英語教育に力を入れている私立小学校には、英語の授業を充実させている学校や、算数・音楽などを英語で学ぶコースを設けている学校などさまざまあります。
文部科学省によると、小学校は2020年度より3・4年生から「外国語活動」、5・6年生からは「教科」として外国語教育がスタートしたと報告されています。
学校を選ぶ際は、英語を使って何を学ぶのか、子どもの習熟度に合う指導を受けられるかに注目すると、授業の違いが見えてきます。
この記事では、英語教育に力を入れている私立小学校を紹介し、指導、費用、通学時間も含めた選び方を解説します。
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英語教育に力を入れている私立小学校2選
私立小学校といっても学校によってカリキュラムや特色が異なります。
ここでは、英語教育に力を入れている私立小学校について紹介します。
新渡戸文化小学校

東京都中野区にある新渡戸文化小学校は、自分と周りの人の幸せのために考え、行動できる「Happiness Creator」の育成を目指す私立小学校です。
自ら観察し、考えて行動する学習者を育てるため、プロジェクト型の学びと対話を大切にしているのが特徴です。
学校方針では「文化多様性・国際理解」を教育の重要テーマに据え、異なる背景を持つ人とも交流できる心と力を育てることを掲げています。
英語は1年生から専科教員が担当し、担任や学年担当の教員も授業を支えます。
授業紹介では、ゲームや絵本を通じて英語に親しむ活動や、世界の給食を題材に会話する活動を紹介しています。
また併設されているアフタースクールでは、20種類以上のプログラム(習い事)と豊富なスペースを活かした遊び・工作・学習・読書などの多様な過ごし方が選べます。
レギュラープログラムにある英語には英語4技能を学ぶ自立型学習「Lepton」と、本・歌・ゲームを使う「アクティビティ」を選べます。
授業と放課後の両方で英語を学ぶ機会があり、語学力だけでなく、相手の話を聴き、自分の思いを伝える経験も大切にする学校です。
楽しみながら英語力を身につけさせたい親御さんはぜひチェックしてみてください。
| 学校名 | 新渡戸文化小学校 |
| 連絡先 | 0333810124 |
| 所在地 | 〒164-0012 東京都中野区本町6丁目38-1 |
| 公式サイト | https://www.el.nitobebunka.ac.jp/ |
淑徳小学校

淑徳小学校は、東京都板橋区にある、英語によるコミュニケーションと基礎学力の育成に力を入れている私立小学校です。
英語の授業では、ネイティブ教員を中心に英語の音に親しみながら、自分から相手に伝えようとする気持ちを育てることを目標にしています。
「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく伸ばし、英語で表現するための基礎を養うことを重視したカリキュラムが特徴的です。
卒業までに全員が英検4級を取得することを目標に掲げ、日々の学習を具体的な目標につなげています。
また授業以外にも、英語を学ぶ時間を学校生活に取り入れています。
給食後の「なでしこタイム」では、漢字や計算の練習とともに英語の学習にも取り組み、基礎の定着を図ります。
さらに、放課後クラブ「淑徳アルファ」には、英語への関心や学年に応じた学びが用意されています。
1~3年生向けの「αイングリッシュ」では、野菜が水に浮くかを調べる実験など、英語を使って他教科の内容に取り組む活動を実施しています。
4~6年生向けの「イングリッシュ・コース」では、オンライン英会話や読み書きの学習に加え、英語入試の面接対策にも対応しています。
英検準2級以上の合格や中学入試の英語選択入試での合格を目指し、さらに英語を伸ばしたい児童の意欲に応えています。
| 学校名 | 淑徳小学校 |
| 連絡先 | 0353928866 |
| 所在地 | 〒174-8588 東京都板橋区前野町5丁目3-7 |
| 公式サイト | https://www.es.shukutoku.ac.jp/ |
