前回まで3回にわたり、効率よく受験勉強を進めるためのコツをお伝えしました。

一言でいうと「過去問の分析」をどれだけできるか、に依るところが大きくなります。

この分析はできるだけ早く始めるに越したことはありません。

お子さんが小4~5年生の間に一度行っておくことをお勧めします。

(5年生を過ぎてももちろんやった方が良いです!)

 

難関中学受験攻略シリーズ過去のブログはこちら

帰国生向け*難関中学受験攻略ーその1

帰国生向け*難関中学受験攻略ーその2 受験科目の見方 

帰国生向け*難関中学受験攻略ーその3 タイプ別の例 

 

 

!注意!

*6年生の夏までの段階でお子様に解かせるのは決しておススメできません。

お子さんが自信を失ってしまうと夏以降の大切な時期に気力を継続するのが難しくなります。

本人がどうしても解きたいのであれば、「今はできなくても必ず点数がのびる」ことをあらかじめ伝えておくとよいかもしれませんね。

6年の夏以降に学力がぐっと伸びるお子さんの方が多いそうですので焦らず、ベースとなる学力をつけることを重視しましょう。

受験生が本格的に過去問を解く練習は、早ければ6年生の9月、通常10~11月ごろからが一般的です。

特に、お子様が合格点に満たないから、と保護者が焦らないよう、注意が必要です。

 

 

④5教科の勉強を続けるかどうか?

 

 

一般的には4-5年生の段階で志望校に合わせた受験勉強内容に絞ることをおすすめします。

 

「中学に入って理科と社会で一般受験生と差がついているのはかわいそう」、と

 

ダラダラと6年生まで5教科を続けさせた結果、すべてが中途半端になり全敗したというのはよくある話です。

 

そもそも入学できなければ悩んでも仕方ないことです。

 

中学受験の理社の内容は重く、取り組むのはかなりの時間を要します。

公立の小学校で学ぶ理社の内容が分かっていれば十分と割り切り、算国英受験ならその3教科に絞ってしまいましょう。

 

*大変優秀で粘り強く体力があり、ご両親のいうことをよく聞くor 自主的に長時間勉強ができるお子さんであれば別です。

*英語は除外し、算国だけで帰国中学受験を考えている方の場合、2科目だけに絞ってしまうと逆に受験できる学校が限られてしまいます。場合によっては一般受験を前提に受験勉強を進める方が良いかもしれません。

 

~最後に~

帰国生といってもその概念も幅広く、地域によっては全日制の日本人小学校に通う子どもたちも多くいますし、一方で、インターナショナルスクールを選ぶケースや現地校しか選択肢がない地域もあり、どっぷりと現地の文化の中で生活をした子どもたちもいます。

 

各校の意図としてほぼ共通するものの一つとして挙げられるのが、

「一般受験で入った生徒にグローバルな良い刺激をもたらしてほしい」

というものです。

 

志望校はなぜ、そしてどんな帰国生が欲しいのか、をあらかじめ知っておくことで面接対策の方向性も見えやすくなります。

 

4回シリーズにわたって難関中学の帰国受験攻略をお伝えしてきましたが、

例に挙げた学校以外にも帰国受験を始めてから知名度があがり、偏差値が急上昇した学校が多くあります。

ぜひ全4回のブログ内容を参考にしていただき、受験勉強計画の参考にしてくださればと思います。

 

*帰国生受験は毎年実施内容が変わることがあります。できるだけ新しい情報を入手するために説明会や学祭に足を運びましょう。

海外在住で出席できない場合は直接学校に問い合わせをすると個別に案内をしてくれることもあります。

 

スモールワールドでは中学の帰国枠受験に臨む生徒さんをこれからも応援しています!

 

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