偏差値40台の高校卒業後、イギリスの大学に進学し卒業したJINです。
結論から言うと、イギリス英語で「ナス」はAubergineです!
- イギリス英語で「ナス」はAubergine
- フランス語由来なのが理由
- 他にもイギリス英語にはフランス語由来の単語がある!
「ナスはEggplantと習ったけど・・・」
そうなんです、私もイギリスに住み始めたときは疑問に思っていました。
イギリス人がナスのことを「Eggplant」と言うことは絶対にありません。
なぜならイギリス英語でナスは独占的に「Aubergine」だから
理由はシンプルで、地理的に隣のフランス語が英語になった単語だからです。
ちなみに、イギリス英語は思った以上にフランス語が入り交じっています。
今回の記事では、イギリス英語の「ナス」について歴史的背景を含めて解説します
- イギリス英語で「ナス」と言えるようになる
- なぜアメリカ英語と単語が違うのかわかる
- 一体なぜAubergineがEggplantになったのか理解できる
えー、じゃあイギリスのスーパーでは「Eggplant」として売られていないの?
もちろん!イギリス人にとってはAubergineが唯一無二の単語だからね!
ナスはイギリス英語でどの単語を使う?
アメリカ英語とイギリス英語では、同じものを指していても違う単語・フレーズを使うことがあることはよく知られていますが、実は「ナス」も違う単語が使われています。
なぜ使われる単語が違うのか、どこから来た言葉なのか気になりますよね。
ここからはアメリカ、イギリス、オーストラリアでナスが何と呼ばれているのか、そしてそれぞれの単語の由来も紹介します!
イギリス英語でナスはAubergine
ナスはイギリス英語では「Aubergine(複数形Aubergines)」と呼ばれています。
現代の日本では基本的にアメリカ英語が教えられているので、イギリス英語のAubergineという単語を聞いたことがない方のほうが多いかもしれません。
イギリス人がこの単語を作り出したのかと言えばそうではなく、ナスはフランス語で「Aubergine」と呼ばれており、フランスからイギリスに輸入されてきた単語
元をたどると、アラビア語の「al-badhinjan」やペルシャ語の「badingan」という単語が語源だと言われています。
イギリスでフランス語の単語が取り入れられた理由は地理的理由が大きいと言われており、日本語と中国語、韓国語に似ている点が多いことを考えると、地理的に近いと言語もより似たものになる傾向は感覚的にも分かるかと思います。
発音は無理やりカタカナにするなら「オーベ(バ・ビ)ジーン(ə́ubəʒìːn)」です。
アメリカ英語ではEggplant
ナスはアメリカ英語で「Eggplant」と呼ばれています。
単語の響きからしても、こちらはフランス語由来ではありません。
ナスがアメリカ英語でEggplantと呼ばれている理由は、昔アメリカ大陸にあった種類のナスのほとんどが「白く、卵のような形をしたものだった」からというのが通説
ちなみに白ナスはシンプルに「White eggplant」
つまり、見た目が卵のような植物…Egg(卵)+Plant(植物)という風に呼ばれはじめたわけです。
フランス語があまりアメリカ英語に輸入されなかった理由としては、アメリカ大陸に移住してきたフランス人の人口が他の国からの人口と比べて少なかったからと言われています。
オーストラリアでは何を使う?
いろいろな側面でイギリス英語に似ていることが多いオーストラリア英語ですが、ナスはアメリカ英語と同じで「Eggplant」と呼ばれています。
オーストラリアでもEggplantと呼ばれている理由ははっきりとは分かっていません。
それぞれの国で使われている単語はどこの国の人が広めたのかによることが多いので、アメリカ大陸の人がナスというものをオーストラリア大陸で広めたという可能性も推測できる
もしくは、アメリカでEggplantと呼ばれているのと同じ理由で、オーストラリア大陸で広まったナスの種類が白く、卵のような形をしたものだった可能性もあります。
フランス語がそのまま使われている英語例
ナス(イギリス英語)「Aubergine」の起源がフランス語であるように、フランス語から借りてきた英単語はたくさんあります。
以下に英語・フランス語両方で現在使われている単語を少しまとめてみました。
フランス語源の英語 | 和訳 |
ambulance | 救急車 |
ballet | バレエ |
biscuit | ビスケット |
camouflage | カモフラージュ |
coupon | クーポン |
courier | 配達人 |
crayon | クレヨン |
denim | デニム |
dentist | 歯医者 |
entrepreneur | 起業家 |
etiquette | エチケット |
gourmet | グルメ、美食家 |
margarine | マーガリン |
menu | メニュー |
nomad | 遊牧民(日本語ではノマドとも) |
こう見てみると、日本語も英語・フランス語の単語を多く借りてきているのが分かるのがおもしろいです。
欧州では料理の中心地だったフランスから多くの食に関する単語が入ってきているのも興味深い
イギリス英語とアメリカ英語で名前が違う野菜7選
イギリスとアメリカで違う呼び方をする野菜は他にもあります。
ここからは、Aubergine以外で7つ簡単にご紹介します。
ズッキーニ
日本では「ズッキーニ」として定着している野菜ですが、イギリス英語ではズッキーニとは言いません。
イギリスでの呼び名は「Courgette(コージェット)」、スペルからもフランス語由来であることがわかります。
フランス語で瓢箪を意味する「courge」に由来している一方、アメリカ名は瓜のイタリア語名「zucca」に由来
ルタバガ/スウェーデンカブ
キャベツとカブの中間のような野菜で、日本ではあまりなじみがありませんが、イギリスではローストディナーの野菜としてよく登場します。
イギリス英語ではSwade(スウェード)アメリカ英語ではRutabaga(ルタバガ)と呼びます。
アメリカでの呼び名は、スウェーデンの古い言葉「rotabagge」(根っこのラム)に由来
ルッコラ
日本ではピザのトッピングとして乗っていることが多いでしょうか?
イギリスではサラダによく入れるピリッとする野菜として知られますが、ルッコラとは言いません。
イギリス英語ではRocket(ロケット)、アメリカ英語ではArugula(アルグーラ)
イギリス版のRocketはフランス語の「roquette」を語源とし、Arugulaはイタリア語の「arucula」が語源となっています。
ロメインレタス
日本のスーパーでもよく見るロメインレタスは、アメリカ英語での言い方です。
イギリス英語での呼び方は「Cos lettuce(コスレタス)」
イギリス英語は、最初に生産されたとされるギリシャのコス島に由来し、ロメインはフランス語の「Roman」に由来
ここにきてアメリカがフランス語源をとるという・・・法則はありません!
コリアンダー
好き嫌いが激しく分かれるコリアンダー、この呼び方はイギリス英語での呼び名です。
アメリカ英語では「cilantro(シラントロ)」
しかし、コリアンダーに関しては非常にややこしいのも特徴です。
アメリカでは茎と葉はCilantro、種はCorianderである一方、イギリスでは種子、茎、葉すべてCorianderという
ちなみにCilantroはスペイン語の 「Cilantro」に由来しています。
さすがアメリカは「移民の国」と言われるように、あらゆる言語が入り交じっているのが垣間見えますよね!
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