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英語教育に力を入れている私立小学校の特徴
英語教育に特色のある学校では、開始学年だけでなく、英語を使う場面や教員の関わり方に違いがあります。
学校案内を読むときは、次の取り組みを手掛かりに授業を比べましょう。
| 英語教育の取り組みと確認項目 | |
|---|---|
| 低学年からの英語 | 音・歌・動作・身近な話題など。高学年の読み書きへどうつながるかを確認 |
| 英語による教科学習 | 制作、実験、算数など。対象教科と理解できないときの支援を確認 |
| 少人数・習熟度別指導 | 授業人数、分け方、クラス見直しの時期を確認 |
| 学校生活・交流 | 日常の会話、発表、国内外の交流。全員対象か希望制かを確認 |
低学年から英語に触れる機会がある
低学年から英語を学ぶ学校では、身近な題材や活動を通して、音や簡単な表現に触れる学習が行われています。
例えば森村学園初等部は1年生から英語を学び、昭和小学校の探究コースも1年生から英語教育を充実させています。
選ぶ際には、始める時期に加え、学年が上がるとどのような学習が増えるかが重要です。
低学年で聞き慣れた言葉を読み書きに使ったり、短い返答から自分の考えの発表へ進んだりする、6年間の流れを知ることが大切です。
英語の授業に加えて英語で教科を学ぶ取り組みがある
英語の単語や表現を学ぶ授業と、英語を使って教科内容を学ぶ授業では、児童が取り組む課題が異なります。
英語で作品を紹介したり、実験結果を伝えたりする授業では、英語が活動を進めるための言葉として使われます。
英語などを授業言語にして教科を学ぶ方式は、イマージョン教育と呼ばれます。

ただし、一部の活動で英語を使う学校から、複数教科を継続的に英語で教えるコースまで、内容はさまざまです。
「英語で学ぶ」という説明を見たら、対象教科と、日本語を使う場面まで確かめましょう。
専科教員や習熟度別指導で学習を支える
英語を専門に教える専科教員や、複数教員による授業は、学校を比較する際の大切な情報です。
教員の人数だけでなく、誰が説明し、誰が困っている児童を支えるのかも見ておくとミスマッチを避けやすくなります
また、クラスを少人数にする授業と、英語力に応じて課題を変える習熟度別授業は仕組みが異なります。
経験のある子には読み書きや発表の発展課題があるか、初めて学ぶ子には音や意味を理解する支援があるかを確認すると、子どもに合う学び方を判断しやすくなります。
学校生活や国際交流で英語を使う機会をつくる
授業で覚えた表現は、相手とやりとりする機会があると使い道を実感できます。
日常の挨拶、作品の紹介、学校を訪れる児童との交流など、海外に行かずに英語を使う場面もあります。
海外研修を重視する家庭は、行き先だけでなく、現地で何をするのか、事前・事後の学習があるかも見てみましょう。
- 日常の挨拶や作品紹介を通して、授業で覚えた英語を実際に使える
- 相手に伝わる喜びを感じ、英語を学ぶ意欲につながる
- 海外に行かなくても、学校での交流を通して英語でやりとりする経験を積める
- 海外研修の事前学習で学んだ表現を現地で試し、帰国後の振り返りで理解を深められる
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英語教育を重視する私立小学校の選び方
学校の英語教育を比較するときは、家庭で育てたい力を決めてから、授業・支援・進路を確認すると候補を絞りやすくなります。

「英語を好きになってほしい」と「英語で教科を学んでほしい」では、重視する授業が変わります。
英語を通じてどのような力を育てたいかを決める
まずは、英語を学ぶ目的を家庭で具体的にしてみましょう。
「外国の人と話すことを楽しんでほしい」「自分の考えを文章にしてほしい」など、子どもの成長を思い描くと、見たい授業が決まります。
幼児英語を続けてきた子なら、今できることより少し先の課題があるかも大切です。
初めて英語を学ぶ子は、理解できた喜びを重ねられる授業かに注目してください。
