子どもの頃から本当にスポーツばかり好きだったJINです。
結論、メジャースポーツの多くがイギリスで生まれています!
イギリスに5年住んだ筆者がイギリス発祥の人気スポーツを徹底解説!
イギリス国内で人気のスポーツや有名なイギリスで開催されるスポーツイベントなどを網羅してお伝えします。
イギリスやスポーツに興味がある方に、とくに読んでほしい内容です。
正直今はそれほど時間がないのでプロ野球とサッカー、ボクシングくらいしか追っていませんが、小学校の頃はありとあらゆるスポーツの情報を追って、大相撲の幕下番付や大好きな中日ドラゴンズの全選手と背番号、出身校をすべて記憶していたくらいです。
中日新聞はスポーツ面のみ隅から隅まで毎日しっかりと読み込んでいました
そんな大のスポーツファンの私ですが、イギリスに住んでみると多くの人気スポーツがイギリス発祥であることに気づいたのです。
今回はイギリスで人気のスポーツ、イギリス発祥スポーツ、各スポーツの名プレイヤーをまとめて紹介していきます。
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- イギリス発祥の人気スポーツがわかる
- 各スポーツの歴史を少し垣間見ることができる
- 意外なスポーツにも出くわすかも?
たとえば どんなスポーツ?
サッカーもラグビーもゴルフもすべてイギリス発祥だね
イギリスで人気のスポーツは何?【イギリス発祥のスポーツも網羅】
それではイギリス発祥のスポーツを見ていきましょう!
サッカー/フットボール(Football)
- 歴史:19世紀中期
- 起源:イングランド
- 有名なイギリス人選手:デイビッド・ベッカム、ウェイン・ルーニー、スティーブン・ジェラード、ギャリー・リネカー、ボビー・ムーアなど
サッカーに関しては古代中国の蹴鞠が起源であるといったように諸説ありますが、現代フットボールの起源はイングランドで間違いないでしょう。
今では超巨大な世界的スポーツビジネスに発展し、とくにプレミアリーグのお金の動きはすごいですよね。
イギリス英語でサッカーは「フットボール」となり、アメリカではフットボールというと「アメリカンフットボール」になってしまうので、サッカーという風に読んでいます。
イギリスの人にサッカーと言ってしまうと速攻で訂正が入ります。
イギリスの中でもやはりイングランドがもっともサッカー熱が強く、逆にイングランド以外のイギリス内の国では、サッカー以外のスポーツの方は人気である場合もあります
ラグビー(Rugby)
- 歴史:19世紀中期
- 起源:イングランド
- 有名なイギリス人選手:ジェイソン・レナード、ブライアン・ムーア、フィル・ヴィッケリー、ビル・バーモント、マーティン・ジョンソンなど
「ラグビー」という名前の学校でフットボールの試合をしていたところ、ボールを抱えたままゴールに向かって突っ走ったやつがいた、というのが起源というおもしろいスポーツ(諸説ありますが)
チームスポーツでは恐らくイギリスでサッカーについで2番目に人気が高く、ラグビー派、フットボール派に分かれます。
イギリスの中でもウェールズとスコットランドでは、イングランドよりもラグビー熱がかなり高いと言えます。
フットボールは歴史的に労働者階級のスポーツですが、逆にラグビーは中流、上流階級に好まれてきたスポーツで、激しいイメージとは裏腹に少々お金持ちの私立学校に通う子がやりがちなスポーツです。
テニス(Tennis)
- 歴史:19世紀後期
- 起源:イングランド
- 有名なイギリス人選手:アンディ・マリー、フレッド・ペリー、ヴァージニア・ウェイド、アンジェラ・モーティマー、クリスティーン・トゥルーマンなど
テニスはネットでボールを打ち合うという性質上、古代エジプトで似たような競技をしていた、フランスで似たような競技が行われていた、といった説もあります。
しかし、現代テニスは1859年から1865年の間にイングランドのバーミンガムでプレイされたと言われており、テニスの4大大会のひとつあるウィンブルドン選手権は1877年から続いています。
イギリスでは少々お金持ちの人がプレイしているイメージが強い競技です。
最近ではアンディ・マリー選手が有名ですが、彼はスコットランド人で、イングランド人の中には「勝った時はイギリス人、負けた時はスコットランド人だ」と冗談気味に辛辣なことをいう人もいます。
ゴルフ(Golf)
- 歴史:15世紀
- 起源:スコットランド
- 有名なイギリス人選手:ニック・ファルド、トニー・ジャックリン、ジョン・ヘンリー・タイラー、ヘンリー・コットン、リー・ウエストウッドなど
