数多くの子どもたちに英検準2級を指導して合格させてきた、英検1級元英語講師のJINです。
結論、もっとも効果的なライティング対策は添削してもらうことです
- ライティングは苦手意識をもつ人が多い
- 準2級は50~60単語程度のライティング
- ライティングの上達は添削してもらうのが一番
まず前提として学校英語ではライティングに触れることがほとんどありません。「英作文」という問題はありますが、あれはライティングではなく文法問題です。
なので、ライティングに苦手意識をもっていたり、どうしたらいいのかわからないというのは当然です。
しかし、英検準2級のライティングはそこまで身構える必要はなく、しっかりとコツを掴んで対策を行えば難しくありません!
実は私も昔はライティングがとても苦手で、どうすればいいのかまったくわかりませんでしたが、要点とコツを学んで対策を行い、最終的にはイギリスの大学で論文を書くまでに上達できました。
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- なぜライティングに苦手意識があるのか理解できる
- 英検準2級ライティングの書き方や注意点がわかる
- 明日から対策を実践できる
ライティングにアレルギーあるんですけど…
心配ない、苦手意識は学校で触れることが無い分野だからという理由なかだけだから
本気で一発合格を目指している人向けの英検準2級完全攻略ガイド
本記事における主な情報源
作成元・著者 | 題名 |
文部科学省 | 各資格・検定試験とCEFRとの対照表 |
文部科学省 | 大学入試改革における英語資格・検定試験の活用について(関係資料集) |
文部科学省 | 連絡協議会用 試験概要説明 |
公益財団法人 日本英語検定協会 | 準2級の試験内容・過去問 |
公益財団法人 日本英語検定協会 | 各級の目安 |
旺文社 | 資格・語学 | 英検 | 準2級 |
※上記の文献、調査結果および情報源は筆者である私が英検準2級記事を執筆するうえで基礎知識として参考にした文献の一部であり、必ずしも上記文献の内容に沿って執筆した訳ではございません
英語ライティングは基本的に学校では教えてもらえない
まずはライティングに苦手意識をもつのは当然であるという話を少しさせていただきます。
苦手な人が多い英語ライティング
日本で教育を受けた人は、大学や英語特化の高校に行かない限り、恐らく英語のライティングを学ぶことがありません。
「英作文」と呼ばれる一見ライティングと関連するような問題を解く場合もありますが、実際のところ「英作文」問題は文法問題でライティングとは別物です。
つまり、ほとんどの人が英文ライティング技術は持っていないものとしてみてもおかしくないと言える
私も高校卒業までまったく同じ状況でした!
ライティングはアイデアを英語で文章化できるかどうか
1から作り上げるライティングで必要なのは「自分のアイデアを英文で表現できるかどうか」です。
日本語で書かれたものを英語になおす翻訳的な感覚とはまた違います。
英検準2級よりも上のレベルになるとアイデアを英語で考えて英語で書くという能力が必要になりますが、英検準2級ライティングでそこまでのレベルを求められるわけではないので心配いりません
英検準2級ライティング問題の概要
ここでは英検準2級のライティング概要を解説します。
英検準2級ライティングの出題例
準2級の出題トピックは3級よりも難易度が高いトピックが出題されます。
- Do you think it’s important to join a sports club at school?(学校で部活に入ることは重要だと思いますか?)
- Do you think kids should have smartphone?(子どもはスマホをもつべきだと思いますか?)
- Do you think kids should learn English in earlier age?(子どもはもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?)