目標の難しさを競うより、子どもが参加し続けられる学びを探しましょう。
現在の英語力に合うクラスと支援を確認する
現在の英語力は、検定級だけでなく、聞いて理解する、質問に答える、文字を読むなどの場面から整理できます。
家庭での様子を学校へ伝えれば、適したクラスや入学後の課題について具体的に相談できます。
習熟度別クラスがある場合は、入学時の決め方に加え、成長に応じてクラスを見直す仕組みも確認しましょう。
帰国生の場合は英語の維持だけでなく、日本語で教科を理解するための支援も大切です。
見学では、困ったときに質問できる相手がいるかも見てください。
- 日本語で教科を理解するための支援があるか
- 困ったときに質問できる相手がいるか
- 入学時の決め方
- 成長に応じてクラスを見直す仕組みが整っているか
国語・算数の指導と家庭学習の量を確認する
英語を多く使うコースでも、国語・算数をどのように学ぶかは学校選びの重要な条件です。
特に算数を英語で学ぶ場合は、問題の意味がわからないときに、言葉の理解と計算・思考の理解を教員がどう確かめるかを質問しましょう。
家庭学習については、宿題の種類と一日の所要時間、保護者が手伝う範囲を聞くと、入学後の生活を想像できます。
英語の勉強時間だけでなく、読書、遊び、休息の時間も確保できるか、平日の予定を書き出してみてください。
卒業時の目標と評価方法を確認する
卒業時の目標には、検定級、読み書き、発表、英語でのやりとりなどがあります。

学校が何を目指し、どのような課題で成長を見ているかを知ると、家庭の希望と照らし合わせやすくなります。
検定実績を見る際は、年度や受検人数、どの児童を集計した数値かを確かめてください。
一部の児童の高い取得級だけでは、学年全体の様子はわかりません。
児童の作文や発表も見せてもらい、入学後にどのような学びを積み重ねるかを把握しましょう。
中学校への進学と英語学習の継続を確認する
小学校で身につけた英語力を、その後の進学先でどう伸ばせるかも考えておきたい点です。
附属中学校がある場合は、内部進学の推薦条件や、英語コースに進む際の条件を確認しましょう。
外部の中学校を受験する家庭は、高学年の宿題量や受験指導、通塾に使える時間も調べると、無理のない予定を立てられます。
小学校受験の時点で進路を固定する必要はありませんが、将来の希望が変わったときに、どのような進み方ができるかを知っておくと役立ちます。
| 中学校への進学と英語学習の確認ポイント | |
|---|---|
| 内部進学を考えている | 附属中学校への推薦条件と、英語コースに進む際の条件を確認する |
| 外部の中学校を受験したい | 高学年の宿題量、受験指導、通学・通塾にかかる時間を確認する |
| 進学後も英語力を伸ばしたい | 小学校で学んだ内容を、進学先の英語授業やコースでどう伸ばせるかを確認する |
| 進路はまだ決まっていない | 将来の希望が変わった場合に備え、内部進学・外部受験の両方の条件を確認する |
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英語教育を重視した私立小学校を選ぶ際の注意点
入学後の生活を考えるには、授業内容に加えて、子どもへの支援、費用、通学、家庭での対応まで確かめる必要があります。

学校の魅力を感じたら、その環境で6年間無理なく学べるかも検討しましょう。
入学時の英語経験と授業の難しさを確認する
入学できる英語力の条件と、実際の授業に参加するための支援は、どちらも大切です。
英語が初めての子は、指示がわからないときの対応や、日本語で質問できる相手がいるかを聞いておきましょう。
また英語経験のある子は、会話が得意でも読み書きに慣れていない場合があります。
入学前に苦手な部分を伝え、課題の調整や補習について相談してください。
体験授業では、活動後に本人の感想を聞き、楽しさだけでなく困った場面にも目を向けると役立ちます。
学費だけでなく教材費や海外研修費も確認する
私立小学校の費用は、入学金と授業料のほかに、施設費、教材・端末費、給食費、制服代などがかかります。
海外研修のある学校は、費用を毎年積み立てるのか、参加時に支払うのかも確かめておきましょう。
例えばサレジアン国際学園小学校インターナショナルクラスの2027年度学費は、授業料120万円とその他学納金61万6,000円です。出典:サレジアン国際学園小学校・2027年度学費(確認:2026年10月)
この合計181万6,000円には、給食や校外活動、制服など、別途かかる費用があるため、初年度の全支出とは異なります。
学校ごとの費用資料は、記載年度と含まれる項目をそろえて比較してください。
| 費用の確認リスト | |
|---|---|
| 入学時 | 入学金、施設に関する納入金、制服、ランドセル、学用品。支払期限も確認 |
| 毎年 | 授業料、施設費、教材、端末、給食、保護者会費。月払い以外の納付予定も確認 |
| 通学・放課後 | 定期券、スクールバス、預かり、追加講座。利用する場合の料金を確認 |
| 研修・校外活動 | 積立の有無、必須・希望制、旅行費以外の追加負担を確認 |
| 任意の支出 | 寄付などの任意性を確認。必須費用の総額とは別に把握 |
通学時間と放課後の過ごし方を確認する
通学は、最寄り駅からの距離だけでなく、自宅を出て教室に着くまでの時間で考えると具体的です。
朝の混雑、乗り換え、スクールバスの待ち時間まで含め、入学後に利用する時間帯で経路を確かめましょう。
放課後講座が魅力的でも、参加すると帰宅や夕食が何時になるか、宿題や睡眠の時間を取れるかも大切です。
低学年のうちは送迎が必要か、長期休暇中の預かりがあるかなど、家庭の仕事や生活に合う条件も確認してください。
| 家庭の負担と学校の対応 | |
|---|---|
| 登下校 | 家庭:経路の練習・必要な送迎 学校に聞くこと:バス、遅延時の連絡、登下校の見守り |
| 宿題 | 家庭:取り組む時間と場所の確保 学校に聞くこと:目安時間、保護者の補助、提出方法 |
| 保護者への連絡 | 家庭:配布物や連絡アプリの確認 学校に聞くこと:使用言語、翻訳や日本語相談の対応 |
| 放課後・休暇 | 家庭:帰宅後の予定と休息の確保 学校に聞くこと:対象学年、終了時刻、休暇中の開室 |
私立小学校と公立小学校・インターナショナルスクールとの違い
英語を重視した学校選びでは、授業の特色に加え、学校が採用する教育課程や制度上の位置付けも確認することが大切です。
「国際」「インターナショナル」という名称だけでは、授業言語や進学条件までは判断できません。
| 学校種別を比較する際の確認項目 | |
|---|---|
| 公立小学校 | 学習指導要領と教育委員会・学校の教育課程を確認。地域独自の英語活動にも注目 |
| 私立小学校・国際コース | 学校の教育課程、対象コースの授業言語、卒業後の進学条件を確認 |
| インターナショナルスクール | 一条校に当たるか、採用するカリキュラム、就学・進学時の扱いを学校と自治体に確認 |
小学校では、3・4年生の外国語活動と、5・6年生の教科としての外国語が教育課程に位置付けられています。
標準の授業時数は、3・4年生の外国語活動が各学年年間35単位時間、5・6年生の外国語が各学年年間70単位時間です。
学校教育法第1条に定める小学校などは「一条校」と呼ばれます。
私立小学校の国際コースを検討する場合も、学校としての位置付けと、そのコースの教育課程を確かめましょう。
インターナショナルスクールという名称は、法令上の一つの学校区分を意味するものではありません。
文部科学省は、一条校として認められていない施設に日本国籍の子どもを通わせても、法令上の就学義務を履行した扱いにはならないと説明しています。
希望する学校の認可・教育課程と、卒業後の中学校への進学や編入の条件を、学校と自治体に確認してください。
出典:文部科学省・インターナショナルスクールと就学義務、小学校学習指導要領解説:文部科学省(確認:2026年10月)
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英語教育に力を入れている私立小学校に関するよくある質問
英語が話せなくても入学できますか?
英語未経験でも受験できる学校・出願区分はあります。
英語への興味関心を見るために試験の一部で英語を使う可能性はありますが、英語力の有無は合否に影響しない学校もmあります。
一方、英語での受け答えや読み書きを求めるコースもあるため、希望する入学年度・コースの募集要項を読む必要があります。
入試の条件とあわせて、入学後に英語を理解できないときの支援も確かめておきましょう。
説明会では、次のように質問すると、初めて英語を学ぶ子の学校生活を想像しやすくなります。
- 英語の指示がわからないとき、どのように説明してもらえますか?
- 日本語で質問できる教員はいますか?
- 英語経験に応じたクラス分けや補習はありますか?
- 入学までに家庭で取り組んでおくことはありますか?
体験授業に参加できる場合は、本人が楽しめた活動だけでなく、戸惑った場面も聞いてみてください。
私立小学校に通えば英会話教室は不要ですか?
学校の授業で必要な学習ができている場合は、英会話教室を追加せずに学びを続ける方法もあります。
まずは、学校で会話・読み書き・発表などをどの程度学べるのか、子どもが授業を理解できているかを確かめましょう。
例えば、授業中に英語を話す機会が十分にあり、家庭でも宿題や読書に取り組めているなら、追加の教室よりも今の学習を続けることを優先できます。
反対に、授業では理解できていても、自分から話すことに慣れていない場合は、少人数の英会話やオンライン英会話で練習する方法も考えられます。
追加するか迷ったときは、次のように子どもの様子から検討すると具体的です。
| 英会話教室を追加する前の確認ポイント | |
|---|---|
| 学校の授業を理解し、宿題にも取り組めている | 学校の学習を続け、家庭での読書や復習で伸ばせる内容を教員に相談する |
| 英語を理解しているが、自分から話す機会が少ない | 学校内の交流活動や放課後講座を確認し、不足する場合は会話を練習できる教室を検討する |
| 授業や宿題で困っている | 困っている内容を教員に伝え、学校の補習や家庭での復習方法を先に相談する |
| 通学や宿題で疲れが見られる | 新しい習い事を増やす前に、一週間の予定と休息・遊びの時間を見直す |
教室を利用する場合も、「会話の練習」「読み書きの補強」など目的を決め、学校の学習と無理なく続けられる内容を選びましょう。
卒業までにどのくらい英語ができるようになりますか?
卒業時の英語力は、学校・コースの授業内容に加え、入学前の経験や日々の取り組み方によって変わります。
学校が掲げる検定級や到達目標は、教育方針を知る手掛かりになります。
ただし、目標としている級と、実際に児童が取得した級は意味が異なるため、学校案内ではどちらを示しているかを確かめてください。
取得実績についても、学年全員の結果なのか、希望して受検した児童の結果なのかによって受け止め方が変わります。
一部の児童の高い取得級だけで判断せず、実績の年度・人数・集計対象を見ておきましょう。
また、検定級だけでは、授業中のやりとりや、自分の考えを伝える様子までは把握できません。
説明会では、次のような資料や活動例を見せてもらうと、6年間の学びを具体的に知ることができます。
- 低学年と高学年の作文・読書記録
- 英語で作品や調べたことを紹介する発表例
- 教員との会話や児童同士のやりとりの様子
- 課題への添削や、学習の振り返りの方法
家庭で伸ばしたい力が会話なのか、読み書きなのか、英語で教科を学ぶ力なのかを考え、その希望に合う授業があるかを見ておくとミスマッチを避けやすくなります。
英語教育と中学受験は両立できますか?
