偏差値40の高校に通っていた頃に3ヶ月でIELTSのスコアを4.5から6.5まで伸ばし、イギリスの大学を卒業したJINです。
結論、IELTSに過去問はありませんが、ケンブリッジ出版の公式問題集を過去問と呼ぶこともあります
- IELTSに過去問はありません
- 同等の役割を担っているのが「公式問題集」
- 公式問題集はIELTS対策に必須
結論からいうと、IELTSの勉強には必ずIELTS公式問題集の勉強が必要になります。
IELTSに関わらず他の英語テストにも言える事ですが、最初からかなりの実力がない限り過去問を解かずにいい点が取れることは無いです。
便宜上「過去問」と呼ばれることが多いですが、実際は最も本番レベルに近い、Cambridge University Pressが出版する公式問題集です
私も当時は今よりも情報が少なく、勉強法や教材の選び方にはかなり苦労しました。
実際ムダなこともしてしまったと今では自覚しています。
効果的な対策方法、解答のコツ、使える問題集や教材を知っているのと知らないのではさまざまな側面で大きな差が生まれる
イギリスの大学を卒業して、当時とは英語力も比べられないくらい上達した今は、その重要性が身に染みてわかります。
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- IELTS対策における公式問題集(過去問)の重要性を理解できる
- 過去問の正しい使い方がわかる
- 目標スコアへ近づける
練習問題集じゃあだめなんですか?
ダメとは言わない、でも本番のレベル感にもっとも近いのは公式問題種(過去問)だけなんだ
本記事における主な参考文献・情報源
作成元・著者 | 題名 |
文部科学省 | 各資格・検定試験とCEFRとの対照表 |
文部科学省 | 大学入試改革における英語資格・検定試験の活用について(関係資料集) |
ヴァミューレン服部美香 | 名古屋外国語大学におけるTOEIC・TOEFL・IELTS(T・T・I)授業実践報告 |
片岡 宜子 | 多文化社会学部における IELTS スピーキング対策に関する現状報告 |
OSEI ABE, ASUKA MATSUZAKI, MARIKO WAKITA, RIE KOIZUMI | Which Should Be Dominant in Japan, the TOEFL iBT or the IELTS? (Course name: What Does a Test Measure?) |
Ian Wash | IELTS Preparation as an Undergraduate University Course : A Case Study |
リサーチに利用したプラットフォーム・情報元
IELTS | IELTS Japan公式サイト。 |
日本英語検定協会 | 日本におけるIELTS運営組織のひとつ。 |
British Council | 日本におけるIELTS運営組織のひとつ。 |
JSAF | 日本におけるIELTS公式テストセンターのひとつ。 |
UK PLUS | 名古屋のIELTS公式テストセンター。 |
Cambridge English | IELTSテスト開発元。 |
Cambridge University Press | ケンブリッジ大学出版。 |
Google Scholar | 論文、学術誌、出版物の全文やメタデータにアクセスできるGoogleプラットフォーム。 |
CiNii Articles | 学術論文情報を検索の対象とする論文データベース・サービス |
CiNii Books | 大学図書館等が所蔵する本の情報検索サービス |
J-STAGE | 文部科学省所管の独立行政法人科学技術振興機構が運営する電子ジャーナル公開システム。 |
IRDB | 国内の学術機関リポジトリに登録されたコンテンツのメタデータを収集し、提供するデータベース・サービス。 |
※上記の文献、調査結果および情報源は筆者である私がIELTS記事を執筆するうえで基礎知識として参考にした文献の一部であり、必ずしも上記文献の内容に沿って執筆した訳ではございません
IELTSの公式問題集(過去問)だけがリアルなレベルで問題を解く事ができる理由
まずはIELTSの対策で公式問題集(過去問)が唯一無二の存在である最大の理由を紹介します。
他の問題集は本番より易し目に作られている
IELTSの勉強をする上で問題集や解説本はたしかに重要です。
私もかつてIELTSの勉強をはじめた頃最初に使ったのがこのようなIELTS対策本でした。
- IELTSというテストの概要
- 各パートの解き方
- IELTS問題の模試
このような内容が大体収録されています。
IELTS初心者の方がIELTSを勉強するための入り口としては最適ですが、高スコアを取る為の仕上げには向いていません。
模試は実際のIELTS試験と比べると、かなりレベルが低く設定してあるから
とはいえそこまで変わらないんでしょ?
