「英検4級の時間配分はどうすればいい?」
そんな疑問をお持ちの方も多いですが、結論は過去問を解きながら自分なりの最適な時間を見つけるのが一番です。
とはいえ、一般論としての理想の時間配分はありますので解説します
試験に向けて勉強するタイプのテストを攻略するにおいて、「テストの構造・特徴を知っておく」というのは必須であると言えます。
とはいえ実は私もかつては「実力があればぶっつけ本番でも大丈夫」と思っていたタイプの人間でした。
本記事では英検4級の試験時間・配点・問題数といった基礎情報を紐解きながら、理想の時間配分を解説していきます。


5級よりシビアってどういうこと?

問題数は5級と比べるとかなり増えている!

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英検4級の試験内容・問題数・試験時間
まずは英検4級筆記試験の問題内容を見ていきましょう。
筆記試験の内訳
語彙問題 | 文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択 | 15問 |
会話問題 | 文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択 | 5問 |
並べ替え問題 | バラバラになった文章を正しく並び替える | 5問 |
長文内容読解 | メールなどの文章情報の全体を掴み問題に答える | 10問 |
合計35問を35分で解答するのが英検4級の筆記試験です。
シンプルに1問1分ペース。
ちなみにひとつ下の級である英検5級は25問、25分の筆記試験でしたので、1問当たりのペースは変わらないものの問題数と時間が増えています。
つまり、より効率的な時間配分や戦略を立てる必要があります。
語彙問題から並び替え問題までは英検5級と同じですが、英検4級から長文読解の問題が追加されている点もチェックですね!
英検4級からはリーディング要素も少し求められる
筆記試験における理想的な時間配分
まず覚えておいてほしい点は、各々の理想的な時間配分は能力や得意不得意によって異なるところ。
対策の時点でしっかりと時間を測った上で過去問を解きながら、自分にとって理想的な時間配分を見つけるのがもっとも合理的です。
ただし、一般的に言えば、以下のような時間配分が理想的です。
語彙問題 | 6分 |
会話問題 | 3分 |
並べ替え問題 | 8分 |
長文内容読解 | 15分 |
見直し | 3分 |
たとえば英検4級単語を高いレベルで覚えている方であれば、語彙問題はすぐに解けるので、より後ろの問題に時間を使うなどの調節ができます。
語彙問題と会話問題は知っているか知っていないかの問題なので、ここに時間を使いすぎるのだけはオススメしません。
4級筆記試験の勉強方法や解き方のコツは、以下の記事でご確認ください

リスニングテストの内訳
次は英検4級リスニング試験の問題内容を見ていきましょう。
リスニングテストは筆記試験よりも5分短い30分の構成。
英検5級よりも10分間長い設定で、問題数も5問増えています。
会話応答文と会話内容確認に関しては、英検5級と同じスタイルですが、最後の部分がイラスト問題から内容確認に変更
英語で聞いた情報を処理する能力が求められるようになりました。
英検5級の会話応対文問題では選択肢が3つしかなかったのですが、英検4級からは選択肢が4つに増えています。
あてずっぽうで当たる確率は5級よりも必然的に下がります
4級リスニングの勉強法や解き方のコツは以下の記事でまとめています。

英検4級は合計65分の65問
先ほどの内訳をつなぎ合わせるとこのようになります
語彙問題 | 文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択 | 15問 |
会話問題 | 文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択 | 5問 |
並べ替え問題 | バラバラになった文章を正しく並び替える | 5問 |
長文内容読解 | メールなどの文章情報の全体を掴み問題に答える | 10問 |
会話応答文 | 会話の最後の部分を4つの選択肢から探す | 10問 |
会話内容確認 | 聞いた会話情報と一致するものを選択 | 10問 |
文の内容確認 | 聞いた分の情報と一致するものを選択 | 10問 |
まず問題数と時間配分を理解した上で、解答プランを練っていくと必ず効果的に解けます。
そうすれば時間切れになる確率は減るので、英検4級合格に近づけるでしょう。
英検4級のオススメ勉強法は以下の記事で解説しました!

細かい配点は中の人しかわからない理由
実は、英検4級の問題数や試験時間はわかっても、各問題の配点は誰にもわかりません。
スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません。
※Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。
引用元:英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
全受験者の回答が出そろってから配点が決定されるため、開催テストごとに各問題の配点が変わるのです。
1問○○点というのは事前に決まっていない
逆に合格点は2016年以降、毎回固定されています。
英検4級の合格点と合格率ついては、個別の記事で詳しく解説していますので、以下からご覧ください。


じゃあ自己採点もできないの?

