偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、英検1級を一発で取得したJINです。
英語学習にはいわゆる独学力が非常に重要です!
- 中長期を見据えない独学は必ず力尽きる
- 最初に飛ばしすぎるとやめてしまう可能性が高い
- じっくりと自問自答しながら楽しくやるのが一番
日本に居ながら英語を学ぶ方法は結構限られています。
- 対面の英会話スクールに通う
- 高校や大学、専門学校などに通う
- オンライン英会話を利用する
- 日本在住のネイティブの知り合いと英語で話す
- さまざまなツールを使って独学(ひとりで)で学ぶなど
今回の記事は、一番開始するハードルが低く誰にでもできる一方で、一番奥が深い英語の独学にスポットライトを当てて記事を書いていきます。
- 明日からすぐに自分で実践可能
- 独学の注意点を知って自分の学習に活かせる
- 独学でムダを省くことができる
独学力って何?
僕の定義では自分に合った方法で効率的に続けられる力かなあ…
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どんな状況であっても独学が必須である理由
最初に日本で英語を学ぶパターン例として5つ挙げましたが、独学以外の4つを選択して英語を学んだとしても、極論海外に留学したとしても独学だけは切り捨てることができません。
たとえば 留学+独学の場合
海外留学して英語力が伸びなかったという人の多くに共通しているのは
- 圧倒的なひとりでの学習不足(独学不足)
- せっかく海外にいるのにネイティブとの関わりを持たなかった
このほぼ2択です。
どちらかひとつではなかなかうまく上達しません
ネイティブと関わりを持ち交流しているだけでも大幅に英語力が伸びそうな感じもします。
しかし、ネイティブと交流する上で間違えてしまったことや、ネイティブから新しく学んだ英語表現などを一度ひとりになってゆっくり頭を整理して覚えなければ「大幅に英語力を上達させる」ことはできないのです。
留学している時も独学すべきなんだね
そう、留学してるから自習はいいやと思う人が多いけど、逆にもったいないと思うんだ
初心者のうちは絶対にハイペースは禁物
独学で英語をやるうえでまず重要なのは最初に飛ばし過ぎないことです。
英語学習は終わりのないマラソンのようなもの
「今日から英語を勉強するぞ!」
そう思い立った時のモチベーションは計り知れないほど高いはずです。
誰もが大きな目標やビジョンを持って英語を勉強する、という大きな一歩を踏み出した訳で、独学をはじめる最初からモチベーションが低い人はなかなかいないでしょう。
でも英語学習は終わりのない長い旅
大人の非ネイティブにとって「日本語と同じレベルになる」ことはあり得ないですし、そもそも「語学が完璧ってなんだ?」考えても答えが出ない疑問すら浮かびます。
筆者も17歳から英語に興味を持って独学で勉強しはじめてイギリスの大学に入ることができ、卒業して英検1級も一発で取得しましたが、自分の英語が完璧だと思ったことは無いですし、これからもそうなることはないと言い切れます。
英語学習は青天井でありマラソンのようなもの
もっというなら、正解がなくいつ終わるのかわからない人生のようなものとも言えます。
じゃあJINさんはまだ自分の英語力に満足してないの?
ある程度は満足してる、でもネイティブと比べるなんてことはできないよ、だから終わりが無いと思うんだ
最初からダッシュしてしまうと強制棄権の確率が上がる
マラソンという例えをしましたので、ここではマラソンの例えを続けましょう。
先述したように独学を思い立って行動に移したその日のモチベーションはとてつもなく高いはずです。
アドレナリンが湧き出て来てダッシュをしたくなるはず。
初日から3時間、4時間、その日が休日などで時間がある方ならそれ以上…でも、初日はやる気にみなぎっているのでそんなことおかまいなしに出来てしまいます
ただそれは危険です。
相当な体力と気力が無い限りは途中で必ず失速します、そして失速をし続けると必ず限界がきて倒れてしまいます。
つまり、独学での英語学習を諦めたり嫌になってしまいます。
英語学習で絶対やっちゃダメなのは「諦める」ということ
たしかに英語ができるようになる唯一の方法は「続けること」って常に言ってるもんね
最初は少しずつでいい
やる気にみなぎる気持ちを少し抑えつつまず少しずつ1ヶ月間でも継続して毎日、もしくは決めた日にやっていくことからはじめた方が長期的に見た時に必ず実を結びます。
最初はそんなルーティーン作りがとても大切
「自分はやりたい時にやるからいいよ」
たしかに趣味程度で英語をやりたい分にはそれで十分ですが、本気で英語力を伸ばしたいであれば、ムリのないルーティーンを作って継続的に学習し続けることが近道となります。
まずは自分が楽しいと思える方法を見つける
そして次に重要なのは自分が楽しいと思える勉強法を見つけることです。
楽しくなかったら辞めてしまうに決まってる
独学をする場合、自主的にはじめられる方がほとんどでしょう。
- 学校に行かなければならない訳でもない
- 宿題を提出しなければならない訳でもない
- 高額な学費を支払っている訳でもない…
辞めようと思えばいつでも辞められる環境
「辞めるハードルがとても低い」独学で最初からつまらないことばかりをやっていたらどうでしょうか?