お決まりですがゴルフに関しても北欧、オランダ、中国の似た競技が起源なのではないかと言われることも。
初期のゴルフはモグラの穴を使って楽しんでいたと言われています。
ゴルフに関しては日本でも大人気のスポーツで、肌感覚でいうとゴルフ練習場、ゴルフショップの数はイギリスよりも日本の方が圧倒的に多い感じがあります。
ゴルフコースの数はというとアメリカが約18,000コースで第1位、ついで約2,700のイギリス、3位に約2,500コースで日本が入ってくるほど日本はゴルフ大国です。
日本でのゴルフの敷居は結構低いですが、イギリスのゴルフは日本よりも敷居が高く一般のプレー人数は結構少ないイメージのスポーツです。
クリケット(Cricket)
- 歴史:16世紀初期
- 起源:イングランド
- 有名なイギリス人選手:ジャック・ホブス、アラスター・クック、ワリー・ハモンド、ケン・バリントン、ケビン・ピーターソンなど
日本では聞きなれない超マイナースポーツですが、最近では元広島カープの木村昇吾選手や元横浜の山本武白志選手がクリケット転身を目指していることで、若干認知度が上がった気がします。
イングランド発祥で、野球と似ているようで全然違う、ルールがわかりづらいスポーツです。
イギリスの他にもかつて大英帝国の一部であったオーストラリア、インド、パキスタンなどでは非常に人気のスポーツです。
テレビで何度か観たことありますが、正直に言ってしまうと「よくわからないスケールの小さい野球みたいな競技」、イギリス人に「野球の劣化版みたい」と言ったら結構な勢いで怒られました。
カーリング(Curling)
- 歴史:15世紀
- 起源:スコットランド
- 有名なイギリス人選手:イヴ・ミュアヘッド、デイヴィッド・マードック、カレン・アディソンなど
その戦略的側面から「氷上のチェス」とも呼ばれるカーリングですが、発祥はカナダでも北欧でもなくスコットランドです。
イギリスの有名カーリング選手の多くはスコットランド人で、スコットランドでの人気が伺えます。
1998年からは正式に冬季オリンピックの種目となり、日本でも認知度が高い種目でしょう。
イギリスで行われる有名なスポーツイベント5選
最後にイギリスで開催されている有名なスポーツイベントを5つ紹介します。
プレミアリーグ/FAカップ/EFLカップ
プレミアリーグならシーズン中は毎週のように試合を行っており、2部リーグのチャンピオンシップもかなり熱いです。
FAカップやEFLカップの国内カップ戦の決勝は聖地ウェンブリースタジアムで行われています。
イングランドフットボールの熱気に包まれていて、非常に熱い試合を見ることができます。
全英オープン(The Open Championship)
出典:Nikon
世界ゴルフのメジャー選手権のひとつであり、毎年7月中旬に開催。
第1回は1860年に行われ、メジャー選手権の中でも一番歴史があって権威のある大会であると言われています。
セント・アンドルーズ・リンクスをはじめとする特定の複数コースの持ち回りで開催されています。
ウィンブルドン選手権(The Championships, Wimbledon)
知っている人も多いであろう世界の4大国際大会のひとつです(残りは全米、全仏、全豪)
毎年6月にウィンブルドンにある、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブで開催されます。
第1回大会は1877年に行われ、大きな歴史を持っています。
F1 イギリスGP(British Grand Prix)
1950年に世界グランプリが始まり、その第1戦目の会場に選ばれたのがこのイギリスグランプリです。
イギリスグランプリ自体は1926年に初開催しており、シルバーストーンサーキットで行われました。
現在のところドライバー最多勝を保持しているのは地元ドライバーのルイス・ハミルトンです。
シルバーストーンに行ってみたい人も多いのではないでしょうか?
グランドナショナル(Grand National)
グランドナショナルは毎年4月にリバプール郊外のエイントリー競馬場で開催される大会です。
1839年から続き、かなり歴史ある大会と言えるでしょう。
賞金は障害競走としては世界最高クラスと言われています。
過去には日本の競走馬であるフジノオーが1966年にグランドナショナルに参加したことがありますが、現在のところこれが唯一の例となっています。
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