3級より教育的な題材を取り扱い「あなたは~だと思いますか?」と聞くような問題がほとんどです。
トピックが3級と比べるとより議論の余地があるものになっていることがわかります。
ポジティブに考えるのなら書ける内容の多さは3級のどっちが好きですか?よりもあるでしょう、しかしアイデアを英文化するという面にでは圧倒的に難しくなっています
英検準2級ライティングの書き方と評価基準
ここでは英検準2級ライティングの採点基準と気をつけるべき点を解説します。
語数は50~60単語程度
英検準2級ライティングでは50~60単語程度含む文章を書くことが求められています。
これはひとつ下の3級の目安語数よりも約2倍になっています
トピックの内容に沿った2つの意見が含まれているか
英検準2級のライティングでは聞かれた質問に対して2つ自分の考えを含む必要があります。
「子どもはスマホをもつべきだと思いますか?」という問いに対して賛成意見をひとつ、否定意見をひとつ書くという意味ではありません。
賛否のどちらかに自分の意見を決めて片方の意見に2つの要素を組み込むということ
基本的に英語のアカデミックライティングで「どっちつかず」は厳禁。
論文などで文中に自分の意見と対立する文章を書くときはありますが、それはどっちつかずという訳では無く、自分の意見をより強固に正当化するための踏み台でしかありません。
さらに英検準2級ライティングの目安語数は50~60です、自分の意見に反する文章を入れる余裕はありません。
必ず自分の立ち位置を賛成か反対か決めて書き進める必要があります
英語の文章構成がしっかりしているか
流れなくまとまりのない文章はだめです。
たとえば 極論の例を出しますが「子どもはスマホをもつべきだと思いますか?」に対するダメな解答例はコチラ
このような書き方をするのはダメです。
言おうとしていることはわかりますが、単発単発で文章に流れがありません
- Because
- However
- Moreover
- And
- Unlessなど
このような接続詞を適切な場所で適切な量使用しましょう。
使い過ぎもそれはそれでおかしくなってしまいますので、あくまで適切な量を適切な場所で使いましょう
適切な語彙を使用できているか
トピックに合った語彙(単語)を使用できているかどうかも非常に大切な評価ポイントです。
たとえば、トピックが授業科目だったとして、体育のことを「運動する授業(Exercising class)」と言ったらおかしいですよね?トピックに合った文章を書くためには「体育(P.E. class)」という単語を使えなければならないのです。
対処法は英検準2級レベルの単語の勉強するしかありません
さらに、Karaokeなど世界的に日本語でも英語で通じるものは別として、その他の日本語単語をアルファベットで書くと減点されます。
- Temakizushi(手巻き寿司)
- Zaru udon(ざるうどん)
- Juku(塾)など
ムリやりアルファベット化して文章に加えるのはやめましょう。
どうしても使いたい時は英語でその単語がどんな意味でどんなものなのか説明する必要があります
文法が正しく使えているか
文法間違いはもちろん減点です。
たとえば 「I like Math. Because it’s fun.」これは文法的に間違いですよね、I like Math because it’s fun.でなければなりません。
それ以外にもカンマをつける位置など文法的に間違えないように気を付けましょう
聞かれたことに忠実に答える
聞かれた質問にストレートで答えましょう。
- 回りくどく説明
- 遠回りし過ぎ
- 本題から脱線
英検準2級のライティングは50~60単語です。
あくまでシンプルに質問に対する自分の意見をまとめましょう
矛盾した文章はダメ
「どっちつかずはだめ」とほとんど同じですが、I agreeと同意したにもかかわらず否定の意見もあるというのはNGです。
ライティングで絶対ダメなのは矛盾した文章を書いた結果何が言いたいのか分からなくなる状態
自分の経験しか話さないのはダメ
アカデミックライティングは日記ではありません。
自分の世界がすべてと思い込んだり、賛成反対を決めるうえで自分の気持ちや経験だけを基にしたものはダメ
私が英語圏で論文を書いていたときは基本的に「I(私)」という単語を使うなと言われたくらいです。
英検準2級では「I」という単語は全然使っていいのですが、意見を正当化するために使う根拠は自分の経験ではなく一般的な根拠で無ければありません
具体例を挙げて説得力を高める
「子どもはもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」というトピックに対して
「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います」だけでなく
このような一般的な補足情報を加えて構成していくと説得力が増します。
関係のない補足はNG
自分の意見を肉付けするような補足は説得力を高めますが、関係のない補足は一貫性がないので減点対象です。
たとえば 「子どもはもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」というトピックに対して、「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います。私は海外ドラマを観ていてもまったく理解できません」
極端な例ですが「海外ドラマ」なんて文章に入れる必要はないですし、さらに自分の経験を語っているだけなのでこんな補足なら書かない方がマシ
難しい単語をムリに使おうとしない
難しい単語をムリして使うのは逆効果になってしまう可能性もあります。
何回も言いますが、英検準2級のライティングは50~60単語程度の短いライティングなので、シンプルでもいいので自分の意見をわかりやすく、論理的に伝えましょう。
わざわざ難しい文法や単語を使ってその文法が間違っていると減点対象になるので、自信を持って書ける範囲の単語、熟語、フレーズ、文法を使って文章を組み立てるのがオススメ
自分の言いたい意見をどう英語でいうのかわからない時は、自分がシンプルに言える意見に変えましょう。
ムリは絶対にしないように
英検準2級ライティング問題の対策方法
ここからは、英検準2級のライティングで高得点を狙うためにオススメの対策方法を紹介します。
ライティングの対策はかなり難しい
ライティングのトレーニングは、基本的に添削してくれる人がいなければ成り立たないです。
学校の先生などライティングを添削してくれるような先生がいる場合は、ぜひ定期的に英検準2級レベルの作文を自分で書いて先生のところに持っていき添削してもらいましょう
そうで無い場合は過去問を使って自分でライティング問題を解いてみて、答えの例題と照らし合わせてみるというのを何回もやっていくという方法もあります。
英検準2級レベルの単語や熟語、文法を覚える
あとは本当にシンプルですが英検準2級レベルの単語や熟語、フレーズさらには文法をたくさん覚えて自信を持って書ける表現の幅を広げましょう。
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英検準2級単語の覚え方
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どの勉強をどの時期にやればいい?学習スケジュールを提案
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