辞めてしまうに決まってます。
英語を独学で勉強するという行為の中に「楽しい」「嬉しい」「満足」そんなポジティブな感情が湧かなければ次第にやらなくなってやめてしまうのは当たり前のこと
だからこそ、少なくとも最初は自分が「楽しめる」ような方法も取り入れておくべきです。
楽しいことばかりをするという意味ではなく、勉強の中に楽しい要素を少しでもいいから入れていくということです。
たとえば私の場合、座学とともに「洋画」や「海外ドラマ」で英語に触れあう時間も設けていました
ちょっとした厳しさや国際交流が好きな人はオンライン英会話も非常にオススメです。
関連記事:リアル感が決め手!海外ドラマで英語を勉強する方法|映画よりおすすめ
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楽しさと勉強はどうやってバランスを取ればいいんですか?
基本は勉強の気持ちだよ、でも楽しめる方法を持っておくと気落ちした時の逃げ場ができていいんだ、辞めづらくなる
あなたの趣味はなんですか?
人間だれしも興味がある分野ってあると思うんです。
私は洋画や海外ドラマの例を出しましたが、映画とかドラマに興味が無い人だっているかもしれません。
どんな趣味でも英語学習なら結び付けられます!
- 料理→海外の英語レシピを翻訳しながら料理してみる
- スポーツ→海外のスポーツニュース記事を読んだり、スポーツの試合を英語で観る
- アニメ→英語字幕付きでアニメを鑑賞する
- 読書→洋書に挑戦(今までに読んだ好きな本を洋書版で読んでみる)
- カメラ、写真→SNSやウェブサイトで海外の有名フォトグラファーの記事や投稿を読んでみる
- アクセサリー作り、クラフト→英語のYouTubeハウツー動画を見てみる
- 筋トレ→海外の筋トレ動画を見てみるなど
英語なんてただの言語なので、なんでも結びつけることができます。
英語を絡めて自分が少しでも楽しめるようなアクティビティを探してみましょう
じゃあ私は英語の料理動画でも見てみよっと!
経験者の話は聞く、でもすべて信じてはいけない
そして最後に絶対に知っておいてほしいのは「経験者の話は聞く、でもすべて信じてはいけない」ということです。
ググるのは第一歩だけどそこがゴールじゃない
インターネットが普及した今の時代、さまざまな情報が毎日生まれて飛び交っています。
私が運営しているこのサイトだって数ある英語学習サイトのひとつであり、主に自分の成功と失敗の経験、思ったことを基に発信しています。
英語を独学ではじめる際、必ず誰しもが何をしていいのか分からずググったり人に聞いたりしますよね?
教材だってそうです「聞き流すだけで…」なんていう夢物語を主張する教材もあれば、緻密に正統派にアプローチしていく教材もある
どんな著名な人が発信していても、どんなに権威のある人が発信していても、どんな甘い言葉を使った教材でも100%真に受けてはいけません。
ただ、最初は右も左もわからないと思うので、いろいろな方法を完全コピーしていろいろ試してみることが第一歩です。
でも自分にはあまり合ってないと思ったらすぐやめた方がいい
それは教材の著者や英語勉強法を発信する側が適当にやっているからという訳ではありません。
ほとんどの発信者は100%自分が役に立った(役に立つと思う)情報を発信しています。
しかしどれだけその人が成功していようと、どれだけ凄い理論を持っていたとしても、その人はあなたの特徴を知っている訳ではありませんし、例えそれが有名であっても合わない可能性は十分にあるのです。
独学の究極完全体は自分で考えたオリジナル
独学で英語を学ぶ上で最終的に目指したいのは、いろいろな人の勉強法や学習法を取り入れてみた上で、自分の中で分別して自分に合った自分だけのオリジナルを作ることです。
イチローさんがかつて稲葉さんとのインタビューでこんなことをおっしゃっていました
稲葉さん「最近は情報量と知識が多いので、最短距離で目標(理想のバッティング)まで到達できる可能性が増えた」
イチローさん「ムリだと思います、まったくミスせずに目的地に到達する事はできない、例えまったくミスなしでそこに辿り着いたとしてもそこに深みは無いですよね。ムダな事って結局ムダじゃない、遠回りする事が一番の近道」
いろいろ自分で試行錯誤して失敗を重ねて遠回りした方が結果的に高い山に登れる、そんなようなことをイチローさんはおっしゃていました。
もうひとり野球選手のダルビッシュさんはこうおっしゃっています。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2010年6月11日
与えられた練習は大事だけど、自分でしっかり考えてやらなければそこから利益を得ることは出来ない可能性だってあるということですね。
独学英語の話に戻ると、ほかの人や先駆者が考えた勉強法などは大いに聞いて実践してみるべきです。
しかし、100%真に受けて何も考えずにその勉強法をロボットのようにしているだけでは意味がない
いろいろな方法を試して実践した上で自分の中でしっかりと
- 「これは自分に合っているだろうか」
- 「この方法を続ければ伸びるだろうか」
そんなことを自問自答しながら、もし「合わない」という結論に達するのであれば、一旦その方法は止めてみて他の方法を試してみましょう。
自分に合わない教材や勉強法からも学ぶこともあります。
自分による自分の為の自分が編み出す勉強法の重要性
先駆者の考える勉強法をしっかりといろいろ見比べて実践した後にするべきなのは自分オリジナルの作成です。
いろいろな人の理論を組み合わせてみてもいいでしょう、少し自分流にアレンジして変えてみるのもいいでしょう、そこが独学で最終的に目指す場所のはずです。
「自分による自分の為の自分が編み出す勉強法」
この段階まで行くようになれば、もう独学は半分成功しているようなものです、そこからは常に自分の為に勉強法を調整、改造していけば英語力もおのずと上がっていきます
自分なりに考えて最適化していくことが大事なんだね!
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