そのとおり、自己採点も過去問の採点も難しい
英検4級は中学2年生レベルという前提で考察する出題範囲
英検4級の難易度を解説した記事の通り、英検4級は公式に「中学中級程度」のテストというレベルに設定されています。
その前提をベースに、あらゆる側面から4級の範囲を考察していきます。
文部科学省が目指す中学時の取得単語数は1,600から1,800語
まずは中学卒業までに文部科学省が求める取得単語数を見てみると、2020年代から1,600語~1,800語と2010年代と比べると大幅に増加していることがわかります。
年代 | 求める英単語数 |
2010年代 | 1,200語 |
2020年代 | 1,600~1,800語 |
つまり年代によって中学2年生が覚える英単語量は異なり、学校における英語授業と英検4級との比較はかなり難しいです。
一応まず文部科学省のデータを抽出しておきました。
中学校でよく使われる教科書から紐解く出題範囲
皆さんは中学生の頃どの英語教科書を使っていましたでしょうか?私はよくある「ニューホライズン」を使っていました。
こちらがニューホライズン各書で覚えることができるとされる単語数です。
とくに覚えたい語 | 覚えたい語 | 合計 | 題材語 | 巻末資料編の補充語彙 | |
---|---|---|---|---|---|
1年 | 407 | 137 | 544 | 39 | 248語句 |
2年 | 147 | 255 | 402 | 46 | 241語句 |
3年 | 46 | 267 | 313 | 48 | 289語句 |
合計 | 600 | 659 | 1259 | 133 | 778語句 |
計算がやや複雑ですが、「とくに覚えたい単語」と「覚えたい単語」を足すと大体1000語弱ということがわかります。
中学2年生で習うとされている主な英文法の例は以下の通りです。
過去時制 | 一般動詞の過去 Be動詞の過去 過去形の疑問文と否定文 過去進行形 |
助動詞 | 異なる基礎助動詞 助動詞の否定文と疑問文 |
未来時制 | Be going to~ |
代名詞 | 不定代名詞など |
不定詞 | to 動詞の原形など |
比較文 | More than~など |
当然のことながら、上記に加えて中1の内容も入ってきます。
アルファベット | 全アルファベット |
名詞 | 単数形、複数形など基礎名詞 |
冠詞 | AやThe |
Be動詞/動詞 | is, am, areなど/基礎動詞 |
形容詞 | Nice, Happyなど基礎形容詞 |
代名詞 | He, Sheなど |
副詞 | Often, Veryなど基礎副詞 |
前置詞 | In, On, Atなど |
接続詞 | But, Andなど基礎接続詞 |
否定形/疑問形 | I don’t~/Do you~?など基礎 |
現在進行形 | ~ing形の基礎 |
命令文 | 基礎理解 |
つまり、5級よりもより複雑な文法理解が求められます。
5級のレベル、4級の難易度については以下の各記事で紹介しました。


英検4級の英単語帳から考察する出題範囲
私の経験上、英検を受ける時は「でる順パス単シリーズ」を覚えてしまえばその級に必要な単語は網羅できていると考えています。
これは4級でも1級でも同じです。
書籍名 | 英検4級 でる順パス単![]() | 小学生のための英検4級 合格単語700![]() | 英検4級 英単語 730 英検ランク順![]() |
掲載語句 | 700語 | 700語 | 730語 |
5級版の掲載語句 | 600語 | 600語 | 650語 |
合計 | 1,300語 | 1,300語 | 1,380語 |
「1,300語以上も!?」と思われるかもしれませんが、4級の単語帳には5級単語も被っている場合があるのであくまで目安です。
また、単語帳を丸々覚えなければ合格できないわけでもありません。
4級に合格するなら、最低でも600~800語以上は理解しておきたいところ
単語帳を含めた英検4級のオススメ問題集・参考書は以下の記事でまとめています。

以上を踏まえたうえで英検4級の試験範囲の考察まとめ
最後にここまで紹介した既存データを基に英検4級の範囲についての考察をまとめます。
- 基本的な考えとしては中学2年生が習う英語の範囲に近い
- 英文法知識も中2で習うものと考えていい
- 一般的な中2の教科書では1,000単語掲載
- 英検4級向け単語帳はほぼ800語句掲載
- 単語範囲としてはおよそ900単語レベル前後
冒頭でもお話ししたように、英検公式が範囲を公開しているわけではありません。
今回はデータと講師経験を基にした考察にすぎないという点は気にとめておいてください。
パス単を使ってもっと専門的に英語力を上げたい人にオススメ
- 「おうちで勉強できる気がしない・・・」
- 「単語帳だけでは何をしたらいいかわからない・・・」
- 「結局なあなあで終わってしまいそう・・・」
そう思う方も多いはずです。
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「ではどうすればいいの?」
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英検4級レベルでオンライン英会話を選ぶ際に気をつける点など、さらに詳しいランキングは以下の記事でご確認ください。

英検4級の試験内容・時間に関連するよくある質問
最後に、英検4級の試験時間や問題数に疑問を持っている方が抱かれがちのよくある質問をまとめて解答します。
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