いや、実際に解き比べてみるとわかるけど、形式が同じでも難易度は全然違うよ
海外のIELTS問題集も若干本番レベルより低いイメージ
私が日本語の攻略本を買った後に手を付けたのが、「公式問題集ではない海外製IELTS問題集」でした。
トレーニングテストと銘打って出されていた問題集でしたが、IELTS公式問題集と比べると、こちらもまた問題レベルは若干低かったです。
つまり、世の中にあるIELTS問題集は、IELTS公式問題集(過去問)よりもレベルが低く設定されています
これがIELTSを受験する前に必ずIELTS公式問題集をこなすべき理由のひとつ目です。
IELTSに限らずどんな試験もやっぱり過去問や公式問題集が一番再現性あります
そんなに深く考えたことなかったー
IELTSの公式問題集(過去問)を使って本番を想定した勉強をする方法
次はIELTSの公式問題集(過去問)を実際にどうやって使えばいいのかを解説します。
IELTS本番を想定するとはどういうことか
私が考えるIELTS本番を想定した勉強というのは
- IELTS本番と同じ時間設定で行う=時間を測る
- 時間途中で投げ出さない
- できる限り静かでできる環境で解く
このような環境下で行う勉強です。
レベルも本番を想定するのであれば、先ほど言った理由と同じ理由でIELTSの勉強であればIELTS公式問題集以外の使用は考えられません
超めんどくさそうだけどただ単に解いてるだけじゃやっぱりダメだよね…
IELTS本番を想定して公式問題集(過去問)で勉強するメリット
このように厳格な環境下でIELTS本番を想定して、公式問題集を解くのにはもちろん大きなメリットがあります。
一番大きなメリットとして、「やっていくうちに自分に適切な時間配分が分かってくる」というものがあります。
適切な時間配分というのは人それぞれ異なります、最適な時間配分を見つける為にはまず設定された時間設定で解いてみる以外方法がない
時間配分に慣れてくると、必ず本番でも慌てることが無くなります。
つまりメンタル面の強化にもなるんです。
なるほどーじゃあ形式を理解する為にまず練習模試からというのはありですか?
その通り!公式問題集には入る前に練習問題を解くのは非常に有効だよ!公式問題集(過去問)はあくまで仕上げだね!
無料で使えるオンラインの模試については、以下の記事でまとめて紹介しています。
IELTS公式問題集(過去問)の同じ問題を何度も解くことで得られるメリット
次は私がIELTSの公式問題集(過去問)は、何周も同じ問題をやるべきと思う理由を紹介します。
同じIELTS公式問題集(過去問)を解いてPDCAサイクルを回す
今でも信じられないのですが、私は18歳のころ、3ヶ月でIELTSを4.5から6.5に伸ばしました。
勉強量はもちろん多かったのですが、それ以上に今重要だったと思うのが勉強と目標に対する考え方の部分です。
実際に勉強をはじめる前に目標設定や、スケジュール組みなどをやっておくのがオススメです
昔からあるPDCAのフレームワークに沿って、効果的に勉強を改善しながら進められたのが最大の要因です。
- Plan:計画
- Do:実行
- Check:評価
- Act:改善
簡単にいえば、上記の頭文字を取って、サイクルを回して改善を続けるというものです。
この記事ですべて紹介すると長くなってしまうので割愛しますが、私が当時行ったすべての行動、考え、目標設定の方法などはコチラの記事で解説しました。
さまざまな分野で使われている継続的改善手法です。
まず、このPDCAサイクルをIELTS公式問題集に特化して当てはめてみましょう!
- P=時間配分や戦略の計画
- D=公式問題集を解く
- C=答え合わせ
- A=さまざまな面で改善点を洗い出す
こんな感じになると思うのですが、私はIELTSではこのPDCAサイクルを同じ問題で少なくとも2回、できれば3回回したいと考えています。
現に私もかつてIELTS公式問題集を使って、同じ問題を3週していました。
何回も同じの解いてたら答え覚えてないの?
もちろん2回目のサイクルを回すときは1回目から少し時間を置いて実行します
吸収しているという実感と成功体験を得る事ができる
同じ問題を解くということは、99%以上の人が1回目より2回目の方でいい点が取れます(2回目のが悪い場合は大問題)
2週目の答え合わせでは以下の点に注目して見ましょう
- 正解率は上がったか
- 本文理解度は上がったか
- わからない単語は無くなっていたか
- 所要時間は減ったか
ここで得られるのは「2回目なら自分でもこんな高得点が取れるんだ!」という自信です。
「いや、2回目だから当たり前じゃん」と思う人もいるでしょうが、実際やってみると2回目でも高得点が取れると嬉しいもの
モチベーションの向上にも繋がりますし、「自分でも頑張ればできる!」という自信をつけるのは非常に大切なことです。
ただし、2回目をする前に必ずやって欲しいのが「正しい答え合わせ」この方法は次の項で紹介します。
IELTS公式問題集で行うべき正しい答え合わせの方法
答え合わせと言っても〇×だけを付けていては公式問題集が勿体ないです!
- どうして不正解になったのか(単純に単語を知らなかったのか、凡ミスなのか、見落としなのか…etc)
- 間違えた問題の答えはどこに隠されていたのか
- 理解できない単語はあったか(リーディング、リスニングスクリプトで理解できない単語をすべて割り出して覚える)
最低限この3つの実行は不可欠です。
この3つを炙りだしたうえで2週目のPDCAのPを行ってみましょう。
じゃあ出てくる単語で知らないものがあったらすべて覚えるってこと?
