ここ数年の中学受験では、海外生活経験のある帰国生の受け入れ枠を拡大したり新たに設けたりと、帰国生に対する受け入れを積極化する学校も増えています。

 

そしてその倍率(受験者数÷合格者数)が高くなるにつれ試験内容が難化する傾向にあるようです。

 

ですが、帰国受験に関する情報はとにかく少ないのです。

 

受験科目や受け入れ枠人数が毎年変わったり、突然受け入れを始めたりと変化があります。

 

さらに、面接対策が必要な学校がほとんどです。

 

 

                 

 

 

帰国子女の中学受験については、一般受験がメインの塾で聞いても、塾の先生が帰国受験についてノウハウどころか全く知らないことの方が多いくらいです。

 

一部の学校を除いて、過去問も本屋などでは公式に販売されていません。

 

だからこそ、帰国受験は保護者情報収集とサポートが命、といっても過言ではないほど、保護者に依る部分が大きいことも事実です。

 

スモールワールドでも帰国生の受講生が増えていますね。

 

英語塾のフォローでご利用いただいている方も多いようです。

 

筆者も子連れで7年以上の海外生活を経て中学の帰国受験を親子で乗り切りました。

 

そこで帰国受験をお考えの保護者へ、いくつか参考になるかもしれないお話です。

 

 

①志望校の受験科目を把握する

 

帰国受験科目のタイプは大きく以下の通りです。

 

1.英語・算数・国語・面接
2.英語・算数 (面接)
3.英語・面接
4.国語(作文)・算数・面接→英語なし

*一般受験と同様に4科目(算・国・理・社)+面接 というオプションを用意している学校もありますが稀です。

 

 

第1~第3志望校それぞれが全く傾向の違う学校だと勉強効率が悪くなります。

もし可能であれば受験科目の似た傾向の学校をお勧めします。

 

さらに、志望校の受験科目にできる限り近い内容を設定している学校を練習校とするのが効率的です。

 

そのためには志望校を早めに決定することをおすすめします。

 

 

!志望校選びの大原則は、もちろん「お子さんが行きたいかどうか」です!

 

 

② どの科目を重視している学校か知る

 

学祭などのイベントや入試説明会へお子さんと一緒に足を運び、志望校選びをする方も多いと思います。

その際重要となるのが、事務局を訪ね、帰国受験の過去問を入手することです。

 

数年分入手できる学校もあります。

また過去の受験データなどを発表しているならそのデータも入手します。

 

そこからの作業が大切でかつちょっと大変ですが帰国生保護者の頑張りどころです。

 

続きはまた次回掲載します。

 

 
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投稿日: Nov 02, 2022 | 閲覧数: 406 | カテゴリー: