとても向いています。

長くやる必要はなく、5分でも10分でも、「ちょっとできた」で終われるくらいがちょうど良いです。

特に英語嫌いのお子さんには、最初から“学習成果”を求めすぎないことが大事です。小さな成功体験が増えてくると、「自分にもできるかも」という気持ちが育ちます。その気持ちが、次に英語へ向かうエネルギーになります。

小さな成長を褒める

小学生のお子さんにとって、「できた」「分かった」「褒められた」という経験は、学習を続けるうえで大きな力になります。

特に英語は、すぐに目に見える成果が出るとは限らないので、保護者の方が小さな成長を見つけて言葉にしてあげることがとても大切です。

たとえば、英語の歌を口ずさめた、アルファベットを読めた、前は恥ずかしがっていたのに少し声に出せた、そんな小さな変化でも十分です。大人から見ると「それくらい」と思うようなことでも、お子さんにとっては大きな一歩であることがよくあります。

このときに意識したいのは、結果だけでなく過程も褒めることです。

「全部できたね」だけではなく、「ちゃんと聞こうとしていたね」「声に出してみたのが良かったね」「前より慣れてきたね」といった言葉をかけてもらえると、お子さんは「自分はちゃんと進んでいるんだ」と感じやすくなります。

反対に、間違いばかりを指摘されてしまうと、英語を話すことや書くことが怖くなってしまうこともあります。もちろん学習の中では修正も必要ですが、小学生のうちはまず「英語に前向きに取り組めていること」そのものを認めて、褒めてあげてくださいね。

英語が得意になるお子さんには、最初から特別な才能があるというよりも、「やってみたら褒めてもらえた」「楽しく続けられた」という積み重ねがあることが多いように思います。
保護者の方の温かい声かけは、英語力そのもの以上に、お子さんの自信を育てる大きなサポートになります。

以前に保護者の方から「英語を始めてから子供を褒めることが増えて、親子関係が良くなった」という声を聞いたことがあります。思わぬ相乗効果ですよね!

学年別・小学生の英語嫌いサポートのポイント

小学生の英語嫌いをサポートするときに大切なのは、学年によってつまずきやすいポイントが違うことを意識することです。

同じ「英語が嫌い」という言葉でも、低学年と高学年では、その背景や必要なサポートがかなり異なります。そこで、ここでは、学年別にサポートのポイントを整理したいと思います。

小学校低学年生の場合

小学校低学年のお子さんの場合、英語嫌いといっても、はっきりと「苦手意識」があるというより、まだ英語に慣れていないことから戸惑っているケースが多いです。


聞いたことのない音、見慣れない文字、日本語とは違う言い回し。そうした違いに対して、「なんだか分からない」「ちょっといやだな」と感じていることがあります。

この時期に一番大切なのは、英語を「勉強」として押し出しすぎないことです。低学年のお子さんにとっては、英語が“できる・できない”以前に、「楽しいかどうか」「怖くないかどうか」がとても重要です。ですから、無理に書かせたり覚えさせたりするよりも、まずは英語に親しめる環境を作ることを優先してあげたいです。

この時期は「英語を学ばせる」よりも、英語に対して悪い印象を持たせないことを意識すると良いと思います。

また、低学年のお子さんは保護者の反応にとても敏感です。少しでも英語を口にしたら「今の上手だったね」「言ってみたのがすごいね」と明るく受け止めてあげると、それだけで英語への気持ちがやわらぐことがあります。小さな“楽しい”や“小さな成功”を積み重ねることが、この時期のサポートの基本になります。

小学校中学年生の場合

小学校中学年になると、学校での英語活動にも少しずつ慣れてくる一方で、「分からない」「うまくできない」という感覚がはっきりしてくる時期でもあります。

低学年のころのような“なんとなくの抵抗感”ではなく、「読めない」「聞き取れない」「発表が恥ずかしい」といった具体的なつまずきが出てきやすいのが、この年代の特徴です。

そのため、この時期のサポートでは、ただ「楽しくやろう」とするだけでは足りないことがあります。もちろん楽しさは大切ですが、それに加えて、「分かった」「できた」という実感を持てるようにすることが大事になってきます。

たとえば、学校で習った単語を家庭で一緒に確認してみる、短いフレーズを声に出してみる、簡単な英語絵本を読んで「ここ分かったね」と話してみる。そうした小さな確認や成功体験が、「英語って全部分からないわけじゃない」と感じるきっかけになります。

また、中学年のお子さんは、少しずつ周りの子と自分を比べ始める時期でもあります。○○ちゃんは読めるのに自分はできない」「友達の前で間違えるのが恥ずかしい」と感じて、英語を避けたくなることもあります。そういうときは、保護者の方が「前より聞けるようになったね」「少しずつ分かってきているよ」と、他人ではなく過去の本人と比べて成長を見せてあげることが大切です。

中学年では、英語への苦手意識が固まり始める前に、「少しずつできるようになっている」という感覚を持たせてあげることが、サポートのポイントになります。

小学校高学年生の場合

小学校高学年になると、英語はより「教科」として意識されやすくなります。そのため、英語嫌いの背景にも、低学年や中学年とは少し違ったものが出てきます。

たとえば、「テストで点が取れない」「文法が分からない」「中学校でもっと難しくなるのでは」といった、学習面の不安やプレッシャーが強くなりやすいです。

この時期のサポートで大切なのは、英語を“できない教科”として固めてしまわないことです。高学年になると、お子さん自身も「自分は英語が得意ではない」と思い込みやすくなります。そうなると、挑戦する前から気持ちが引いてしまい、ますます苦手意識が強くなってしまいます。

だからこそ、高学年では「結果」よりも、「何なら取り組みやすいか」「どこなら少しできそうか」を一緒に見つけることが大切です。たとえば、読むのが苦手ならまずは聞くところから始める、書くのが苦手なら短いフレーズを口にするところから始める、といったように、英語4技能の中でも入りやすいところを探してあげると、お子さんの負担はかなり変わります。

また、この時期は「なぜ英語を学ぶのか」という意味づけも少しずつ伝えやすくなります。
将来のためと大きく言いすぎる必要はありませんが、「好きなことをもっと知るために使える」「中学校で困らないように少しずつ準備できる」といった形で、英語学習の目的を分かりやすく示してあげると、前向きに受け止めやすくなることがあります。

まとめ

小学生の英語嫌いは、決して珍しいことではありません。大切なのは、無理に勉強させることではなく、お子さんがなぜ英語を嫌がっているのかを理解し、その気持ちに寄り添うことです。学年によってつまずきやすいポイントは異なりますが、焦らず、小さな成功体験を積み重ねていけば、英語への印象は少しずつ変わっていきます。保護者の方が温かく見守りながら、お子さんに合った方法でサポートしていくことが、克服へのいちばんの近道です。