そう、せっかく買ったんだからそこまで使い倒さないとダメだよ
IELTS公式問題集(過去問)を購入するなら最新版を購入
IELTS公式問題集は現在16冊(No.1からNo.16まで)出版されています(2022年時点)
購入する方は必ず最新版のものから買うようにしましょう
2冊目以降が欲しくなった場合は16→15→14→13→12と言ったように、新しい順に買うのがオススメです。
IELTS対策にオススメのオンラインサービス完全まとめ
「自分ではどうしようもできない…」
そんな気持ちになることもありますよね、でも心配しないでください!IELTSで人の手を借りるというのは普通のことです。
実際のところ、ライティングとスピーキングに限ってはひとりでできないのは事実なのです。
なぜなら、間違いを直してもらわなければ、正解がいつまでもわからないから
だからといって、高額な英会話スクールに通う必要はありません、今の時代インターネットで解決できます!
- IELTS対策が得意なオンライン英会話
- IELTSのライティング添削サービス
- オンライン講座・通信講座
すべてやる必要はなく、どの学び方が合っているか考えてサービスを選ぶとムダのない選択が可能!
それでは、それぞれのオンラインのIELTS対策サービスのオススメを紹介します。
IELTS対策にオススメのオンライン英会話
英語学習方法の主流にもなりつつオンライン英会話ですが、もちろんIELTSにも活用できます。
一般的な固有メリットやデメリットは以下のとおり。
「そもそもオンライン英会話が何かわからない…」という方は、以下の記事をまず見るのがオススメ!
また、IELTS対策目的でオンライン英会話を活用するメリットとデメリットは以下のとおり。
「興味があるけど変なサービスには入りたくない…」
そんな悩みを抱えている方のために、ド素人からIELTSを猛勉強した経験があり、元オンライン英会話講師でもある私が、IELTS向けに特化してオンライン英会話ランキングを作りました。
海外サービスまですべて私自身が実際に受講してレビューしており、どこのサイトとも被らない自信があります!
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
サービス名 | ELT英会話 | バークレーハウス | キャンブリー | ベストティーチャー | Preply |
おすすめ度 | (5.0) | (4.5) | (4.0) | (4.0) | (3.5) |
体験レッスン | レッスン1回 | レッスン1回 | レッスン1回 | レッスン1回 | 値引き価格のトライアル |
値段 | 月額 14,300円~ | コースによって大幅に異なる | 月額 2,217円~ | 月額 16,500円(資格対策コース) | 講師によって異なる |
講師 | 有資格イギリス人のみ | 日本人+ネイティブ | ネイティブのみ | ネイティブ含む世界50ヶ国以上 | ネイティブ |
IELTSの専門性 | ◎ | ◎ | ○ | 〇 | 〇 |
ポイント | IELTS試験官が在籍! | 日本語でわかりやすいノウハウ共有が売り | ネイティブオンリーの人気オンライン英会話 | ライティング指導がイイ! | 単発で使えるオススメ穴場 |
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さらにサービスを選ぶ際に気をつけるべき点や、ランキング外のIELTSサービスを提供しているオンライン英会話については、コチラの記事で詳しく解説しています。
ELT英会話は、今でも実際に継続受講しているので、少しだけ中身を紹介しておきますね!
結論、ここまで継続受講してきて、まったく後悔はありませんし、本会員になる前に見えなかったこともたくさん見えてきました。
私はIELTSと同じケンブリッジが主催する、ケンブリッジ英検CPEの合格を目指し、ケンブリッジ英検試験官のベテラン講師、ローラ先生にオーダーメイドカリキュラムの担任制(レッスン時間固定)で教えてもらっています。
- 資格持ちのイギリス人に直接担任として教えてもらえる
- 的を絞った的確な指導で効率的に合格を目指せる
- 私は今まで気にもしなかった細かいところまでしっかりと気づいて、正しい方向性で対策できるようになった
独学でやっていた時に気づけなかったことをたくさん気づかせて貰えたのが、結論もっとも大きなメリットです
自分ではまったく気にもしなかった基礎固めから解答テクニック、対策法まですべて教えてくれます。
レッスン外でもEdmodoという教育向けプラットフォームで、練習問題や読んでおくべき資料などを送ってくれますし、質問があればいつでもそこで回答してくれます。
担当講師によってはEdmondoを使用して質問に回答する場合もありますが、すべての講師が同じようなアプローチを取っている訳ではありません
宿題に関しても、私の生活に合わせて仕事が忙しいときは少な目、ガッツリやりたいときには多めに出してくれるのでタイムマネジメントも非常にやりやすいと感じます。
ちなみに、資格対策の場合、スピーキングだけでなくライティング、リスニング、リーディングとオールインワンで総合対策。
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結論からいうと、IELTSライティングのスコアは添削を挟まないと上がらないです。
- 自分で自分の改善点は見つけられないから
- 完全独学でできることは極端に少ないから
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私がIELTSを学習していた頃はあまりオンライン添削サービスはなかったのですが、今や国内や海外たくさんの添削サービスがあります。
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