両立を考える際は、学校の英語教育に加えて、受験科目の指導と毎日の学習時間を確認する必要があります。
英語を学べる環境が整っていても、国語・算数などの受験対策を学校でどこまで行うかは、学校ごとに異なります。
学校の授業や宿題に取り組んだうえで、通塾や家庭での受験勉強に使える時間があるか、一日の予定を考えてみましょう。
特に高学年は、宿題、放課後講座、学校行事なども含めて確認すると、入学後の生活を想像しやすくなります。
| 英語教育と中学受験を両立するための確認項目 | |
|---|---|
| 受験科目の指導 | 国語・算数などの授業内容と、外部受験に向けた指導・相談への対応を確認する |
| 学校の宿題 | 高学年の宿題の種類と所要時間を聞き、受験勉強の時間を確保できるか考える |
| 通学・通塾 | 学校から塾までの移動、帰宅時刻、夕食・睡眠まで含めた予定を確認する |
| 内部進学 | 附属中学校への推薦条件と、外部受験をした場合の推薦の扱いを確認する |
| 英語学習の継続 | 受験準備の期間も続けられる、授業・読書・復習の方法を教員に相談する |
ただし、小学校受験の時点で進路を決め切る必要はありません。
将来、内部進学と外部受験のどちらを希望しても検討できるよう、学校の進路方針を知っておくと役立ちます。
保護者にも英語力は必要ですか?
保護者に求められる英語力は学校・コースによって異なり、英語が苦手でも連絡や相談をしやすい仕組みを設けている学校もあります。
例えばサレジアン国際学園小学校インターナショナルクラスの公式FAQでは、保護者は面接で日本語または英語を選べ、保護者の英語力は面接評価に関係しないと説明しています。
また、担任との日常連絡には自動翻訳ができる校務システムを使い、対面面談では翻訳ツールの利用も認めています。
学校を選ぶ際は、入試の面接だけでなく、入学後に家庭で必要になる対応まで確認しましょう。
- 配布物や連絡アプリは何語で案内されますか?
- 面談や保護者会では、日本語で質問できますか?
- 宿題は子どもが自分で取り組めるよう説明されますか?
- 保護者が内容を理解できない場合、誰に相談できますか?
保護者が英語を教える必要があるのか、学習時間の確保や提出物の確認が中心なのかでも、家庭の負担は変わります。
英語力への不安がある場合は、説明会や個別相談で具体的な場面を挙げて質問しておくと安心です。
英語教育に力を入れている私立小学校は授業内容と子どもとの相性で選ぼう
英語教育に力を入れている私立小学校を選ぶ際は、開始学年や授業時数に加え、子どもが何を学び、どのような支援を受けられるかが大事です。
今回紹介した学校にも、習熟度別の指導、教科を英語で学ぶコース、学校生活や放課後での英語学習など、それぞれの特色があります。
英語教育への希望と、学費・通学・家庭学習の条件が合う学校を2~3校に絞り、まずは公開授業で子どもとの相性を確かめましょう。
| 候補校を絞る最終チェック | |
|---|---|
| 学習目的 | 育てたい英語力と、学校の授業内容が合っている |
| 支援体制 | 現在の英語力に合う指導と、困ったときの相談先を確認した |
| 他教科・進路 | 国語・算数、家庭学習、内部進学・外部受験の条件を確認した |
| 費用 | 対象年度の学費、教材、通学、放課後、研修を含む支出を把握した |
| 生活 | 通学・宿題・休息を含む一日の予定を考えた |
| 出願・見学 | 最新の募集要項を読み、説明会で確認する質問を準備した |
学校名や英語の使用量だけで決めず、公式の教育案内と対象年度の募集要項を読み、見学で具体的な授業の進め方を確かめてください。
非公開: 英検は何歳から?子供でも受けられる?5級を受ける年齢の目安や幼児におすすめしない理由を解説





